太多線 (たいたせん)の ふうけい

太多線に のって きた。太多線ってのは、中央線の 多治見 (たじみ)と 高山線の 美濃太田 (みのおおた)を むすぶ 全長 17.8キロの 全線 単線、非電化の 線だ。

◇            ◇

のったのは 中間駅の 可児 (かに)から。ほこまでは 名鉄 犬山線広見線 (ひろみせん)を つかって、いった。広見線新可児駅、太多線が 可児駅で、となりあわせに 駅舎が あるだ。

太多線 可児の 駅舎で まず うれしいのは、ちゃんと まちあいしつが ある ことだ。おんなじ JR東海で、可児より 利用者も かくだんに おおい、東海道線の わが 安城 (あんじょう)が、まちあいしつは おろか ベンチ ひとつ ないのは なんでか。

マナカを 簡易 改札機に かざして ホームに はいる。駅舎や ホームが 開業 以来の ものかと おもう ほど ふるいのと 対照的に、線路は コンクリート まくらぎが ひかれた ぴっかぴかの ものだ。JR東海太多線への ちからの いれようが わかる。  

可児 ホーム
可児 ホーム
可児 駅舎
可児 駅舎
可児 かいさつ
可児 かいさつ
可児 まちあいしつ
可児 まちあいしつ
可児 多治見 いきが くる
可児 多治見 いきが くる
可児 多治見 いき
可児 多治見 いき

名鉄の あかい 電車の となりを とおって、太多線 多治見 いきの 列車が やって くる。13時 ちょうど、可児を 出発。2両 編成の 気動車は ふるい かたの もので、のりこむ ときに 1段 ステップを あがらにゃ いかん ように なっとったり、ドアを じぶんで ボタン おして あけにゃ いかん ように なっとったり する ほか、座席は 車両 中央部に ボックス シート、りょうはしに ベンチ シートって いう 配置に なっとる。すいとる 列車なら 4人分を ひとりじめ できるで、ボックス シートも わるい ばっかりじゃ ないかも しれん。ただ、この 車両じゃあ せっかくの ぴっかぴかの 線路を いかす ことが できず、60キロ ぐらいで はしる。

太多線 下切 (しもぎり)
下切 (しもぎり) 到着

下切 (しもぎり)の つぎ、高校生が りょうがわ ホームに まつ 姫 (ひめ)に 13時 6分 到着。どんな おひめさまに あえるのかと 下車する ことに。はんたいからも 列車が やって きて、構内 ふみきりを わたって かいさつの ある こっちの ホームに やって くる。 

姫 (ひめ) 到着
姫 (ひめ) 到着
姫 (ひめ) すれちがい
姫 (ひめ) すれちがい

えきまえには JAとうとの 姫支店ってのも あったり して、この 地区の いちおうの 中心地では ある みたいだけど、喫茶店の ひとつを さがす ことも できず、絶世の 美女に あいまみえる ことも なく、駅に もどって つぎの 列車で また 多治見を めざす。

姫 おれ
姫 (ひめ) 筆者
姫 多治見 いき
姫 (ひめ) 多治見 いき

13時 40分、姫を 出発。車掌さんは おらんくて、きっぷを もらったりも 運転士さんが やる。 

太多線 姫―根本間 運転席
姫 (ひめ)-根本 (ねもと)間 運転席
根本
根本 (ねもと) 到着

根本 (ねもと)の つぎの 小泉 (こいずみ)で、また はんたい 列車 まち。どの 駅でも そこそこの のりおりは あって、閑散 区間って かんじは ない。 

小泉 (こいずみ) 到着
小泉 (こいずみ) 到着
小泉 (こいずみ) すれちがい
小泉 (こいずみ) すれちがい

小泉の てまえからだったか、すぎてからだったか わすれちゃったけど、ほれまでに なく スピード感が あるじゃん!って おもって 運転席の スピード メーターを みたら、やっぱり 80キロを しめしとった。ウィキペディアに よると 太多線の 最高速は 85キロだけど、最高速を だす 区間は ほんなに ながい 区間じゃ ない みたい。

みぎから 中央線
みぎから 中央線
太多線 まあじき 多治見
まあじき 多治見

みぎから 中央線が ちかづいて くる。すぐに だだっぴろい 構内 配線が あらわれ、13時 55分、列車は 多治見の ホームに 停止。太多線の 遠足は おわった。

◇            ◇

(2013年 7月 みっかの 太多線 乗車 データ)

  • 可児 13:00 → 13:06 姫
    〔4.9キロ、6分、49.0km/h、180円〕
  • 姫 13:40 → 13:55 多治見
    〔7.9キロ、15分、31.6km/h、200円〕
    多治見に くる 太多線 列車

(さんこう)