西尾市の鉄道利用率

きのう2017年12月むいかは西尾線西尾市内の桜町前と福地にいってきたとこだけど、きょうはほの西尾市の鉄道利用率についてみてみる。鉄道利用率ってのはききなれんことばだっておもうけど、ある区域にある鉄道駅の乗降客数の合計をほの区域の人口でわったもんだ。鉄道駅の利用については乗降客数のほかに乗車人数ってのもあるけど、筆者のなかで一般的である乗降客数に統一した。おもに私鉄が乗降客数をつかっとって、JRが乗車人数をつかっとるだけど、乗車人数であらわされとるもんについてはほの倍数を乗降客数とした。まあ、乗降客数ってことで、ひとりのひとがあさのってゆうがたおりると2人になるわけで、ほの区域のひと全員がこのようだと鉄道利用率は200パーセントになる。

鉄道利用率

さて、西尾市の鉄道利用率だ。えきは西尾線の米津(よねづ)、桜町前(さくらまちまえ)、西尾口(にしおぐち)、西尾(にしお)、福地(ふくち)、上横須賀(かみよこすか)、吉良吉田(きらよしだ)に、蒲郡線三河鳥羽(みかわとば)、西幡豆(にしはず)、東幡豆(ひがしはず)、こどもの国(こどものくに)のあわせて11駅。当然ながら市の代表駅、西尾の9,836人が最多で、いちばん末端のこどもの国の158人が最少になるだけど、11駅の合計は22,186人。これを人口の169,352人でわって、鉄道利用率は13.1パーセントとなる。

西尾市の鉄道利用率 736-415
(西尾市の鉄道利用率)

となりの市との比較

となりの市はあんじょうしだ。蒲郡線を上流として、西尾線下流部にあるあんじょうしを比較の対象とした。鉄道利用率において、あんじょうしが39.1パーセントあるのにたいして、西尾市は13.1パーセントと3分の1でしかない。筆者もあんじょうしにすんどって、鉄道利用がすくないな~ってつねづねなげいとるだけど、西尾市はほの3分の1しかないってことで、いかにクルマにたよった生活になっとるかがみてとれる。

えきごとの乗降客数

最多が西尾の9,836人ってのはあたりまえなだけど、1万人にみたんのはさびしい。あんじょうしでは、名鉄のしんあんじょうが2万1千人、東海道線のあんじょうが2万2千人をかぞえる。

2位は桜町前の3,164人。わが母校でもある西尾高校の生徒の利用がおおいっておもうだけど、1993年にふつう停車駅から急行停車駅にかくあげされたことがおおきい。えきのまわりもしっかり市街地だ。桜町前と対照的におちぶれたのがきたどなりの米津で、急行停車駅なのに1,820人しかない。

3位は吉良吉田の2,808人。蒲郡線のりかえかいさつもある、かなめのえきなだけど、これもさびしい数字だ。しんあんじょうから吉良吉田までが西尾線になるだけど、1時間に2本のふつうは西尾どまりで、西尾-吉良吉田間は1時間に2本の急行だけの運行になる。1時間に4本あるのと2本しかないのとの差はおおきいじゃないか。ただ、ほの西尾-吉良吉田間のなかで、福地は例外的に乗降客数がふえとるじゃないかって推測する。むかしの数字はしらず、あくまで推測だ。もともとふつう停車駅だったもんが、鎌谷(かまや)、三河荻原(みかわおぎわら)2駅を廃止して急行だけの運行になったことで、急行停車駅へと便乗かくあげになったもんだ。福地にとっては、都心方向にしんあんじょうどまり、あるいは西尾どまりのふつうしかなかったもんが、ぜんぶが名古屋にのりかえなしでいける急行になったのはおおきい。ただ、えきのまわりにはたんぼものこっとる状態で、まっとこの福地のえきを中心とした土地利用をはかるべきだ。

さいごは、蒲郡線の4駅。三河鳥羽、西幡豆、東幡豆、こどもの国と、いずれも1,000人をきっとる。むかしのとおり西尾線と一体運行せにゃ。吉良吉田ののりかえかいさつなんかなくせよ。いま、蒲郡線も1時間に2本、西尾線の西尾-吉良吉田間も1時間に2本だ。ほのまま直通運行できるじゃんか。えきえきに自動改札機をおくかねをけちって、かわりに吉良吉田にのりかえかいさつつくって、区間内でのワンマン運行しとるだけど、簡易マナカ改札機をおきゃあ解決できるじゃんか。すてきな三河湾もえきからすぐの蒲郡線だ。生活路線として活用するほか、観光路線としても活用をはかりたい。


