運休のえいきょうはたった 30人？〜長良川鉄道〜

これきいてええーっ！っておもったよ。

「乗客 3人にけがはなし」
「後続の列車 4本が運休し、30人にえいきょう」

きょうおこった長良川鉄道（ながらがわてつどう）の事故のニュースだけど、関係した人数のすくなさにがくぜんだね。

事故の列車に 3人しかのっとらんかったって・・・
4本の列車に 30人しかのる予定のひとがおらんかったって・・・

（事故のニュース）

2012年 1月 23日午前 8時 25分ごろ、長良川鉄道関下有知（せきしもうち）−関市役所前（せきしやくしょまえ）間で、2両編成のあがりふつう列車が線路内にたおれとった電柱に衝突、急停車した。
乗客 3人と 34才の男性運転士にけがはなかった。
衝突の直前、線路に並行する市道で乗用車が電柱にぶつかり、ねもとからおれた電柱が線路をふさいだ。
120123 長良川鉄道事故げんば（さんけい）
乗用車は用水路に転落し、運転しとった美濃市内の 22才の男性会社員がかるいけがをした。
列車は前部のガラスにひびがはいり、乗客は関（せき）へ代替輸送。
事故のため後続の列車 4本が運休、30人にえいきょう。
午前 9時 55分に運転を再開した。

（事故にあった列車の通常運行時刻）〔※ 2012.1.27 ついき〕

さがり
- 美濃太田 7:21 → （中略） → 関 7:46 → 関市役所前 7:48 → 関下有知 7:51 → （中略） → 8:05 湯の洞温泉口（ゆのほらおんせんぐち）〔ここでおりかえし〕
  （ナガラさんによるとさがりでは高校生を 150人ほどのせるとのこと）
あがり
- 湯の洞温泉口 8:10 → （中略） → 関下有知 8:24 → 関市役所前 8:26 → 8:28 関〔終着〕

長良川鉄道ってのは高山線の途中、美濃太田（みのおおた）から分岐し、西北方向にすすんで木曽川流域から長良川流域にうつってからは長良川ぞいを北上し北濃（ほくのう）にいたる、全線単線非電化、キロ数 72.1kmの鉄道だ。名鉄でいうと名鉄名古屋−豊橋間が 68.0kmだで、ほれぐらいのキロ数だ。

長良川鉄道路線図（朝日新聞出版）きた

長良川鉄道路線図（朝日新聞出版）なか

長良川鉄道路線図（朝日新聞出版）みなみ

運行本数をみてみると、起点の美濃太田で 1日 22本、終点の北濃にいたっては 1日 8本と極端なすくなさだ。

長良川鉄道美濃太田駅・北濃駅時刻表（2011.3.12 改正）

おなじ長良川ぞいを北上する東海北陸自動車道はすでに北陸富山までぬけ、利用も好調ときく。長良川鉄道もゆびくわえてみとらんで、はよ九頭竜湖（くずりゅうこ）までのばして越美北線とつなげて、北陸福井までいけるようにしよまい。もちろんいまの 37.0km/h*1っていう表定速度も倍以上にあげる。

長良川鉄道路線図（朝日新聞出版）福井え

平野だけじゃなく、たにぞいもやまおくもうみべもどんなとこへでも、おれは鉄道でいきたいだよ。

（ねたもと、さんこう）

*1:「表定速度 37.0km/h」は「美濃太田 11:41 → 13:38 北濃」の列車で計算したもの。