川崎重工、シンガポール地下鉄 132両 受注

川崎重工が 元気だ。

新型高速鉄道車両 「efSET」の 開発に 着手したり、ニューヨーク地下鉄 140両を 追加受注したり した ことは すでに 紹介したが、こんどは シンガポール地下鉄むけの 車両 132両を、中国の 南車四方と 共同で 受注したそうだ。


川崎重工は、Kawasaki Heavy Industries (Singapore) Pte. Ltd.(以下「KHI-SIN」) および 中国の 南車青島四方機車車両股有限公司(以下「南車四方」)と 共同で、シンガポールの Land Transport Authority(以下「LTA」、陸運庁)から 地下鉄電車 132両を 受注しました。

シンガポール地下鉄 車両
△ シンガポール地下鉄 車両

本案件の 受注金額は 約 220億円で、当社が プロジェクト全体の 統括、設計、台車や 主要機器の 供給を おこない、南車四方が 完成車両の 製作 および 工場試験、KHI-SINが 車両の 基地搬入や 納入整備、現地試験を 担当し、2011年から 2012年に かけて 順次 納入する 予定です。

シンガポールでは、2020年までに 軌道系都市交通システムを 現行の 2倍に 延伸する 計画が すすめられて おり、さらに 1987年から 順次 開業した 在来線(南北線 および 東西線)に おける ピーク時の 混雑緩和と エネルギー効率の 向上を 目的と して、新型車両の 早期導入が もとめられて おります。今回 受注した 車両は、乗客定員を ふやし エネルギー消費を 抑制する など、これらの 要求に こたえる ものと なって おり、在来線の 輸送力増強に 寄与する ことが 期待されて おります。

これまで 当社は、LTAむけに 地下鉄電車を 1986年から 1989年に かけて 396両、1999年から 2001年に かけて 126両 納入した 実績を 有して おります。今回の 受注は、当社の 契約履行能力、納入車両の 良好な 運行実績・品質、ならびに 本入札で 提案した 技術・価格が 総合的に たかく 評価された ものです。

当社と 南車四方は、1985年に 友好工場協定を 締結して 以来の 協力関係に あり、近年では、広州地下鉄 4・5号線むけ リニア車両や 中国鉄道部むけ 高速車両を 共同受注する など、中国国内の プロジェクトで 実績を かさねて おります。本件は、当社の 豊富な 海外プロジェクトの 実績 および たかい 技術力と、南車四方の 生産力との くみあわせに より、中国以外の くにで はじめて 共同受注した プロジェクトです。

今後とも 当社は、アジアを はじめと する 世界市場での 車両ビジネスを 積極的に 展開して いきます。

【車両の 概要】

  1. 車種=地下鉄 電車 (6両×22編成、計 132両)
  2. 寸法=23.5m (ながさ)×3.2m (はば)×3.7m (たかさ)
  3. 車体 材質=アルミ 合金
  4. 軌条 方式=第三 軌条 (直流 750V)
(ねたもと)
シンガポールLTA向け地下鉄電車132両を受注|2009年5月7日

日本の 鉄道が 世界に ひろがって いくのは うれしい。

(さんこう)
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