広見線 (ひろみせん)の ふうけい

広見線に のって きた。

広見線ってのは、名古屋から 犬山に いく 名鉄 犬山線から さらに ほの さき、ひがし 方向に つながる 線だ。犬山を 起点に 新可児 (しんかに)を 経由して 御嵩 (みたけ)に いたる 全長は 22.3キロ。この うち、犬山-新可児間 14.9キロは 犬山線と おなじく 複線で、名古屋 方面からの 直通 電車も ある。のこる 新可児御嵩間 7.4キロは 単線で ある だけじゃ なくて、マナカ 利用 区間からも はずされとって、新可児では のりかえ かいさつを とおらにゃ いかんって いう 不便さで、運行は とうぜん この かん だけでの 往復と なる

むかしは 座席 指定の パノラマカー御嵩まで いっとった こと、さらに 新可児御嵩間の 中間駅 明智 (あけち)で きたがわに 分岐する 八百津線 (やおつせん)の 終点 八百津までも いっとった ことを かんがえると、いまは むかしだ。

ちなみに 犬山線は 犬山を 終点と せず、こっから きた 方向に すすんで 木曽川を こえた 新鵜沼 (しんうぬま)で 終点と なる。さらに さらに、新鵜沼からは 各務原線 (かかみがはらせん)と なまえを かえて、むきも にし むきに かえて、名鉄岐阜まで いく。名鉄岐阜は 名古屋本線 岐阜 方面の 終点でも あるだけど、ここで 各務原線の 線路と 名古屋本線の 線路が つながっとる わけじゃ なくて、おんなじ 改札内では あるけど、それぞれの ホームも ちょこっと はなれとる。

で、こんかいは  名古屋から 犬山を 経由して、広見線 新可児間まで いっただけど、ほの ようすを 紹介する。名鉄名古屋からの きょりで 犬山まで 28.2キロ、新可児まで 43.1キロ。

◇            ◇

出発は 名鉄名古屋。いきなり 新可児 いき 準急に のりそこねる。こいつに のれとや のりかえ なしで いけたのに。つぎの 犬山 いき ふつうも みおくって、新鵜沼 いき 快速特急に のる。

(のりそこねた 新可児 いき 準急の 運行 時刻)
名鉄名古屋 11:11 → 【準急】 → 11:46 犬山 11:51 → 【ふつう】 → 12:10 新可児
〔43.1km、59分、43.8km/h、840円〕

11時 23分、名鉄名古屋を 出発。庄内川 (しょうないがわ)を わたった とこで、枇杷島 分岐点を みぎに すすむ。ここで 名古屋本線から わかれて 犬山線に なるだ。ここまで 停車駅は なく、こっから とちゅうの 停車駅は 岩倉 (いわくら)、江南 (こうなん)、柏森 (かしわもり)の みっつ だけ。あっけなく 犬山に 到着。11時 48分。

(犬山まで のった 新鵜沼 いき 快速特急の 運行 時刻)
名鉄名古屋 11:23 → 【快速特急】 → 11:48 犬山
〔28.2km、25分、67.7km/h、540円〕

のりかえ アナウンスを きいて、いそいで 広見線の ホームに うつると、まあはい 新可児 いき ふつうが まっとる。ところで 進行 方向が ぎゃくじゃんか!って おもったら、よう かんがえたら、犬山線から 広見線へは みぎ うしろへ スイッチバックする かたちで 線路が つながって いく ことを おもいだして、なっとく。

犬山 新可児 いき ふつう
△ 犬山 新可児 いき ふつう

犬山の 配線を 説明しとく。犬山線は 西南 方向から ここに やって きて、ここを でて きた 方向に むかう。広見線は ここを 起点に いったん 東南 方向に すすんで ひだりに おおきくカーブして、東北 方向に むかう。まあ ひとつ ここを 終点に しとる 小牧線が あって、犬山線広見線の まんなかに 単線の 線路が はいって くる。漢字の 「小」の 字を おもいうかべると 理解しやすい。ちなみに 小牧線は 名古屋地下鉄 上飯田線 (かみいいだせん)、名城線と つながっとって、平安通 (へいあんどおり) のりかえには なるけど、この ルートでも 名古屋の 都心 栄 (さかえ)まで 26.6キロで つながる。

11時 51分、進行 方向を みなみに 犬山を 出発。すぐに 複線の 広見線は ぎゅーんと ひだりに まがって いく。まっすぐ のびてく 単線の 小牧線と みぎに まがってく 複線の 犬山線とは おわかれだ。

犬山を でて 広見線に はいる
△ 犬山を でて 広見線に はいる

なんの へんてつも ない ふうけいの なか、富岡前 (とみおかまえ)、善師野 (ぜんじの)と 電車は すすむ。この あたりで、乗客の すくなさと 反比例の 車内の りっぱさに おどろく。のっとるのは 高校生が おおい。