(さんこう)

  • 福地まで電車さんぽ - 2017年12月むいか - あきひこゆめてつどう|2017/12/06
    • 福地ははじめておりた。えきは福地のむらのきたのはずれにある。コミュニティーバスのバス停があってちょうどバスもやってきただけど、ほれ以外にえきのまわりにはなんにもなくて、えきからちょっとにしにいったとこの街道にでて、これをみなみにあるいていく。
    • いっぷくできるとこをさがしてあるいとるだけど、なんにもないまま福地のむらをぬけて熱池(にいけ)のむらにはいる。東西にのびるばかひろい道路とまじわる交差点まできた。ひがしにいこいの農園がみえる。みんながクルマでいくとこだけど、福地がもよりえきになるだ。交差点のみなみにコンビニこそみつけたもんの、やっとみつけたっておもった交差点のひがしの喫茶店もやすみで、むなしくえきにもどる。
  • 東幡豆のうみをみてきた - 2017年11月28日 - あきひこゆめてつどう|2017/11/29
    • 古井から54分でここ東幡豆(ひがしはず)まできた。しましきホームから構内ふみきりをわたって、かいさつをでる。いや、かいさつっていってもなんにもなく、駅員さんもおらん。
    • えきのきたがわをちょっとあるいてみる。おてらや郵便局、銀行ってのはあるけど、いっぷくできるようなみせはない。みなみがわにいくことにする。うみを発見。ふみきりのむこうにうみがみえる。
    • かもがいっぱいおよいどる。はとばにふねがとまっとる。堤防のむこうにしまがみえる。
    • すなまはまのとこまでいって、また、うみをみる。うみがきらきらとかがやいて、こころがあらわれる。
    • 内陸にすむじぶんにとってうみは非日常だ。古井から54分で非日常があじわえる。みちたりてかえりの電車にのる。
  • 岸和田市の鉄道利用率 - あきひこゆめてつどう|2017/03/04
    • しらべてみた結果はこうだ。南海の4駅とJRの3駅の1日平均乗降客数をあわせて90,529人は、人口193,637人にたいして46.8パーセント。クルマ王国愛知県にあるわがあんじょうしの36.9パーセントとくらべて極端にたかいわけじゃない。また、機会をみて、ほかの関西の都市で計算してみるわ。
  • 松原団地駅の名称変更から草加市の鉄道利用状況をみてみた - あきひこゆめてつどう|2016/07/28
    • うん、松原団地、草加の8万2千人についで5万5千人もの乗降客数がある。草加が急行停車駅であるほかはふつう停車駅なだけど、いちばんすくない新田(しんでん)でさえ3万1千人だ。草加市内4駅あわせて20万5千人で、人口の83パーセントってすげえや。
  • きょうの北京桜町前店 - 2018年1月いつか - あきひこのいいたいほうだい|2018/01/10 〔ついか〕

福地まで電車さんぽ - 2017年12月むいか

きょう2017年12月むいかは、桜町前でひるごはんをたべたついでに福地まで電車さんぽにいってきた。

2017.12.6 福地 (17) 福地 - 吉良吉田いき急行 1080-1920

◇            ◇

古井から桜町前まで

さいしょは西尾いきふつう。古井11時16分の電車にのる。古井でおりたひとはなく、のったのも筆者ひとりだって、ちょっとさびしい。堀内公園はのりおりなし。桜井は3人おりて、ひとりのってくる。車内も座席にまばらにひとがすわっとるだけ。まあ、平日のひるまえだでこんなもんか。桜井をすぎたとこでしんあんじょういきふつうの鉄仮面とすれちがい。

2017.12.6 福地 (1) 西尾いきふつう - 桜井-南桜井間 1280-720
(1) 西尾いきふつう - 桜井-南桜井間

南桜井はなんにんかおりる。アイシンエイダブリュの威力は絶大だ。こんな時間でもこの会社に用のあるひとはおるだ。米津は3人のってくる。

2017.12.6 福地 (2) 西尾いきふつう - 米津 1220-720
(2) 西尾いきふつう - 米津

矢作川をわたる。大河だ。

2017.12.6 福地 (3) 西尾いきふつう - 矢作川をわたる 1720-1080
(3) 西尾いきふつう - 矢作川をわたる

桜町前にとうちゃく。いや、えらいいっぱいのってくるじゃんか!っておもったら、ひとりものってこん。みんなこのあとのきたいきの電車をまっとるだ。

2017.12.6 福地 (4) 西尾いきふつう - 桜町前 1160-720
(4) 西尾いきふつう - 桜町前

桜町前までのってきた6800系きんぎょばちのあかい電車をみおくって、かいさつをでる。

2017.12.6 福地 (5) 桜町前 - 西尾いきふつう 1480-1060
2017.12.6 福地 (6) 桜町前 - 西尾いきふつう 1280-720
(5)(6) 桜町前 - 西尾いきふつう

