酒田から 東京へは どう やって いく?

羽越線 (うえつせん)ってのは、新潟から にほんかい ぞいを 北上し 秋田までを むすぶ 全長 273.0キロ*1の 路線だけど、山形県が その 羽越線の 利用者を 対象に アンケートを やったそうだ。


山形県羽越線 利用者 アンケート 結果

高速化の 必要性は?
・「新潟や 首都圏へ いくのに 必要」=53%
・「観光客 誘致の ため 必要」=11%
・「現状に 不満は なく 必要ない」=21%
公共 交通 機関の 利便性 向上策は?
・特急 「いなほ」 高速化=31%
・特急 「いなほ」 増発=17%
庄内空港 充実 (路線、便数)など=17%
首都圏への 交通 手段は?
上越新幹線=60%
山形新幹線=12%
・飛行機=13%
アンケート 対象者など
・実施び=去年の 12月 ここのかと 13日
・実施駅=あつみ温泉駅鶴岡駅酒田駅
・回答者数=461人

※ 特急 「いなほ」羽越線内で 運行される ゆいつの 特急。

酒田から 東京へ (308 × 534)

山形って いうと 山形新幹線が あり、1992年 7月 ついたちに 東京−山形間の 直通 運転が はじまり、1999年 12月 よっかには 山形−新庄間が 延伸 開業しとる。庄内 地方から 東京に いくって いうと、「新庄まで 在来線で いって、そっから 山形新幹線に のる」 もんだと おもったので、羽越線で 新潟に でて 上越新幹線に のりつぐってのは まったく 意外だった。

ためしに 庄内 地方の 中心 都市で あり、さいきんでは 『おくりびと』の ロケ地と して 有名に なった ことを きっかけに、『むかえびと』の こころで 観光客を むかえて くれる、酒田を 起点に 東京に いたる、ふたつの ルートを くらべて みた。

酒田から 東京へ 〜新潟 まわりと 福島 まわりの 比較〜
新潟 まわり (上越新幹線 利用) 福島 まわり (山形新幹線 利用)
酒田 854 → 1100 新潟
 いなほ 6号、1日 7往復
 168.2km、2時間 6分
 80.1km/h
新潟 1111 → 1320 東京
 MAXとき 322号、1日 26往復 程度
 333.9km、2時間 9分
 155.3km/h
トータル
 502.1km、4時間 26分
 113.3km/h、14,180円
酒田 947 → 1054 新庄
 ふつう、1日 8往復
 55.2km、1時間 7分
 49.4km/h
新庄 1114 → 1456 東京
 つばさ 114号、1日 9往復
 421.4km、3時間 42分
 113.9km/h
トータル
 476.6km、5時間 9分
 92.5km/h、13,690円

これを 分析するのは なかなか むずかしいけど、おなじ のりつぎが あるなら、30分 ほど 所要 時間の みじかい 新潟 まわりで いこうって ことだら。それと、上越新幹線の ほうが 本数が おおいって ことも つよみだ。

羽越線の 利用者が 高速化を のぞんどるのは いい 要求だと おもう。標準軌に 改軌して、新幹線が のりいれる ように するのが ベストだ。

一方、山形新幹線の ほうは、せっかく 新庄まで 延伸したのに、庄内 地方からの 利用者が ひろえとらんのが ちょっと 残念だ。カリスマ 車内 販売員の 茂木久美子さんも 同感だと おもう。その 利用者が ひろえん 原因と して、福島から きたは 在来線 のりいれの ため スピードが だせず、その おそい 新幹線に のりつぐってのが 抵抗が あるのかも しれん。解決策は、新庄から さらに 酒田までの 延伸だらけど、ペイするか どうかが 問題だ。

ここまで かんがえて、ふと きが ついた。

飛行機なら 庄内空港から 1時間で 羽田に いけるじゃん!

庄内空港 時刻表
庄内空港 時刻表


(ねたもと)


JR東日本 羽越線 (うえつせん)、高速化 6わり のぞむ
山形県が 利用者 調査〜

山形県JR東日本 羽越線 (うえつせん)の 乗降客を 対象に 実施した 利用 実態と 高速化を めぐる 意識 調査に よると、羽越線の 高速化を もとめる 利用者が 6わりを こえた。利用者の 意向を しめす データと して、くにや JR東日本への 要望に 今後 活用する。

高速化の 必要性は 「新潟や 首都圏への 移動の ために 必要」が 53%、「観光客 誘致の ため 必要」が 11%と あわせて 60%を こえ、「現状に 不満は なく 必要ない」の 21%を おおきく うわまわった。

航空や 高速 道路を ふくむ 交通 機関 全般に のぞむ 利便性 向上策では、特急 「いなほ」 高速化 (31%)、「いなほ」 増発 (17%)など、鉄道 関係の 施策を もとめる ひとが 5わりを こえ、庄内空港の 路線や 便数の 充実など 航空 関係 (17%)よりも おおかった。

首都圏への 交通 手段は 上越新幹線が 60%、山形新幹線が 12%、飛行機が 13%。首都圏への 移動 手段と して 羽越線から 新潟駅を 経由し、庄内 地方から 約 4時間 がかりで 上京する ひとが めだった。

調査は 去年の 12月 ここのかと 13日に JR東日本 あつみ温泉、鶴岡、酒田 各駅で 実施。計 461人から 回答が あった。ことし 8月 とおかに 山形市で あった 山形県鉄道利用・整備強化促進期成同盟会の 理事会で 公表された。

山形県 地域・交通政策課は 「依然と して 羽越線に たいする 沿線 住民の ニーズが たかい ことが わかった。高速化や 安定 輸送の 確保に むけた 要望を つづけたい」と はなしとる。

(さんこう)

*1:正確には 羽越線は 新津 (にいつ)−新発田 (しばた)−秋田間の 271.7キロだけど、運行上は 新潟−新発田−秋田間で ひとつの 路線を 形成するので、新津−新発田間 26.0キロを のぞき、白新線 (はくしんせん) 全線で ある 新潟−新発田間 27.3キロを くわえた 273.0キロを、便宜上 羽越線の キロ数と した。