新可児 いき ふつう 車内
△ 新可児 いき ふつう 車内

つぎは 西可児 (にしかに)との 車内 アナウンス あり。まあはい 岐阜県に はいっとるだ。西可児って ことは つぎが 新可児かって おもって おりる したくを するも、可児川 (かにがわ)、日本ライン今渡 (にほんらいんいまわたり)と 停車して やっと 列車の 終点 新可児に なるだった。くさぶかい ふうけいの なか、きの まくらぎの 線路を 電車は いく。

新可児 いき ふつうからの 前面 展望
△ 新可児 いき ふつうからの 前面 展望

12時 10分、新可児に 到着、下車。となりの 太多線 ホームの 気動車を みながら かいさつに むかう。

新可児 到着
△ 新可児 到着

(犬山から 新可児まで のった ふつうの 運行 時刻)
犬山 11:51 → 【ふつう】 → 12:10 新可児
〔14.9km、19分、47.1km/h、390円〕
(※ この 電車が 名鉄名古屋で のりそこねた 新可児 いき 準急だった)

のって きた 電車は 表示を 「ふつう セントレア いき」と かえて、ホームで 待機。うん、名古屋を つきぬけて 中部 地方の そらの 玄関 セントレアまで いけるだ。うらやましい。新可児から 犬山 方面へは 1時間に 4本の 電車が あり、うち 2本が セントレア いきで、のこる 2本が 犬山 いきの 広見線内 おりかえしに なる。ほかに あさの 時間帯には、平日は セントレア いき ミュースカイが 3本、土休は セントレア いき ミュースカイが 1本と 豊橋 いき 特急が 3本 あって、この ことも 1日に 特急が 1往復しか なくなっちゃった 西尾線 沿線 住民には けなるい かぎりだ。

新可児 セントレア いき ふつう
△ 新可児 セントレア いき ふつう

かいさつを でえと する うしろにも かいさつ。これが 御嵩 いきへの のりかえ かいさつぐちだ。こっちも あかい 鉄仮面が ホームに 待機しとる。新可児御嵩間に 1時間に 2本の 列車は、犬山-新可児間の 列車と おんなじ 時間に はいって きて、おんなじ 時間に でて いく みたいだ。

新可児 御嵩 いき ふつう
△ 新可児 御嵩 いき ふつう

かいさつを でると 新可児の 駅舎の りっぱな ことが わかる。となりの 太多線 可児が むかしながらの 駅舎なのと 対照的だ。

新可児 駅舎
△ 新可児 駅舎

えきまえに おった タクシーの 運転手さんに、どっか この あたりで めしを くう とこが ないか きくと、駅の へんには どっこも なくて、ゆいつ めしが くえるのが 新可児駅の 売店 食堂との ことで、駅に ひきかえす。

さっき スルーして きた とこだ。カウンター席 だけの 店内は、駅 関係の ひとや タクシーの 運転手さんたちで 満席。昭和の にぎわいって かんじだ。この さき 新可児御嵩間が 存廃 問題で ゆれとる ことを しっとるだけに、この にぎわいは 意外だった。ひとつ だけ あいとった 席に すわって、やきそば おおもりを 注文。

おおいに 満足し、つぎの 目的で ある 太多線 (たいたせん)に 移動した。

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新可児までの ふうけい)

出発は いつも こっから、碧海古井。金山 (かなやま)では セントレア いき ミュースカイを みかける。やっぱり 別格の 存在感だ。

碧海古井
碧海古井
金山 ミュースカイ
金山 ミュースカイ

名古屋で ちょっと よりみち。名古屋地下鉄 金山に 電車が はいって くるのに あわせて、おんなの 駅員さんが 「きいろい 線まで おさがり ください♪」の アナウンス。

金山 ナゴヤドーム前矢田 いき
金山 ナゴヤドーム前矢田 いき

いよいよ 名鉄名古屋から 広見線を めざす。のりそこねた 新可児 いき 準急の あとに きた 犬山 いき ふつうは みおくって、ほの つぎの 新鵜沼 いき 快速特急に のる。枇杷島 分岐点を みぎに はいり、名古屋本線と わかれて 犬山線に なる。

名鉄名古屋 犬山 いき ふつう
名鉄名古屋 犬山 いき ふつう
枇杷島 分岐点
枇杷島 分岐点

快速特急は 快調に 犬山線を すすむ。犬山で 下車。広見線に のりかえる。

まあじき 江南
まあじき 江南
犬山 新鵜沼 いき 快速特急
犬山 新鵜沼 いき 快速特急

(さんこう)