えききたのふみきりをひがしにわたるとこで、きたいきの弥富いき急行がやってきて、みんながのっていくのがみえる。車両は5000系ぎんいろ電車。

2017.12.6 福地 (7) 桜町前 - 弥富いき急行 720-1280 2017.12.6 福地 (8) 桜町前 - 弥富いき急行 720-1280
2017.12.6 福地 (9) 桜町前 - 弥富いき急行 720-1280
(7)(8)(9) 桜町前 - 弥富いき急行

さて、ひるごはんは北京飯スペシャルを注文。いや~、このつやつやのぶたからとふわふわたまごがうれしい。

2017.12.6 福地 (10) 北京飯スペシャル 800-480
(10) 北京飯スペシャル

桜町前から福地まで

食欲をみたしたとこで桜町前のえきにもどって、12時7分の吉良吉田いき急行にのる。高校生がいっぱいだけど、こんな時間にかえるっていうと、ちょうどテスト週間なのかな。

2017.12.6 福地 (11) 桜町前 - 吉良吉田いき急行 1270-1000
(11) 桜町前 - 吉良吉田いき急行

西尾口を通過したとこで、電車はひだり線にはいっていく。西尾のてまえで、また、みぎ線にもどってしましきホームみぎがわにとうちゃく。いや~、すれちがいせんなら、ほのままみぎ線をとおってこやよかったじゃん。

2017.12.6 福地 (12) 吉良吉田いき急行 - 西尾 800-450
2017.12.6 福地 (13) 吉良吉田いき急行 - 西尾 800-620 2017.12.6 福地 (14) 吉良吉田いき急行 - 西尾 800-700
(12)(13)(14) 吉良吉田いき急行 - 西尾

西尾は3分停車ののち、しゅっぱつ。しばらくのろのろと単線の高架をすすんでいく。高架をおりて、また、のろのろとひだりにまがっていって、12時16分、相対ホームの福地にとうちゃく。電車をおりる。


2017.12.6 福地 (15) 吉良吉田いき急行 - 西尾しゅっぱつ 800-450 2017.12.6 福地 (16) 吉良吉田いき急行 - 福地 800-450
(15) 吉良吉田いき急行 - 西尾しゅっぱつ(16) 吉良吉田いき急行 - 福地

駅舎ははんたいホームのほうにあって、のってきた3500系きんぎょばちのあかい電車がいくまで、構内ふみきりであしどめ。

2017.12.6 福地 (17) 福地 - 吉良吉田いき急行 1080-1920
(17) 福地 - 吉良吉田いき急行

みなみのほうに電車がきえるのをみとどけて、構内ふみきりをわたって、かいさつをでる。

2017.12.6 福地 (18) 福地 - 吉良吉田いき急行 1920-1080
(18) 福地 - 吉良吉田いき急行

福地ははじめておりた。えきは福地のむらのきたのはずれにある。コミュニティーバスのバス停があってちょうどバスもやってきただけど、ほれ以外にえきのまわりにはなんにもなくて、えきからちょっとにしにいったとこの街道にでて、これをみなみにあるいていく。

いっぷくできるとこをさがしてあるいとるだけど、なんにもないまま福地のむらをぬけて熱池(にいけ)のむらにはいる。東西にのびるばかひろい道路とまじわる交差点まできた。ひがしにいこいの農園がみえる。みんながクルマでいくとこだけど、福地がもよりえきになるだ。交差点のみなみにコンビニこそみつけたもんの、やっとみつけたっておもった交差点のひがしの喫茶店もやすみで、むなしくえきにもどる。

かえり

かえりは、まず福地12時54分の弥富いき急行にのる。車両は3500系きんぎょばちのあかい電車。


2017.12.6 福地 (19) 福地 - 弥富いき急行 1180-1060
(19) 福地 - 弥富いき急行

桜井でとちゅう下車。アピタんなかの喫茶店でいっぷくのあと、桜井14時51分のしんあんじょういきふつうで古井にもどる。車両は6800系きんぎょばちのあかい電車で、6822編成はいきの電車とおんなじ電車だったか。

