三陸海岸の鉄道の復旧はバス専用道で？　〜JR東日本〜

去年 2011年 3月 11日のひがしにほん地震でおおきな被害をうけた三陸海岸の鉄道だけど、1年たってもほとんどの区間が運行休止のままだ。

JR東日本が BRTでのかり復旧を提案しとる区間

このうち三陸鉄道の経営する北リアス線、南リアス線は 2014年 4月までに全線を復旧する計画ができとるだけど、ほれ以外の JR東日本各線はみとおしがたっとらんかった。

ほこに JR東日本が BRT （バスラピッドトランジット）でのかり復旧をいいだした。BRTってのはかんたんにいうと、バス専用道でバス運行をするシステムだ。こいつを気仙沼線（けせんぬません）柳津（やないづ）−気仙沼間 55.3キロ、大船渡線（おおふなとせん）気仙沼−盛（さかり）間 43.7キロ、山田線釜石（かまいし）−宮古（みやこ）間 55.4キロのみっつの区間で導入せらあっていう。

2011年 12月 27日、JR東日本は気仙沼線の一部区間について、バス専用道路をもうける BRTでかり復旧する方針を沿線自治体に提案したことをあきらかにした。
- 鉄路の復旧にくらべ工期がみじかく、費用もやすいため。
- 気仙沼線はつなみで線路やはしが流失するなど甚大な被害をうけ、現在はじもとバス会社のふりかえ輸送で対応しとるだけど、運行本数がすくなくて料金もたかいため、住民は不満をつのらせとる。
- 全線鉄路で復旧したばあいの費用は数百億円だけど、BRTでは数十億円におさえれる。
- このひおこなわれた沿線自治体との路線復旧協議で、運休中の柳津−気仙沼間をバス専用道路に舗装して BRTを導入するよう提案した。
2012年 2月 23日、JR東日本仙台支社は定例記者会見をひらき、気仙沼線柳津−気仙沼間について BRTによるかり復旧を最優先させるかんがえをしめした。
- 本復旧のためには安全なルートの確保が必要なだけどいまの段階で鉄道による復旧は約束できん。
- 鉄道による復旧は否定せんけど、BRTはルート設定の柔軟性があり、地震がおこったときに乗車したまま避難できる利点もある。
- これから具体的なバスの走行ルートやダイヤを提示し、じもと自治体の理解をもとめていく。
- 沿線自治体がわは鉄路での早期復旧を要求しとって 2012年 2月 15日には、菅原茂気仙沼市長が JR 本社に要望活動をしたとこだった。
岩手県沿岸市町村復興期成同盟会の総会が 2012年 2月にじゅうよっか、釜石市であり、JR東日本の担当者からひがしにほん地震で一部運行休止になっとる大船渡線と山田線のかり復旧として BRTの導入を検討しとることを説明した。
- 同盟会は「説明不十分。復旧はあくまでも鉄路」として、BRT 導入に反対する緊急決議を採択した。
- 同盟会は 2012年 2月 29日に JR東日本や関係省庁にたいし鉄路復旧を要望するとともに、今後も説明をもとめる。