高架駅で急行停車駅の鳴海(なるみ)と堀田(ほりた)のあいだに、地平駅でふつう停車駅のよっつの駅がある。このうち、本星崎(もとほしざき)、本笠寺(もとかさでら)、桜(さくら)のみっつの駅についてはまあはいこのブログで紹介したとこだけど、きょうはのこる呼続(よびつぎ)について紹介する。
ホーム
ほねぐみに鉄骨がつかってある以外は、きでつくってあるうわやがなつかしさをさそう。きのベンチなんか、じーんとむねにくるよ。こんなホームを、ひっきりなしにやってくるあがりさがりの電車がすごいスピードで通過していく。
△ うえ=さがりホームを通過する電車
△ なか=あがりホームを通過する電車 △ した=あがりホームを通過するパノラマスーパー
こせんきょう
△ 東岡崎いきふつうで呼続に到着するところ (うえ) (した)
この駅にはあがりホームの鳴海よりに1かしょかいさつがあるだけで、さがりホームとかいさつとの連絡にはこせんきょうをわたらにゃいかん。これも年季のはいったもんだけど、みためのいかつさにくらべて、じっさいにとおってみると、なんとはなしにあったかみがあるのがふしぎだ。うえの横断部分について、むねからうえが、あなのあいたいたがはめてあったのは、線路にものをなげいれられんようにするためのはいりょとおもわれる。こいでも、めくらいたになっとるよりはあかるくてずっといい。
△ さがりホームからみたこせんきょう (うえ) (なか)
△ した=あがりホームがわのかいさつとこせんきょう
ちなみにヰキペディアでは無人駅となっとるけど、さつえいにいったこのひは駅員さんがひとりかいさつのへんにおった。
ふみきり
△ やまがわからみたふみきり (1まいめ) (2まいめ) (3まいめ) (4まいめ)
このふみきりふうけいのしぶさは、なんちゅうことだ。ひととまちと電車が一体になっとるさまがすばらしい。ただ、通行するひとには不便であり、また、事故の危険性もおおきく、2019年度に立体交差事業に着手するってきく。
このふみきりから線路と直角にやまがわとうみがわの両方向にのびるみちが、えきまえどおりになる。いちおうみせやさんもいくつかあるだけど、ほんなに活気があるわけじゃない。昭和の商店街がいまものこっとるってかんじか。
△ うみがわからみたふみきり (1まいめ) (2まいめ) (3まいめ)
山崎川
△ 山崎川鉄橋、呼続駅と連続するふうけい (うえ) (した)
堀田のほうからいくと、呼続の駅のすぐてまえでかわをわたるだけど、これが山崎川(やまざきがわ)だ。鉄橋、駅と連続するさまはえになり、また、山崎川をさかのぼると、さくらの名所やグランパスの本拠地瑞穂陸上競技場にもあるいていける。ただ、この鉄橋のはしげたのいちばんしたが堤防よりひくく、増水時にかわのながれをさまたげるおそれがあるってことで、このことからも鉄道の高架化がもとめられとるだげな。
むすび
△ カワチ珈琲商会 (ひだり=うでたまごつきコーヒー) (みぎ=テレビでは国会中継)
さつえいにいったこのひのさいご、えきまえの喫茶店にふらっとはいった。そとからはおもいもつかず、みせんなかはおきゃくさんがいっぱい。有線から演歌がながれてくるわ、コーヒーにはうでたまごがついてくるわで、昭和のにぎわいここにありってかんじだ。
こんなむかしなつかしい呼続のまち、呼続の駅を、高速をほこる名鉄電車がつっぱしっとるってわけだ。いってみや、昭和のなかを現代がつっきっとるってのがいまの呼続だとおもう。これから駅は高架のあたらしい駅にかわっていくわけだけど、あたらしい駅を中心にしてまちなみもまたよそおいをあらたにし、昭和のまんまじゃないあらたなにぎわいがうまれることを期待する。
(さんこう)