2017.12.6 福地 (20) 桜井 - しんあんじょういきふつう 1920-1080
(20) 桜井 - しんあんじょういきふつう

◇            ◇

  • 乗車記録 - 2017年12月むいか、すいようび、平日
    • いき
      • 古井 11:16 → (西尾いきふつう) → 11:26 桜町前
        〔7.3km、10分、43.8km/h、300円〕
      • 桜町前 12:08 → (吉良吉田いき急行) → 12:16 福地
        〔4.4km、8分、33.0km/h、230円〕
    • かえり
      • 福地 12:54 → (弥富いき急行) → 13:09 桜井
        〔9.5km、15分、38.0km/h、300円〕
      • 桜井 14:51 → (しんあんじょういきふつう) → 14:55 古井
        〔2.2km、4分、33.0km/h、170円〕

(さんこう)

リニア飯田駅とののりかええき設置要望におもう

飯田線にリニア飯田駅とののりかええきをつくってくれるよう、じもとがJR東海に要望しとるっていうちゅうにちの記事をみた。まずは位置関係をかくにん。もともと飯田線飯田駅にリニア飯田駅を併設してくれっていう飯田市の要望があっただけど、JR東海はこれをけった。けっきょく伊那上郷(いなかみさと)と元善光寺(もとぜんこうじ)のあいだでリニア中央新幹線飯田線をよこぎることになるだけど、JR東海はこの交点にもリニア飯田駅をつくらんで、ちがうとこにつくることにした。飯田のまちからも、はるかにはなれたとこだ。

リニア飯田駅の位置図(中日新聞プラス) 1366-768
△ リニア飯田駅の位置図(中日新聞プラス)

◇            ◇

ほいで、こんかいのじもとの要望だ。せめてリニア飯田駅にちかいとこに飯田線のえきをつくってくれよって。飯田市のねがいがかなうことをいのるよ。いや、ほれにしても、東海地方、中部地方の鉄道網の発展をこれっぽっちもかんがえてないJR東海ってなんだっておもうよね。名鉄がこれをひきつぐ。あるいはJR東日本の管轄になってもいいとさえおもうよ。

◇            ◇

のりかえ新駅はリニア長野県駅のきた300メートルに - 飯田市が要請へ

(ちゅうにち - 2017年11月14日)

  • リニア中央新幹線を生かした地域振興策を考える「伊那谷自治体会議」が2017年11月13日、伊那合同庁舎で開かれた。飯田市が、JR飯田線に建設を計画しているリニア長野県駅*1飯田市上郷飯沼・座光寺)への乗り換え新駅について、具体的な計画地を報告。地元が資金を出す「請願駅」として、本年度2017年度内に協議の機会を設けるようJR東海に求めていく方針を確認した。
  • 飯田市の説明によると、乗り換え新駅は、リニア長野県駅のおよそ300メートル北で、座光寺パーキングエリアに設置予定のスマートインターチェンジとリニア長野県駅を結ぶために新設する座光寺上郷道路や、土曽川をまたぐ橋梁を含むおよそ110メートルの区間に設ける方針。飯田市はこれまで、リニア長野県駅のおよそ300メートル北西の一帯を乗り換え新駅の候補地としてきたが、今回、より詳細な場所を明らかにした。
    リニア飯田駅のりかえ新駅の位置図(ちゅうにち) 610-445
    △ リニア飯田駅のりかえ新駅の位置図(ちゅうにち)
  • 乗り換え新駅と、リニア長野県駅周辺整備区域の北側交差点をつなぐおよそ280メートルの区間には、雨を防ぐ歩道シェルターを設ける予定。地形が比較的平たんであることや、整備に伴い新たな家屋移転も道路整備も不要なことから選んだという。乗り換え新駅の建設費は5億~6億円程度、歩道シェルターの整備費は2億円程度を見積もっている。
  • リニア長野県駅は、現在の最寄り駅であるJR飯田線伊那上郷駅(いなかみさとえき)から1.8キロ、元善光寺駅(もとぜんこうじえき)から1.2キロ離れている。飯田市は、リニア長野県駅の高度なハブ機能の実現などの観点から、より近い場所に乗り換え新駅建設の必要性を訴えている。上伊那からも同様の要望がある。
    (乗り換え新駅は県駅の北300メートルに - リニアで飯田市、要請へ:長野:中日新聞(伊勢村優樹さん)|2017年11月14日)

◇            ◇

(さんこう)

*1:「飯田につくってあげるってわけじゃないよ」っていいたいのか、いまはリニア飯田駅っていわんでリニア長野県駅っていっとるみたいだ。