仙石線 （せんせきせん）ってのは 仙台 （せんだい）と 石巻 （いしのまき）を むすぶ 全長 50.2キロの 線だ。正確には あおば通 （あおばどおり）－石巻間が 50.2キロで、あおば通－仙台間 0.5キロを のぞいた 49.7キロが 仙台から 石巻までの きょりだ。2011年 3月 11日の ひがしにほん地震で 全線が 運行 休止に なった あと、ちょこっと づつ 復旧して きただけど、被害の ひどかった 東名 （とうな）と 野蒜 （のびる）って いう 駅を 将来の 安全の ために 内陸 方向に 移設を する ことに なって、この ふたつの 駅を ふくむ 高城町 （たかぎまち）－陸前小野 （りくぜんおの）間 11.7キロが まんだ 運行を 休止しとる 状態だ。
で、高城町－陸前小野間が 運行を 再開し、仙石線 全線 復旧と なる 2015年に あわせて、東北線から 列車を のりいれえって いうのが 「仙石線と 東北線の たすきがけ 運行」だ。
△ 仙台から 石巻 方面の 路線図 （2013.9.15 あきひこ 作成）
まあ ちょっと くわしく 説明する。
仙石線が 仙台から 東北 方向に 海岸 ぞいに のびとるのに たいして、東北線は 仙台から きたに むかって 内陸部を すすんで いくだけど、じつは 松島湾 （まつしまわん）の へんで ふたつの 線は もつれる ように して はしっとる。ほこで、この あたりに 連絡線を つくって、ふたつの 線を またいで 列車を 運行させるって わけだ。具体的には 仙台から 東北線を すすんで きた 列車が 松島湾の へんから 仙石線に のりいれて 石巻まで いくって いう 運行に なる。
わが 愛知県で たとえて みる。
仙台－石巻間 49.7キロの きょりに 匹敵するのが、名鉄 名古屋本線 （なごやほんせん）の 名鉄名古屋－本宿 （もとじゅく）間 49.3キロに なるだけど、名古屋から JR 東海道線で すすんで いった 電車が、刈谷 （かりや）で 名鉄に のりいれて 知立 （ちりゅう）まで 三河線 （みかわせん）、知立から 名古屋本線で 本宿まで いくって かんじだ。
△ 仙石線と 東北線の 接続 （2012.10.18 JR東日本）
仙石線に はなしを もどして、仙石線と 東北線の たすきがけで はしるのは ディーゼル ハイブリッド 車両に なるだげな。まえに この はなしを 紹介した 時点では、はしるのは たんに ディーゼル 車両って ことだっただけど、ブレーキ かけた ときの エネルギーを 電気に たくわえて 走行の たしに する ことも できる、ディーゼル ハイブリッド 車両に しただ。まあ、ディーゼル ハイブリッド 車両って いっても、電車じゃ ないって ことじゃ ディーゼル 車両と かわりは ない。
ところで、仙石線も 東北線も 電化 路線なだけど、直流と 交流って いう 電化 方式の ちがいが あって、電車じゃあ ふたつの 線を またいで はしる ことは できんって ことで こんかいの ディーゼル ハイブリッド 車両の 投入に なっただけど、ほかの 方法は なかったのかな。
ちょっと いくつか かんがえて みた。
- まず、電車でも 交直 両用 電車ってのが あるじゃん！って こと。
- ほいから、仙石線の ほうを 東北線に あわせて 交流に しちゃや いいじゃんか！って こと。いま 仙石線は あおば通から 高城町までと、陸前小野から 石巻までで 分断 運行に なっとるだけど、陸前小野－石巻間は ディーゼル 車両で 運行しとるだで、この あいだに 交流に かえちゃう ことだって できるだらあ。まあ、あおば通－高城町間を 営業 運行しながら 交流に かえるのは むずかしいだらあけどね。
- あとは、バッテリー 電車って やつ。電化 区間は ふつうに 電車と して はしって、非電化 区間は バッテリーで はしるだ。こいでも いいよね。
まあ、がらがら いう ディーゼル 車両が あんまり すきじゃ ないで、電車でも 対応できたのに なんでかな～って ちょっと おもった しだいだ。
あと、いま ディーゼル 車両 はしらせとる 陸前小野－石巻間だけど、2015年からの ディーゼル ハイブリッド 車両に よる たすきがけ 運行の 開始で、電化 設備の 復旧を せん ままに しちゃうじゃ ないかって、記事に のっとったよ。いや～、これ 最悪の すじがきだ。ぜひ こんな ことが 実現せん ことを いのるよ。
（さんこう）
