整備 新幹線 未着工 3区間の 着工 認可 〜2012年 6月 29日〜

きょう、羽田雄一郎 (はた ゆういちろう) 国土交通大臣が 整備 新幹線 未着工 3区間の 着工を 認可した。


整備 新幹線 新規 着工 認可 3区間 (2012.6.29) (にっけい)
整備 新幹線 新規 着工 認可 3区間 (2012.6.29) (にっけい)

前原誠司 (まえはら せいじ) 国土交通大臣 時代の 2009年 10月 16日の 閣議 決定で、整備 新幹線 未着工 3区間が 白紙に なってから 3年 たらずの ことだ。




(さんこう)



(ついか)


速報! 大臣 会見 (羽田雄一郎 国土交通大臣)|2012/06/29 12:42 NH010 時事通信

わたしから 2点 報告がある。


まあ ひとつは 本日、整備 新幹線 問題 検討 会議を 開催し、北海道新幹線新函館−札幌間、北陸新幹線の 金沢−敦賀間、九州新幹線の 武雄温泉−長崎間の 3区間に ついて すべての てつづきを 完了した ことを 確認したで、全国新幹線鉄道整備法に もとづき、工事 実施 計画の 認可を おこなった。


こんご、北海道新幹線に ついては おおむね 24年 後、北陸新幹線に ついては おおむね 14年 後、長崎新幹線に ついては おおむね 10年 後の 完成、開業を めざし、着実に 整備を すすめて いく。こんかいの 3区間の 整備に より、ビジネス、観光の 交流を 促進し、地域の 産業や 社会に おおきな 効果を もたらす だけでは なく、災害 リスクへの そなえなどの 観点で、わがくにの 多重的な 幹線 交通 体系が 確保され、さらに 環境 負荷の ちいさい 公共 交通 機関と して 持続 可能で 活力 ある 国土を きずく ための いしずえと なる ことを 期待しとる。


【とい】
整備 新幹線に ついて、まえの 前田 国土交通大臣が 去年度中に 認可するって いう 意向を はなしとったけど、結果的に この 時期まで 認可が おくれた 理由に ついて、おかんがえは。


【こたえ】
去年 末に 政府、与党で 確認 事項を 決定して 以降、有識者に よる 整備 新幹線 小委員会で 収支・採算性や 投資 効果を 確認する 作業を おこない、さらに JRや 沿線 自治体の 同意の 確認などに 際して 拙速に おちいらず、ひとつひとつ ていねいに てつづきを すすめて きた。結果と して この 時期の 認可と なったけど、整備の 妥当性を 確認する ため しっかり 検討を かさね、てつづきを ふんで きた 結果だと 認識しとる。


【とい】
消費税 増税が 論議される なかで、こんかいの 整備 新幹線に ついては 消費税が 財源では ないけれども、巨額の 税金を 投じる ことには かわりは ない。また、北海道新幹線に ついては 24年と 非常に ながい 期間を かけとる。いま ほんとに 必要な 公共 工事なのかって いう 批判の こえが 与党内でも あると おもうけど、大臣の かんがえは。


【こたえ】
選択と 集中を はかりながら、真に 必要な 社会 資本 整備を しっかりと すすめて いかにゃ いかん。こういう なかで 新幹線は 有効な もので あると かんがえとる。整備 新幹線は 地域の 産業や 社会への 効果、災害 リスクへの そなえ、環境 負荷の ちいささなどの 点で、持続 可能で 活力ある 国土を きずく ための いしずえと なる ものと 認識しとる。


ほれを ふまえて 新規 着工 3区間に 関しては、公共 事業 関係費に 過度に 依存せん ことを 前提と し、自主 財源で ある 整備 新幹線の かしつけりょうを 活用した うえで、事業 ペースを 調整して いく。時間を かけて 整備する ことと して おり、財政 規律にも 十分 配慮した ものだと 認識しとる。


【とい】
整備 新幹線の 着工式の 日程は きまっとるか。


【こたえ】
いまの ところは ない。


【とい】
北陸新幹線 未着工 区間の 敦賀と 大阪の あいだの 整備の かんがえは。フリー ゲージでの 整備って いう ことだけど、整備 計画では フル 規格も のこっとる ことに ついては。


【こたえ】
整備 計画に もとづいて 大阪まで 整備する ことが 重要で あると かんがえとる。一方で 財源の 限界が ある ことから、こんご 継続的に 検討して いきたいと かんがえとる。フリー ゲージ トレインの 導入に ついてだけど、北陸と 関西、中京圏は 旅客 流動が おおい ことから、敦賀での 同一 ホーム のりかえは おおきな てまが かかると かんがえとる。暫定的とは いえ、フリー ゲージ トレインに よる 旅客 利便性の 低下の 回避を はかる 必要が あると かんがえとる。


【とい】
札幌 延伸は 24年 さきだと しとるけど、短縮する 方策を 検討するか。


【こたえ】
こんかい、事業 ベースを 調整する ことで 安定的な 財源 みとおしを 確保した ものだ。かぎられた 財源の なかで しっかり すすめて いきたいと おもうけど、たいへん きびしい 試算を したで、こんごの 経済の 動向を しっかりと 勘案しながら、はやめれるかも しれんし、おそく なるかも しれん。たいへん きびしい 試算を しとるで、これより おくれる ことは ないと 認識しとるけど、はやまると いう 可能性は 経済の 動向に よっては あるのかなと おもう。


