山陰線は在来線の改軌高速化にしなさい

むかしはにほんのくにを支配した出雲(いずも)。大和(やまと)にくにゆずりをしたあとは、山陰(さんいん)っていういいかたがあらわしとるように、うらにほんの地位にあまんじとる。鉄道交通においても、山陰線が縦貫こそしとるものの、これをとおしではしる特急もない。

山陰の地図 (あきひこ)
山陰の地図 (あきひこ)

こいじゃあいかん!ってことで、きょねん2013年6月に「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議」ができた。ほいで、きのう2014年6月みっか、福井県から山陰を縦貫して山口県にいたる超高速鉄道を実現すべく、建設経費や事業効果を算出する独自の調査をやることにきめただげな。

日本海新聞の記事から)

  • 鳥取市長が会長をつとめ、福井、京都、大阪、兵庫、鳥取、島根、山口の2府5県の49市町村を構成員とする、山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議の総会が2014年6月みっか、東京都内でひらかれた。くにによる検討はすすんどらんけど、建設経費や事業効果を算出する独自の調査に着手することをきめた。
  • 一部の首長が主張するリニア方式と、東海道・山陽新幹線のような従来がたのフル規格方式での整備を比較検討。超高速鉄道で利用者などがえれる経済効果を試算し、この地域にふさわしい整備方法を研究する。
  • 調査は、京都市内の研究機関に委託し、2014年7月中旬かららいねん2015年3月にかけておこなう。
  • くには昨年度2013年度から在来線の高速化にむけた調査研究に着手しとるけど、山陰地方など新幹線未整備地域に関する具体的な検討はすすめとらん。
(ねたもと)
超高速鉄道整備、独自調査に着手へ - 山陰縦貫会議総会|日本海新聞 Net Nihonkai|2014年6月4日

リニア方式もフル規格方式も、おれは大反対だよ。べつ線で高速鉄道つくっちゃやあ、在来の鉄道がすたれることはめにみえとるじゃんか。しなの鉄道をみてみなさい、IGRいわて銀河鉄道をみてみなさい、青い森鉄道をみてみなさい、肥薩おれんじ鉄道をみてみなさい。まえは生活交通と遠距離交通が連結しとったものが、新幹線がべつ線でできたことで分断されちゃって、生活交通のほうは絶滅寸前だ。「ふだんの生活はクルマで、とおくへいくときは新幹線で」っていう図式になっちゃった。北陸新幹線の金沢開業で三セクになる在来線もおんなじ運命をたどる。まあ、こんなのはたくさんだ。

おおくにぬしのみことの子孫のみなさんよ、どうかおんなじおろかさをくりかえさんでほしい。やるべきことは、いまある山陰線を線形を改良しつつ標準軌に改軌して、高速化することだ。特急とふつうが混在するで、時速300キロはむりだけど、200キロはいける。ふつうはいまよりず~っと高速化されて160キロではしれる。どうか、みみをかしてほしい。


(さんこう)
五畿七道の地図
(こいで山陰の範囲がわかる)