名鉄 蒲郡線、まいとし 2億 5千万円の 補助金で 運行 〜来年度から 3年間〜

「沿線 4自治体*1が 補助を おこなう ことで、名鉄 蒲郡線 (がまごおりせん)を 存続させる こと」が きまった ことは、ことし 4月 ふつかの ブログで かいた とこだけど、そのごの 協議を へて 両者が 合意に 達し、きのう 11月 とおか、補助の 具体的な 内容が 発表された。


2011年度から 3年間、蒲郡市と 新西尾市*2の ふたつの 市で、まいとし 2億 5千万円の 補助金を 名鉄に しはらう ことで、蒲郡−西尾間の 運行を する ことが きまっただ。




補助の 具体的な 内容

  • 補助 対象 区間
    蒲郡−西尾間 27.3キロ






名鉄 蒲郡−西尾間 路線図
名鉄 蒲郡−西尾間 路線図 (※ 吉良吉田は きらよしだと よむ)

  • 補助 期間=2011年度から 3年間
  • 補助 金額=総額 7億 5千万円 (年間 2億 5千万円)
    〔鉄道を 道路と おんなじ 社会 基盤と とらえ、線路や まくらぎ、架線などの 修理・維持管理費と 減価償却費を 補助する ことに した〕
  • 補助金の 交付 条件=名鉄が 補助 期間、路線を 存続させる こと
  • 補助金を 交付する 沿線 自治体と 年間 補助 金額*3
    蒲郡市 9,931万円、新西尾市 1億 5,069万円
  • 愛知県から 沿線 自治体への 支援
    =年間 8,000万円 ていどの 支援を する みこみ

蒲郡−西尾間の 2009年度の 状況

  • 利用者は 304万人で、10年 まえ 1999年度の 330万人から 8% 減少
  • あかじは 8億 6,213万円で、100円の 収入を えるのに 334円の 経費が かかった











蒲郡線西尾線の 接続駅 吉良吉田駅 (2008年 7月 26日 撮影)
〔ひだりうえ=吉良吉田駅 全景、みぎうえ=改札ぐち〕
〔ひだりした=蒲郡線 車両、みぎした=西尾線 車両〕
2008年 7月 26日 吉良吉田駅/全景 2008年 7月 26日 吉良吉田駅/改札ぐち
2008年 7月 26日 吉良吉田駅/蒲郡線 車両 2008年 7月 26日 吉良吉田駅/西尾線 車両

合意に いたるまでの 経緯

  • これまでの 名鉄の いいぶん
    =「鉄道の 大量 輸送の 特性を 発揮できて おらず、単独での 存続は むずかしい」
  • 沿線 自治体の いいぶん
    =「学生や 高令者の 利用も おおく、この 路線は 交通 弱者に とって 必要 不可欠」
  • これまでの 名鉄の 努力
    =経費 削減の ため ワンマン 運転 導入や 無人駅化などを すすめて きた。
  • 名鉄は 当初、あかじ額の 大部分を 補てんする よう もとめとったけど、財政難に なやむ 各自治体の 事情に 配慮し、みずからの 経費 節減への 努力と ともに、沿線 自治体に よる 利用 促進策などに 期待して あゆみよった かたちと なった。

2014年度 以降は?

  • 3年間の 利用 状況を ふまえ、あらためて 協議する
  • ただし、この 区間の 利用者 増大に ついての 有効な 方策は まったく みいだせず、補助 期間の 終了 以降は 不透明感が ただよう



2014年度 以降も 運行が つづく よう、蒲郡市と 新西尾市には がんばって ほしい。




(ねたもと、さんこう)

*1:沿線 4自治体とは、蒲郡市 (がまごおりし)、幡豆町 (はずちょう)、吉良町 (きらちょう)、西尾市の よっつ

*2:西尾市幡豆町吉良町西尾市の ほか、一色町 (いっしきちょう)を ふくめた よっつの 自治体が 合併して、2011年 4月 ついたちに 発足する

*3:自治体ごとの 補助 金額は、路線の 距離や 駅の かずで きめた