氷見線に のる 〜35.4km/h〜

こないだの 土日、11月 はつかと 21日、高岡と 氷見 (ひみ)を たびした おりに JR 氷見線に のった。



11月 はつか、名古屋から しらさぎで 高岡に つき、しばし 市内 見物を たのしんだ あと、高岡から 氷見を めざす。

高岡駅の 改札を はいった ところが、そのまま 氷見線の ホームだ。もともと 150メートル ほど ひがしがわに あった ものを、北陸線城端線 (じょうはなせん)と おなじ 位置に そろえる ように した ばかりだ。

高岡駅 氷見線 ホーム
高岡駅 氷見線 ホーム

ホームも 線路も あたらしい。ただし、駅 全体と しては 南北 自由 通路などを つくる 工事が まんだ つづいとって、写真じゃ わからんだけど この ホームも 圧迫されとった。

すでに 列車 まちの 行列が できとって、その 最後尾に つく。まもなく 入線して きた 忍者ハットリくん列車に なんにんかの ひとが シャッターを きる。

氷見線 ホームを 出発する 忍者ハットリくん列車 (ひだり)と その 車内 (みぎ)
氷見線 ホームの 忍者ハットリくん列車 忍者ハットリくん列車の 車内

2両 編成の 車内は ほぼ 満席で、ローカル 列車の わびしさは ない。

高岡 16時 14分 発。

ひがしに むかって すすんだ 列車は すぐに ひだり カーブし、市街地を はずれる。そのまま 北上するだけど、車内の にぎわいとは 反対に、沿線 風景は わびしい。にしがわを 平行して 北上する 万葉線を 地図で みると、駅も たくさん あり、そちらは 市街地を はしっとる ようだ。つまり、高岡駅から きたに のびる 市街地から ひがしに はずれた ところを、氷見線は はしっとるって いう わけだ。

能町 (のうまち)って いう 駅を すぎると、うえを 万葉線が よこぎる。万葉線富山湾に たっすると ひがしに むきを かえ、越ノ潟 (こしのかた)って いう とこまで いく。一方 氷見線も まあ ちょっと して 富山湾に たっするだけど、こちらは 海岸 ぞいに 西北に すすみ 氷見まで いく。

それに しても 前面 展望の つらい こと。運転席の よこに カーブ ミラー みたいなのが 格納して あるだけど、ワンマン 運転の 運転士さんが うしろを みやすい ように、こいつを とびださせるので、わずかな すきまからしか まえが みれん。

海岸線に たっした ときの 写真も、この ように 残念な ものだ。

海岸線に たっした ところでの 前面 展望 (ひだり)と 氷見駅 (みぎ)
氷見線 うみに でる 氷見駅 (ひみえき)

乗客の のりおりも けっこう ありながら、ほぼ 満席の 状態を たもって 氷見に 到着。16時 41分。



11月 21日、ホテル 送迎の バスに ゆられて 氷見駅まで でる。

こんどは 1両 編成で、えんじの 外観も すっきりした ものだ。

これから 氷見駅を でる 列車
これから 氷見駅を でる 列車

氷見 9時 17分 発。

やっぱり 前面 展望が つらい。と、ここで ある ことに きづく。「ほだ! うしろは 運転士が おらんので、カーブ ミラーが とびでとらん!」 って ことで、うしろむきに なって、列車の 最後尾に じんどって いく ことに した。

島尾、雨晴 (あまはらし)と 単調な 風景が つづく。

最初の 停車駅 島尾駅 (ひだり)と つぎの 停車駅 雨晴駅 (みぎ)
101121-48 氷見線 9:22 島尾駅 101121-49 氷見線 9:26 雨晴駅 (あまはらしえき)

雨晴を すぎてから 越中国分 (えっちゅうこくぶ)の へんまでは、うみが みえるので ちょっと うれしい。

雨晴駅越中国分駅間 (2枚とも)
101121-50 氷見線 9:27 雨晴駅−越中国分駅 (えっちゅうこくぶ)間 101121-51 氷見線 9:29 雨晴駅−越中国分駅 (えっちゅうこくぶ)間

伏木 (ふしき)−能町間で 小矢部川 (おやべがわ)を わたる。ボートや クレーン車が あり、この あたりまで 伏木港の 区域の ようだ。

越中国分駅 (ひだり)と 伏木駅能町駅間 (みぎ)
101121-52 氷見線 9:29 越中国分駅 101121-53 氷見線 9:35 伏木駅 (ふしきえき)−能町駅 (のうまちえき)間

万葉線を くぐると 能町に つく。

氷見線の うえを よこぎる 万葉線 (ひだり)と 能町駅 (みぎ)
101121-54 氷見線 9:36 氷見線の うえを よこぎる 万葉線 101121-55 氷見線 9:38 能町駅 (のうまちえき) その1

能町は 構内が やたらに ひろい。地図を みると 東北 方向と 西南 方向に 貨物線が 分岐しとるので、かつては 貨物の にあつかいで にぎわった ものと おもわれる。

能町駅 構内 (ひだり)と 氷見線北陸線に 合流する 地点 (みぎ)
101121-56 氷見線 9:39 能町駅 (のうまちえき) その2 101121-57 氷見線 9:45 氷見線が 北陸線に 合流する 地点

北陸線と 合流して すぐに 終点の 高岡に なるだけど、線路が あたらしく なっとるのは 氷見線 ホーム 移設 工事を やった ためと おもわれる。

まあじき 氷見駅 (2枚とも)
101121-58 氷見線 9:45 まあじき 氷見駅 その1 101121-59 氷見線 9:45 まあじき 氷見駅 その2

9時 46分、高岡 着。


氷見線 データ
高岡−氷見間 16.5キロ
単線 非電化
1日 運行 本数=くだり 18本、のぼり 19本
最高 速度=85km/h
所要 時間=28分
(いきの 27分と かえりの 29分を 平均した)
表定 速度=35.4km/h
(いきの 36.7km/hと かえりの 34.1km/hを 平均した)

「おそい」ってのが いちばんの 印象だ。表定 速度も わずか 35.4km/h。クルマに のれん 高校生や ローカル線の 旅情 めあての 旅行客で、けっこうな 乗車率に なっとるだけど、やっぱり 通勤も ふくめて ふつうの おとなが ふつうに つかえる 鉄道に なるには、実用に たえる スピードが なきゃ あかん。

もちろん 運行 本数も 1時間に 1本 ていどじゃ あかんだら。せめて 30分 間隔で はしらせんと。

101120-16 しらさぎから みた 建設中の 北陸新幹線
建設中の 北陸新幹線
(金沢−高岡間)

あとは、2014年に 開業する 北陸新幹線 新高岡駅への のりいれだ。北陸線 高岡駅から 氷見線とは 反対がわに 分岐する 城端線と 交差する 地点、すなわち 高岡−二塚間に 新高岡駅は できる。この 新高岡と 氷見の あいだで 運行せにゃ いかん。

以上の ことを 鉄道 事業者は 実行して ほしい。一方で 自治体は 鉄道の 駅を 中心に した まちづくりを おしすすめる。あるいて くらせる まちづくりを しよまい。



(さんこう)

(ついか)