飯田線で 新城(しんしろ)まで

JR東海 飯田線(いいだせん) 路線図2009年 8月 ついたちに 飯田線検定が ある ことを 2009年 6月 13日の 日記に かいた ところで、まずは のって みんとと おもって、さっそく 翌々日 2009年 6月 15日 月曜日に のって きた。と いっても、全線 195.7キロを のるのは たいへんなので、新城(しんしろ)まで わずか 21.6キロの 区間を のって きた。佐久間レールパークの ある 中部天竜 ぐらいまで 特急 ワイドビュー 伊那路に のって いくのが てごろなのだが、休日 以外は 開園して おらず、ほかに なんにも ないで あろう 中部天竜で おりるのは リスクが おおきく、奥三河の 玄関 新城なら 無難だろうと いう ことだ。


9時 25分に 名鉄 西尾線の 碧海古井駅を で、新安城で のりかえ、10時 18分に 飯田線の 起点で ある 豊橋駅に 到着。JR東海豊橋駅の 一部を 名鉄が つかわせて もらって おり、のりかえ かいさつぐちも ない。すべての 名鉄電車の 発着する 3番線の となり、1番線と 2番線が 飯田線の ホームに なる。名鉄電車を おりると、すぐさま 1番線から 電車が 発車した。名鉄線と 飯田線の のりかえは 考慮されとらん。
71|10:19 豊橋 発 豊川いき ふつう
△ 71|10:19 豊橋 発 豊川いき ふつう


飯田線の 時刻表だ。1時間に 3、4本 あり、本数と しては そこそこ ある。その なかで、10時 8分と 18時 20分の 「飯田いき 特急 伊那路」が ひかる。
72|豊橋駅の 飯田線 時刻表
△ 72|豊橋駅の 飯田線 時刻表


まもなく して、じぶんの のって きた 名鉄の 急行電車が、名鉄岐阜駅を めざして おりかえして いった。
73|のって きた 急行が、名鉄岐阜を めざし おりかえす|10時 23分
△ 73|のって きた 急行が、名鉄岐阜を めざし おりかえす|10時 23分


さきほど、「名鉄と JRの あいだに のりかえかいさつぐちも ない」と かいたが、こいつは 一見 自由に いききが できて よさそうに おもえるが、そうじゃ ない。碧海古井から ここまで 名鉄プリペイド乗車券 トランパスで きたのだが、こいつを 精算する 必要が ある。精算せずに JRに のりかえて いっちゃうと ややこしい ことに なる。トランパスを この 精算機に とおして でて きた きっぷを、あらためて JRと 名鉄 共通の 改札機に とおして 改札の そとに でた。
75|豊橋駅 2階 コンコースの 名鉄線 精算機
△ 75|豊橋駅 2階 コンコースの 名鉄線 精算機


JR 券売機の うえの ほうに ある 料金表だ。飯田線で あんまり とおくまで いく ひとが おらんのか、長野県に はいった あたりの 駅 ぐらいまでしか のっとらん。飯田線の なまえの もとで ある 飯田も ない。
76|豊橋駅の 路線図 料金表
△ 76|豊橋駅の 路線図 料金表


改札の 駅員に IC乗車券の トイカは つかえるかと きいたが あかんかったので、新城(しんしろ)まで 400円の きっぷを かって ふたたび 改札を はいり、飯田線 ホームに おりて いく。

78|2階 コンコースから 飯田線 ホームへ 77|2階 コンコースから 飯田線、名鉄線への おりぐち

7877豊橋駅 2階 コンコースから 飯田線名鉄線へ おりて いく


電車は 2両編成で 武骨な 外観だ。
84|豊橋駅 2番ホームに まつ 10時 43分 発 天竜峡いき ふつう
△ 84|豊橋駅 2番ホームに まつ 10時 43分 発 天竜峡いき ふつう


名鉄電車とは せなか あわせだ。
85|10時 43分 豊橋 発 天竜峡いき ふつう(ひだり)と 名鉄電車(みぎ)
△ 85|10時 43分 豊橋 発 天竜峡いき ふつう(ひだり)と 名鉄電車(みぎ)


