実用性が ほしい! 〜大井川鉄道〜

大井川鉄道に ついては こないだ ひがえり旅行記を かいた ところだが、蒸気機関車の 運行に ついて 若干の 補足を くわえる。


まずは、アサヒドットコムの 記事から。


1976年 7月に 営業運転を はじめた 大井川鉄道の 蒸気機関車(SL)が、きょう 2008年 11月 29日にも 乗客数累計 600万人を 突破する。いまや SLは 大井川鉄道の 運賃収入の 約 8わりを しめ、収入の だいこくばしら。観光客を たのしませると ともに、地域の あしを ささえる 「大動輪」と なっとる。


大井川鉄道1931年に 金谷−千頭間が 全線開通した。くだりは 大井川流域の 水力に よる 電源開発工事の 輸送手段、のぼりは 奥大井の 木材運搬と、貨物輸送が 中心の 鉄路だった。


しかし、昭和 40年代 後半には ダム建設が 一段落した うえ、沿線の 過疎化、輸入材に よる 林業の 不振などに より、収益が 悪化。いきのこり策と して 登場したのが SLだった。


当時、経営再建を 託されて 名鉄から 派遣された 白井昭さん(81才)=元副社長=が 「蒸気機関車を はしらせつづける ことは 産業遺産の 保存でも ある」と 発案。本線は 1949年に 電化ずみだったが、社内に SLの 技術者が のこって おり、川根路に 蒸気の ひびきが よみがえった。


大井川鉄道2007年度決算に よると、金谷−千頭間の 本線の 営業収入は 約 7億 7,700万円。その うち、SLの うりあげは 約 6億 1千万円に のぼる。通勤通学など 地域の あしと して 鉄路を 維持する 経費を、観光客輸送に 奮闘する SLが かせぎだしとる かっこうだ。


現役の SLは C10型 8号、C11型 190号、C11型 227号、C56型 44号の 4両。現在、国内で SLを 製造しとる 会社は なく、修理部品の 補充も 困難が ともなう。約 30年間 保守点検を になって きた 新金谷車両区の 鈴木優助役(62才)は 「ない 部品は じまえで つくる ことも おおい」と いう。すでに SLの 心臓部で ある ボイラーを のせかえる 大修理も 2度 経験。「図面どおりに いかん 仕事。経験と 勘が たより」と はなす 鈴木助役は、後輩を そだてる ことに ちからを そそいどる。


(ねたもと) SL乗客600万人 大井川鉄道、地域の足支える稼ぎ頭(1/2ページ)|アサヒドットコム|2008年11月29日10時7分



会社の 存続と しては 大成功だろう。蒸気機関車と いうだけで 観光客や 写真家は おおよろこびだ。


だけど、これが 地域の あしと なっとるかと いうと たいへんに 疑問だ。まず、レールが 低規格だ。勾配の ある 路線なので ある 程度は しかたなかろうが、電車も 蒸気機関車も 表定速度 30km/h 前後と 極端に 低速でしか はしれず、39.5キロを はしるのに 1時間 20分 ほども かかって しまう。運行頻度も 1時間に 1本 程度しか ない。


鉄道の 実用を かんがえて ほしい。




(さんこう)
大井川鉄道 ひがえり旅行記 〜電車と 蒸気機関車〜 - あきひこ ゆめてつどう|2009-05-06
大井川鉄道乗車記 〜電車と 蒸気機関車〜|あんみつ あきひこ日記|2009年05月06日
大井川鉄道|あんみつ あきひこ日記|2009年05月02日