渋谷の埼京線ホームが移設って?

あさひにみじかい記事があった。「渋谷(しぶや)の埼京線(さいきょうせん)ホームが2020年に移設を完了し、のりかえが便利になる」って。東京のひとにはかんたんに理解できることだけど、わが愛知県民にはなんのことだかようわからん。

説明する。JRで渋谷っていうと「山手線(やまてせん)の中間駅でしかない」っておもうだらあけど、じつは山手線のにし半分には埼京線(さいきょうせん)っていう線がならんではしっとるだ。埼京線ってのはきたのほう、さいたままでつながる線だ。このほか、さんこうまでにいっとくと、埼京線のうち山手線とならんではしる部分については湘南新宿ライン(しょうなんしんじゅくらいん)の電車もはしっとる。

さて、渋谷の埼京線ホームにもどる。あとでできた埼京線のホーム、ばしょてきな制約があって山手線のホームのとなりにつくれんかった。記事をみると350メートルもはなれとって、のりかえに4分もあるかにゃいかんっていう。わがやから碧海古井駅(へっかいふるいえき)までが400メートルだもんな。どいだけのりかえにあるかにゃいかんだ!ってはなしだ。ほんな利用者の不便をなくすために、となりに移設するってのが記事の意味だ。完了が2020年っていうと、東京オリンピックにまにあわせるってわけだね。

ここで関西人はおもう。なんで複々線にせんだ!って。複々線にしときゃ、いきさきのちがう電車もおんなじホームでのりかえれるじゃんか!って。渋谷は山手線、埼京線っていう、それぞれ複線の線路がとなりあわせにあるだけで、ちがういきさきの電車にのらあっておもったら、階段ののぼりおりしてホームをうつらにゃいかんだ。どうも東京は複々線に消極的だな。

渋谷駅位置関係図(ヰキペディア)
〔かくだい〕


(さんこう)