10時 43分に 豊橋を で、名鉄との 共用区間を すぎてから、小坂井(こざかい)、牛久保(うしくぼ)の 順に 停車して いく。みての とおり 線路は 複線で、まくらぎも すべて コンクリート製だが、これは 豊川(とよかわ)まで つづく。
86|牛久保駅 停車中に 車中から 前方を のぞむ
△ 86|牛久保駅 停車中に 車中から 前方を のぞむ


2両 編成の 車内は むかし なつかしい ボックスシートが 基本で、一部 ベンチシートが ある。ボックスシートは 4人 すわれるが、車内の すきぐあいで どの ボックスシートも ひとりじめが 当然視されて おり、ふたりめと して はいりこんで いくのは はばかられる 空気が あった。また、鉄道マニアの 指定席で ある 運転席 後部が にもつしつと して 占領されて おり、ちょっと 残念だった。もっとも、電車 自体 前方の まどが ちいさく たかい 位置に あり、前面展望に 冷淡な ものでは あるのだが。
87|電車内/運転席 後部を にもつしつと して 利用
△ 87|電車内/運転席 後部を にもつしつと して 利用


つぎは 新城(しんしろ)と 案内が ある。駅の ホームや 配線が みえて くるが、「奥三河の 玄関」と いう ことばから 想像する ほどの 規模の おおきな ものでは ない。
89|新城駅(しんしろえき)が みえて きた
△ 89|新城駅(しんしろえき)が みえて きた


11時 17分、ホームに 到着。ドアを じぶんで あける。飯田線 電車は ドアの 開閉が 半自動だ。しまるのは 自動で しまるが、あける ときは じぶんで あける 必要が ある。そうは わかっとっても その 動作に うつるのには 一瞬の まが あく。ホームに おりたら 車掌が きっぷを あつめとった。まさか 無人駅では あるまいにと おもったが、不審の まま きっぷを わたす。改札は ひとが おるにも かかわらず、なにも せずに 通過して でて いく ことに なる。
豊橋からの 所要時間 34分。距離が 21.6キロなので、表定速度 時速 38.1キロと なる。この おそさでは 利用者が クルマに ながれて しまう。
ホームも レールも 駅舎も 大正時代だ。
91.新城駅に 停車中の 電車 (11:17−11:20)
△ 91.新城駅に 停車中の 電車 (11:17−11:20)


構内 配線は 「国鉄がた」と いわれる もので、1線は 駅舎の 改札を でた ところが そのまま ホームで、反対 方向は 跨線橋(こせんきょう)を わたって しま式 ホーム、1面 2線が あると いう ものだ。ここ 新城では 豊橋 方面が 改札直結に なっとる。
92.新城駅に 停車中の 電車 (11:17−11:20)
△ 92.新城駅に 停車中の 電車 (11:17−11:20)


いきちがいの ため まっとった、豊橋いき 電車が はいって くる。豊川 以遠は 単線の ため、こう いった まちあわせは つきもんだ。
93.新城駅で 天竜峡いき(ひだり)と 豊橋いき(みぎ)が いきちがい
△ 93.新城駅で 天竜峡いき(ひだり)と 豊橋いき(みぎ)が いきちがい


新城駅(しんしろえき)の 時刻表だ。豊橋 方面は 1時間に 2本 ほど あるが、中部天竜や 飯田 方面は 1時間に 1本 ほどしか ない。乗車を ここまでに した 理由でも ある。

96.新城駅 時刻表 豊橋方面 97.新城駅 時刻表 中部天竜、飯田方面

9697.新城駅 時刻表 豊橋方面/中部天竜、飯田方面


自動改札機も なく、ひとに よる 改札も ない かいさつぐちを でると、りっぱな まちあいしつと なる。天井が たかく、いすも たくさん ある。文字 どおり、まちあいが できる。東海道線の わが 安城駅(あんじょうえき)も そうだったが、国鉄の 駅と いえば むかしは こんな 感じだった。
ふしぎに おもったのは 自動改札機も ないのに 自動券売機だけは ある ことだ。発券 作業を 機械で やらせる だけでも 省力化の 効果は おおきいと みえる。駅舎 内外は 清掃員に より、よく 清潔を たもたれとる。
98.新城駅 まちあいしつ
△ 98.新城駅 まちあいしつ


