姫新(きしん)線、佐用(さよ)駅まで 運転 再開

8月 15日の 日記で、「高速化 工事を やっても、ようやく 100キロ 走行が 可能に なるだけか!」と 批判した 姫新線(全長 158.1キロ)で あるが、その とき すでに 豪雨 被害に より 佐用(さよ)駅を 中心と した 区間が 不通と なっとったらしい。

姫新線の 被害
8月 ここのか よるの 豪雨で、線路の 路盤が 濁流で くずれたり、土砂や 流木が ながれこんだり した。
佐用駅は 水没して 大量の 土砂が 構内に ながれこみ、JR西日本が どろみずなどの 除去 作業を つづけとった。

この ように ひどい 状況だったが、きのう 21日、やっと 一部 区間が 運転を 再開した。

運転 再開 区間
播磨新宮(はりましんぐう)−佐用(さよ)間 23.8キロで 運転を 再開し、姫路から 被災地まで(姫路−佐用間 45.9キロ) 開通した ことに なり、通勤や 通学、ボランティア 活動などの 重要な あしが 復旧した ことに なる。
090821 姫新線 一部 再開 (播磨新宮−佐用(さよ)間)
まんだ 再開までに ひにちが かかる 区間
JR西日本に よると、被害が おおきかった 佐用美作江見(みまさかえみ)間 17.1キロの 再開には、さらに 1ヶ月 半 ほど かかる みこみ。
被災地では ほかに、智頭急行が 上郡(かみごおり)−大原間 33.2キロで ふつう、平福(ひらふく)−大原間 10.7キロで 特急の 運休を つづけて おり、再開は 30日に なる 予定。
注)智頭急行佐用駅で 姫新線と 交差し、山陽と 山陰を むすぶ 路線で ある。上郡は 佐用から みなみ 17.2キロの 地点に あり、ここで JR西日本 山陽線と 接続する。大原は 佐用から きた 16.0キロ、平福は 佐用から きた 5.3キロの 地点に ある。

これで 姫路−上月間 50.9キロの 高速化 工事 予定 区間に ついては、終端の 佐用−上月(こうづき)間 5.0キロを のぞいて、わずか とおか ほどで 復旧させた ことに なり、やはり この 区間が 重要な 区間なのだと いう ことが 認識できる。心配なのは、佐用−上月間を のぞく 美作江見までの 未通 区間で ある。高千穂鉄道の ように 台風 被害を 克服できずに そのまま 廃線と なって しまった 路線も あり、その にのまいに ならぬ ことを ねがう。




(記事と しゃしんの ねたもと)

(さんこう)



※ 2009年 9月 16日 追記



「一面が かわに」「84年で はじめて」=線路に 濁流−かわ ぞいに 被害 拡大 〜兵庫県 佐用町〜


豪雨に みまわれた 兵庫県 佐用町では 佐用川が 増水し、民家が 浸水するなど かわ ぞいを 中心に 被害が ひろがった。鉄道の 線路が ちゃいろい 濁流に かわり、住民らは 「一面が かわに なった」「84年間で はじめて」と 恐怖を くちに した。


かわから 200メートル ほど はなれた やまの 中腹に すむ 84才の 男性に よると、ここのか 午後 8時 ごろから 3時間 ほどに わたり、電話の おとが ききとれん ぐらい はげしい あめが つづいた。「84年間で こんな おおあめは はじめて」と 興奮した ようす。


自宅は ゆかした 浸水し、のきしたに おいて あった にもつが そとに ながれだした。男性は 「やまの したの ほうでは かわから 土砂が ながれこみ、こしの あたりまで みずに つかった いえも。つちが 1メートル ぐらい つもって 全滅した たんぼも ある」と はなした。


佐用川 ぞいの 山腹に ある 町営 宿泊 施設 「笹ケ丘荘」の 男性 支配人は 「やますその ひろばは 一面が かわの ように なり、やまから ながれおちる みずも すごかった」と はなした。あけがたに みずは ひいたけど、道路には 路面から はがれた アスファルト片や 木材が 散乱し、クルマが 通行できん 状態。「宿泊客 ふたりが かんづめ 状態で、きょう中に かえる ことは できそうに ない」と いう。


佐用町 消防本部などに よると、佐用中央病院では 1階 部分が 冠水した ほか、佐用共立病院でも 全館が 停電。いずれも 重症 患者を うけいれれん 状態が つづいとる。


佐用川は 佐用町 中心部を JR 姫新線 ぞいに きたから みなみに 30キロ ほど ながれ、千種川に 合流する。上流域の かわはばは 8メートル ほど、佐用町 中心部では 河川 じきを ふくめ 5、60メートルに ひろがる。かわを 管理する 兵庫県に よると、かわはばの せばさや かわぎしの 土地の ひくさが 原因で、かわが みずを ながす 能力が ひくい 個所が ある。


ろかたに どろが つもる 町内は とおか ひるに なっても あめが ふりつづき、ほとんど ひとの すがたは ない。携帯 電話を みみに あてた 作業服 すがたの 男性が 心配そうに たんぼを みつめとった。


町内に すむ 酪農家の 女性は 「親せきの 高校生と 中学生の ゆくえが わからんと きいた。心配だ」と はなした。


〔09/08/10 13:31 NG086 時事通信〕