【とい】
民間 資金 活用に よる 社会 資本 整備 (PFI)などを つうじて、新幹線 建設 財源を 確保する ことを 検討するか。


【こたえ】
ほう いう ことも しっかりと 検討して いく 必要が あると かんがえる。


【とい】
長崎新幹線で 認可したのは、諫早と 長崎の あいだか、武雄温泉と 長崎の あいだか。


【こたえ】
武雄温泉と 長崎。


【とい】
申請も 武雄温泉と 長崎で あったと いう ことか。


【こたえ】
ほだ。


【とい】
新幹線 沿線 出身の 大臣と して、こんかいの 認可の 感想は。また 敦賀 車両 基地も 認可に はいっとるのか。


【こたえ】
車両 基地は 認可に はいっとる。ほう いう 意味では 一体的に やる ことで、事業費を 抑制できる ことも あり、なるべく 事業費を 抑制する ように 効率的に やる ために はいっとると いう 認識だ。


【とい】
認可の 感想は。


【こたえ】
北陸新幹線に ついては 長野 オリンピックに むけて、長野まで さきに できたけど、フル 規格で 長野まで もって いった ことは、将来の 災害 リスクを かんがえ、また 観光客や 経済を かんがえ、おおきな 前進だと おもう。


【とい】
消費税 増税の なかで おおがた 公共 事業と いう ことで、ほんとに 必要なのか、自身の ことばで かたって ほしい。


【こたえ】
ほう いう 意味では 公共 事業費に 過度に 依存せんと もうしあげたし、公共 事業費を どんと ふやす 状況で ないと もうしあげた。コンクリートから ひとへの 理念は かえんと もうしあげた つもりだ。ほの なかで 効率的に 効果的に この 事業を すすめると 決断した ところで、慎重にも 慎重に、試算も きびしい 試算を おこなって すすめると いう ことで、国民には しっかりと 理解して いただきたい。


【とい】
整備 新幹線だけど、敦賀と 大阪の 着工は、こんかいの 3区間の 事業 完了 後だと いう 政府の 見解だったけど、検討を 継続すると いうのは、ほの まえでも 整備に 着手する 可能性が あるのか。


【こたえ】
まずは フリー ゲージ トレインを 活用すると いう なかで 検討する。


【とい】
フル 規格 整備も。


【こたえ】
もちろん。


【とい】
3区間 整備 まえでも。


【こたえ】
いえ。まず フリー ゲージ トレインの 試行を すすめて いく なかで こんご 検討する。


【とい】
優先 順位を つけるのでは なく、3区間 同時に 着工する 理由は。


【こたえ】
この 3区間 同時に 認可を すすめて いくけど、財源にも 限界が あると いうか、公共 事業を どんと ふやす ことでは ないし、しっかり 採算性も ふくめて かんがえながら すすめると いう ことで 決定しとるで、ほの なかで 最終的な ゴールは いまの ところ ちがっとるけど、これからの 経済の 動向や 民間の 資金が でて くる 可能性も あるで、いろいろ すすめる なかで あらたな 検討は つねに して いくと いう ことだと おもう。


【とい】
すぐに 事業に 着手するのか。


【こたえ】
さいしょの ことしは いまの ところ、ほんなに おおきな 予算を 確保しとる わけでは ないの。こんかいは、北海道は 2012年度 事業は 調査、設計、函館の 総合 車両 基地などの たてもの。トンネルが そうとう 時間が かかるで、ほう いう 意味では 準備費が ついとる。


北陸新幹線の ばあいは 調査、設計費。用地を 先行 取得して ほしいと いう 要望が ある。たてものは 白山 総合 車両 基地で、一体で やる ことで 事業費を 抑制する 効果が ある。あとは トンネルの 準備費。トンネルは どうしても 時間も 費用も かかるで 準備を 先行する。九州は 調査、設計、トンネルの 準備費で、トンネルは 期間と 財源が かかるで 準備費に あてる。


【とい】
車両 基地と いうのは 敦賀の ことか。


【こたえ】
白山。


【とい】
フリー ゲージ 区間は 富山から 大阪だけど、長野の 一部 首長からは 長野まで のばして ほしいと いう こえが ある ことに ついては。


【こたえ】
いまの ところ 富山と いう ことで すすめたい。


北陸新幹線の 着工 認可 歓迎=阿部守一 (あべ しゅいち) 長野県 知事|2012/06/29 17:37 NJ027 時事通信

阿部守一 長野県 知事は 6月 29日の 記者 会見で、北陸新幹線の 金沢−敦賀間が 着工 認可された ことに ついて、「北陸 各県と あしなみを そろえて きた たちばと して、たいへん うれしい しらせ」と 歓迎した。敦賀から 関西 方面への 延伸に ついては、「鉄道 ネットワークと して 完成する ことに 意味が あり、途中で とまれば 効果が 半減 以下に なりかねん。まえむきに 整備に とりくんで ほしい」って 要望した。


一方、整備 新幹線が 費用 対 効果の 観点から 批判される ことに ついて 「単発的に めだつ 公共 事業が むだ あつかいを される ことは いささか 違和感を もっとる。全体の 公共 事業費を どんどん ふやすべきだと おもっとらんけど、交通は 人口 減少 社会に おいて、環境に やさしい 持続 可能な 社会を つくる うえでも 非常に 重要」と 指摘した。