一角には きの ベンチが あり、おとずれた ものを さらに むかしに タイムスリップさせる。
105.新城駅 まちあいしつ
△ 105.新城駅 まちあいしつ


そとから 駅舎を 撮影する。えきまえ ひろばを ふくめて、できた ときから ほとんど なんの 変化も ないのでは ないかと おもわれる ほどに、むかしの ままだ。
99.新城駅 駅舎
△ 99.新城駅 駅舎


100.新城駅 駅舎 正面 いりぐち
△ 100.新城駅 駅舎 正面 いりぐち


101.新城駅 駅舎 トイレ
△ 101.新城駅 駅舎 トイレ


102.新城駅 駅舎と えきまえ交番
△ 102.新城駅 駅舎と えきまえ交番


えきまえ ロータリーと いう ほどでも ないが、えきまえ ロータリーから やや みぎ、線路と 直角方向に えきまえどおりが のびる。
104.新城駅 えきまえロータリー
△ 104.新城駅 えきまえロータリー


大正時代の えきまえどおりだと いっても 通用しそうだ。
106.新城市 えきまえどおり
△ 106.新城市 えきまえどおり


えきまえどおりが つきあたりと なる 栄町交差点には、新城まちなみ情報センターと いう あたらしい ビルが あったが あいにくの 月曜 やすみだった。
107.新城まちなみ情報センター
△ 107.新城まちなみ情報センター


えきまえどおりが つきあたる とおりも そこそこの 商店街だ。
108.栄町 交差点 (新城駅 えきまえどおりの 終点)
△ 108.栄町 交差点 (新城駅 えきまえどおりの 終点)


109.新城駅 えきまえどおり (栄町 交差点から 新城駅 方面を のぞむ)
△ 109.新城駅 えきまえどおり (栄町 交差点から 新城駅 方面を のぞむ)


12時 6分 発の 豊橋いき 「特急 ワイドビュー 伊那路 2号」を とる ために、飯田 よりの ふみきりに ポジションを とる。国鉄がた 配線が よく わかる。さきほどの 説明に くわえて、もう 1本 側線が みぎがわに みえる。
110.新城駅 ホーム (国鉄がた 配線)
△ 110.新城駅 ホーム (国鉄がた 配線)


ついに きた。1日 わずか 2往復だが、さすがに 特急電車は 迫力が ある。
111.特急 ワイドビュー 伊那路 2号が 新城駅に 入線する
△ 111.特急 ワイドビュー 伊那路 2号が 新城駅に 入線する


さきほど 駅を おりた ときに でっくわした、ふつう電車に のりおくれた ビジネスマンの ふたりづれも、この 特急に のっただら。列車本数が すくなく、これに のらんと さらに 40分 ちかく まつ ことに なるので、べつ料金 310円を はらってでも のると はなしとった。
特急 ワイドビュー 伊那路 2号が 停車する あいだ、駅は はなやぐ。
112.新城駅に 入線した 特急 ワイドビュー 伊那路 2号
△ 112.新城駅に 入線した 特急 ワイドビュー 伊那路 2号


【特急 ワイドビュー 伊那路 2号】

  • 飯田 発 10時 2分|新城 発 12時 6分|豊橋 着 12時 29分
  • 飯田−豊橋 間 129.3キロ|所要時間 2時間 27分|表定速度 時速 52.8キロ



特急を みおくってからは、しばし まちなかを 散策してから えきまえどおりの すしやさんで すこし おそい ひるを とり 帰路に ついた。
113.カツオ丼ランチ
△ 113.カツオ丼ランチ




(さんこう)