水郡線ってなに?
水郡線(すいぐんせん)っていっても、みずの軍隊、水軍じゃなくて、茨城県の県都、水戸(みと)と福島県第2のまち、郡山(こおりやま)をむすぶ鉄道の線だ。ふたつの都市の漢字表記の1文字めをとって水郡線ってわけだ。へんななまえだね。こんな水郡線だけど、きのう2014年12月よっか、全線開通80周年をむかえとる。
きょりは水戸から郡山まで142.4キロと、上菅谷(かみすがや)から常陸太田(ひたちおおた)までの9.5キロ。
運行本数
運行本数はつぎのとおり。きたから、郡山から常陸大子(ひたちだいご)までは、とちゅうどまりのものをふくめても平日1日10往復しかなく、実用性がない。常陸大子から福島と茨城の県ざかいをこえて常陸大宮(ひたちおおみや)までは平日1日14.5往復で、こいでも実用性はひくい。常陸大宮から水戸までの茨城県内完結区間では平日1日19.5往復といちばんおおいけど、こいでやっと1時間に1本ていどと、まんだまんださびしい。さいごに上菅谷から常陸大宮の支線区間は平日1日16往復で、支線っていう以上の充実ぶりだ。水郡線の歴史をみてみると、この支線区間のほうがさきにできたってことで、常陸太田ってのは輸送需要がおおきいわけだ。ほんとはまっとはしらせたいとこらしいけど、支線区間にいきちがい設備がなく終点の常陸太田も1線しかなく、このかん、1編成がいったりきたりするしかないために、本数をふやせんらしい。ざんねんなことだ。ちなみに、わがもよりえきである、名鉄西尾線のふつう停車駅、碧海古井でも平日1日に40本の運行があることをつけくわえとく。
- 常陸大子からくだり ↑ 平日1日10本
- 郡山いき 10本
- 常陸大子からのぼり ↓ 平日1日15本
- 水戸いき 15本
運行速度
運行速度はどうだ。列車はすべてふつうなだけど、つぎにしらべたとおり、どの列車も表定速度は時速40キロ台なかば以下だけど、まあ全線単線非電化でくねくねした線形からいって、こんなもんか。ただ、常磐線とならんで茨城県と福島県をむすぶ路線であるっていう性格をかんがえると、まっと高速化にとりくむべきっておもう。
- のぼり ↓ 郡山 13:45 → 16:55 水戸
〔142.4km、3時間10分、45.0km/h、2,590円〕 - くだり ↑ 水戸 13:15 → 16:26 郡山
〔142.4km、3時間11分、44.7km/h、2,590円〕 - のぼり ↓ 常陸太田 12:00 → 12:14 上菅谷
〔9.5km、14分、40.7km/h、206円〕
蒸気機関車の運行
蒸気機関車の運行についてのべる。きのう2014年12月よっかに全線開通80周年をむかえたとこで、きょう2014年12月いつかとあした、あさってのみっかかん、これを記念して蒸気機関車の運行をおこなうだげな。まっと関心をあつめにゃ!ってとこだ。
水郡線全線開通80周年を記念して,茨城県,水戸市,常陸太田市,ひたちなか市,常陸大宮市,那珂市,大子町などで構成する茨城県水郡線利用促進会議とJR東日本水戸支社が連携し,2014年12月いつかきんようびから2014年12月なのかにちようびまでのみっかかん,水郡線の水戸(みと)から常陸大子(ひたちだいご)までのあいだで蒸気機関車を運行することとしました。
おんなの歌手が水郡線応援歌♪
さいごは応援団の話題。水郡線沿線出身の歌手が応援歌をつくって宣伝しとるだげな。うん、もりあげにゃ!
(あさひのきじから)
JR水郡線がこんげつ2014年12月、全線開通80周年をむかえるのを記念して、那珂市(なかし)出身のシンガー・ソングライター、まついえつこさん33才が応援歌「ボクの恋(ハート)は水郡線」をつくった。のどかなローカル線の情景や乗車時の実体験をもとにした歌詞になっており、「じもとのひとはもちろん、鉄道ファンにもたのしんでもらえるのでは」って宣伝しとる。
(さんこう)