にぎわいを とりもどせ、中込駅

中込 (なかごみ)って いう 駅が ある。こないだ 「かなしい しなの鉄道」を かいただけど、その しなの鉄道の 小諸 (こもろ)から 分岐する JR 八ヶ岳高原線 (やつがたけこうげんせん)に のって 南下し、長野新幹線との のりかえ駅で ある 佐久平 (さくだいら)を こえて しばらく いった ところに あるのが 中込だ。八ヶ岳高原線は もともと 小海線 (こうみせん)と いう なまえで あり、にほんで いちばん たかい ところを はしる 路線だと いう ことを しっとる ひとも おおいだら。

佐久平も 中込も おなじ 佐久 市内に ある。そもそも 合併を かさねて できた 市 みたいだけど、新幹線も とまる 佐久平が あたらしい 中心地で、中込は ふるい 中心地って いう かんじだ。

中込駅 (なかごみえき) 時刻表

この ことは 時刻表を みて みても わかる。小諸、佐久平 方面が 1日 22本で、小海、小淵沢 (こぶちざわ) 方面が 1日 18本と いう すくなさだ。

ところで 中込は むかしは 「佐久の 上海」と いわれる ほどの 繁華街だったそうで、そんな 往時の にぎわいを とりもどそうと、2010年 9月 なのかから 12日まで えきまえで 「なかごみ 屋台村 なごみ 横丁」が 開催された。


「なかごみ 屋台村 なごみ 横丁」の ようす (ひだり=信濃毎日、みぎ=あさひ)
「なかごみ屋台村 なごみ横丁」 (信濃毎日) 「なかごみ屋台村 なごみ横丁」 (あさひ)

  • まぐち 8メートル、おくゆき 20メートルの せまい ばしょに 6軒、8店舗が やたいを つらねる よこちょう。
  • トタン ぶきの やたいに はだか 電球。ビール ケースに ベニヤ いたを わたした だけの テーブルや いす。
  • もうもうと あがる けむりの なかに ひびく、ビール ジョッキが ふれあう おと。
  • ギターの ながしの ねいろも ふんいきを もりあげる。

中込では 30年も まえに えきまえの 区画 整理を やっとる。基盤 整備の できとる 中込が、公共 交通の 拠点と しての にぎわいを とりもどす ことと、八ヶ岳高原線が 佐久 市内の 公共 交通の 中心的な にないてに なる ことを ねがいたい。



(ねたもと、さんこう)


佐久商工会議所青年部は 9月 なのか、佐久市の 中込商店街 グリーンモールに 「なかごみ屋台村 なごみ横丁」を ひらいた。かつて 「佐久の 上海」と よばれた この 商店街 付近の 活気を とりもどす きっかけにと 企画した。

佐久 市内 瀬戸の 自営業 佐藤年彦さん (72才)は 「中込商店街で 1970年代から 1980年代に やった 区画 整理の まえの ふんいき。いまは すこし 元気が ないので、とても なつかしい」と えがお。佐久 市内 原の 会社員 畦上知足さん (21才)は 「平成うまれと しては、この ふんいきは 新鮮」と はなしとった。

(提供: 信濃毎日新聞