10連休まっただなかの2019年5月みっか、ふるいからみなみいきの電車にのって、西尾(にしお)でのりかえ、吉良吉田(きらよしだ)でまたのりかえをして、西幡豆(にしはず)までいってきた。ふるいから吉良吉田までは西尾線、吉良吉田から西幡豆までは蒲郡線(がまごおりせん)になる。
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さいしょは西尾線。ふるい7時45分の西尾いきふつうにのって、あんじょう平野をみなみにすすむ。
矢作川(やはぎがわ)鉄橋をわたって、西尾のまちえ。
西尾口(にしおぐち)でたとこで、西尾のえきに2200系こおろぎがとまっとるのがみえる。西尾線に1日1本の特急なだけど、これまでパノラマスーパーしかみてなくて、はじめて西尾線でめにする2200系こおろぎにおどろく。
8時ちょうど、西尾は2番のりばにとうちゃく。下車。とおめに2200系こおろぎだっておもった特急は、じつは1700系貴婦人だった。いや、うれしい。西尾線の特急が1日1本になるまえの2008年6月15日に、ここ西尾で1600系の特急をみて以来、じつに11年ぶりにまたあえただ。1700系貴婦人は1600系を改造してつくられた。
西尾はいったんかいさつをでて、コンビニでおにぎりをかって、ミスタードーナッツでいっぷく。アクセスイン西尾のまえをとおるときに、これから観光にでかける中国人の団体にでっくわす。「中国のかたがたくさんおとまりになってますよ」っていうはなしはほんとだった。
さて、えきにもどるとこで、一色さかなひろばいきバスに長蛇の列。わかもんばっかりだ。一色さかなひろばが目的地じゃなくて、ほっからふねにのりかえて佐久島(さくしま)までいくだ。以前はなんにもないしまだった佐久島も、2011年の「あいちのはなれじま・80日間チャレンジ!」をきっかけに、芸術のしまにうまれかわっただ。バスがくるまでみとっただけど、けっきょく1台のバスじゃぜんぜんのりきれんかった。あとはどうなったのか。
かいさつをはいってホームにあがったとこで、しんあんじょういきふつうが1番のりばにおる。以前はしんあんじょういきふつうは2番のりばからしゅっぱつしとっただけど、1番のりばからしゅっぱつするようにかわったみたいだ。こいで、ひだりがわ通行になる。
2番のりばに西尾8時43分の吉良吉田いき急行がはいってくる。
のりこんで、しゅっぱつ。車両は6005編成4両の6000系かんつうがた。外観はふるめかしいけど、しろっぽい内装色にベンチシート、ぬのカーテンの車内がきもちいい。
時速60キロでのろのろとすすんで、福地(ふくち)に停車。いつもはのりおりのすくないえきだけど、やけにようけのってくる。リュックをしょったひとがおおいだけど、はずゆめヲークに参加するひとたちか。西幡豆のえきを起点に、三ヶ根山(さんがねさん)をのぼって東幡豆(ひがしはず)のえきに帰着する、高低差310メートル、きょり13.7キロのやまあるきのもよおしがあるだ。
電車のむきがみなみむきからひがしむきにかわって、矢作古川(やはぎふるかわ)鉄橋、広田川(こうだがわ)鉄橋っていっきにわたって、旧吉良町(きらちょう)の区域にはいっていく。
みなみむきにもどって、はんたいの佐屋(さや)いき急行のまつ上横須賀(かみよこすか)に停車。
時速100キロでみなみにすすむ。福地上横須賀間の時速90キロよりはやいぞ。
8時55分、吉良吉田は3番のりばにとうちゃく。下車。ともだちと合流。
のりかえかいさつをとおって、蒲郡線のりばの2番のりばに移動。こっから蒲郡線になるだけど、のりかえかいさつをとおっていかんといけんだ。蒲郡線はマナカに対応してなくて、ワンマン運行しとる。つくときからみえとった吉良吉田9時1分の蒲郡いきふつうにのる。リュックをしょったひとはさらにふえとる。
電車はひがしにすすんでいく。みなみに三河湾(みかわわん)、きたに三ヶ根山(さんがねさん)っていう地形で、西尾線の沿線とちがって平地はすくない。
旧幡豆町(はずちょう)の区域にはいって、はんたいの吉良吉田いきふつうのまつ三河鳥羽(みかわとば)に停車。ホームのうえに自動券売機がある。
9時7分、両面ホームの西幡豆はみぎがわにとうちゃく。下車。ともだちとふたり、ここまでのってきたおおぜいのひとたちといっしょに、はずゆめヲークにむかう。
(さんこう)