桜 〜名鉄 名古屋本線の ふつう 停車駅〜

安城から 神宮前や 金山、名鉄名古屋などの 名古屋市 中心部に いく ときは 特急か 急行で いく。より 停車駅の おおい 急行でも、とまるのは 知立 (ちりゅう)、前後 (ぜんご)、鳴海 (なるみ)、堀田 (ほりた)なので、桜って いう 駅が ある ことさえ しらん ひとが おおいだら。

名鉄名古屋−桜間 路線図 (ひだり)と 桜駅 周辺 地図 (なか=広域、みぎ=詳細)
名鉄名古屋−桜間 路線図 桜駅 周辺 地図 (広域) 桜駅 周辺 地図 (詳細)

鳴海で ふつうに のりかえると 桜にも とまる。本星崎 (もとほしざき)、本笠寺 (もとかさでら)、桜、呼続 (よびつぎ)の 順に とまり、堀田と なる。桜は 名鉄名古屋駅から 9.1キロの 距離に あり、あがり さがり*1とも 1時間に 4本の ふつうが 停車する。あんまり しられとらんけど、ここから 名古屋市営地下鉄に のりかえれる。3分ほど あるいた ところに 桜通線桜本町が あり、多少の のりかえ 客も おると きく。名古屋本線三河 方面から 名古屋市営地下鉄に のりかえるには、ここで のりかえるのが いちばん ちかい。

桜駅の ようす (3枚)
101114 名鉄 名古屋本線 桜駅の ホーム 名鉄 本線 桜を でる あがり ふつう 101210 名鉄 名古屋本線 桜駅
あじき 桜
ホームと こ線橋
いりぐち

駅と その 周辺を すこし 紹介する。

駅は 2面 2線の 相対式 ホームだ。ひがしがわの 側道を あるくと よく わかるだけど、ホームは 2回 ほど みなみに つぎたして いまの ながさに なっとる。最後に つぎたした いちばん みなみがわは、レールで つくった ほねぐみの うえに コンクリートの みちいたが わたして あるって いう だけの 簡単な つくりだ。

改札ぐちは あがり ホームがわの いちばん 名古屋 よりに ある。さがり ホームとは、これも いちばん 名古屋 よりに ある おおきな こ線橋で むすばれとる。

改札から そとに でると すぐに ふみきりの よこに でる。さすがに 名古屋本線は あがり さがりの 電車が ひんぱんに いきかうので、遮断機が おりとる 時間が ながい。ふみきりを わたって そのまま ひがしに のびる とおりには 「桜駅前通発展会」の 看板も かかげられとって、往年の えきまえ どおりの ふんいきが のこる。

ふみきりを ひがしに わたって すぐ みぎに まがる。さがり ホームに そった ほそい みちを みなみに すすむと、線路の 反対 がわに おみやさんが みえる。つきあたりに なった みちの すぐ みぎの ふみきりを わたって みぎがわが 境内だ。桜神明社 (さくら しんめいしゃ)って いって、みごとな 拝殿が 正面に あらわれる。その うしろ、古墳の うえに のっとる 本殿は うっそうと しげる たちきに おおいかくされとる。

境内を でて、これを みぎまわりに まわって いくと 駅に もどるだけど、そのかん はば 1間 たらずの みちが つづく。まるで けものみちの ような せばさで あるにも かかわらず、いえが はりつき ひとびとが 生活しとる。都市 基盤 整備などと いう ことばとは 無縁だ。

一方で、駅から ひがし または きたへ すこし あるくと、それぞれ いかにも 名古屋らしい おおどおりに でる。華竜美食って いう べたな なまえの 中華 料理やも いい。ホイコーロー飯と とんこつ ラーメンの セットで 680円だ。さっき いった 地下鉄 桜通線も この おおどおりの したを はしる。まさに 都市 基盤 整備だ。

駅まで 近代が およぶのは いつに なったらの ことか。



(さんこう)

*1:通常は 東京 方面に いくのを 「のぼり」、反対を 「くだり」って いうだけど、名古屋 地区に ついては 名古屋 方面に いくのを 「あがり」、反対を 「さがり」と いう ことに しとる。