可部線 反攻の 第一歩 - 可部-新河戸間 1.6キロ 延伸に 許可

広島を起点に、とちゅうまで芸備線(げいびせん)やアストラムラインとならんで太田川(おおたがわ)ぞいを北上し、可部(かべ)にいたるのが可部線だ。いまは全長17.0キロのこの可部線も、もともとは太田川のさらに上流、三段峡(さんだんきょう)までの63.2キロの全長があったものを、2003年11月30日に可部-三段峡間46.2キロが廃止になって、いまの区間をのこすだけになっちゃっただ。

いまの可部線 (2014.2.26)
△ いまの可部線 (2014.2.26)

ほいでも、中国地方の首都っていう位置づけにある広島の求心力はつよく、いっかい廃止された区間を一部復活するかたちで可部線を1.6キロ延伸することになった。これが2008年のはなし。以来、2013年度の完成をめざすだとか、2015年はるの復活開業をめざすだとかききながら、なかなか着工のこえをきくにいたらんかった。

可部線 延伸 区間 路線図 (レスポンス)
△ 可部線 延伸 区間 路線図 (レスポンス)

じれとったところで、こんかい「JR可部線の延伸と新駅設置について、2014年2月25日に国土交通省からJR西日本鉄道事業者許可状が交付された」っていうしらせをきいた。

JR可部線の延伸
延伸区間は可部-新河戸(しんこうど)(仮称)間 1.6km。
途中に新可部駅(仮称)をもうける。
運行本数は1日99本の予定。
建設費は27億円。
2016年はるの開業を予定しとる。
許可状をうけた杉岡篤JR西日本広島支社長は「工事関係のてつづきをすみやかにおこなう。可部線のみならず、広島全体の活性化に尽力したい」ってはなした。

おめでとう、可部線! いや、これは反攻の第一歩だ。これからまた三段峡まで線路をのばさにゃ。さらに将来は、ず~っとまえの構想にあったとおり、山陰線の浜田まで線路をのばさにゃ。ほれと、いまは65キロっていうクルマにもまけるおそさなだけど、はよ高速化にとりくまにゃ。

可部線 路線図
△ 可部線 構想図


(さんこう)