かなしい新魚津

富山地方鉄道本線の新魚津(しんうおづ)。起点の電鉄富山(でんてつとやま)から30.2キロのきょりにあるだけど、もともとは北陸線の魚津といっしょの駅だった。なまえもおんなじ魚津だったし、こせんきょうをわたっていくと北陸線のホームのつぎが富山地方鉄道のホームだった。

1977.11.15 魚津駅構内配線図(懐かしい駅の風景~線路配線図とともに)
1977.11.15 魚津駅構内配線図(懐かしい駅の風景~線路配線図とともに)
20140115 「写真クラブ・優良課」 鉄道 写真展 (5) 魚津駅 1978年 8月
新魚津となまえをかえるまえの富山地方鉄道魚津(写真クラブ・優良課)

ほれが1995年4月ついたちからかわった。これまで駅のうらがわだったにしぐちにロータリーが整備され、あわせて東西自由地下通路が完成して、富山地方鉄道のホームへはこの地下通路からあがるようにかわっただ。こせんきょうも無用とされた。北陸線とののりかえは、いっかいかいさつをでてからってことになっちゃって、なまえも新魚津にかわる。こせんきょうはしばらくほねぐみのままさらされたあと、2008年にやっと撤去される。

20050317 新魚津 - こせんきょうのほねぐみ (TRAVEL STATION)
2005.3.17 新魚津 - こせんきょうのほねぐみ (TRAVEL STATION)

いま、駅舎はしましきホームのはしっこにひっそりとたつってきく。あたらしい地下通路に直結することでにしぐちにもすっとでれるようになってべんりになったってことだけど、「駅からでたら殺風景な地下通路」ってのがなんだかかなしいな。


(さんこう)