中国の高速鉄道網を四縦四横(しじゅうしおう)っていう。どっからどこまでがこの四縦四横にふくまれるだかいまいちようわからんくて、2012年12月ついたちにターリエン-ハルピン間高速鉄道が開業したときにつかった路線図じゃあ、ハルピンがほの終点になっとっただけど、どうもハルピンからさらにチチハルにいく線と牡丹江(ぼたんこう)にいく線があるみたいだ。こんげつ2015年8月17日にハルピン-チチハル間高速鉄道が開業したってきいてしらべるなかでわかった。
サンケイビズのきじから
- 黒竜江省(こくりゅうこうしょう)のハルピン駅とチチハルみなみ駅をむすぶ中国最北端の高速鉄道、ハルピン-チチハル間高速鉄道が2015年8月17日、正式に営業運転を開始した。
△ ハルピン-チチハル間高速鉄道位置図 - 経済産業研究所 - ハルピン-チチハル間高速鉄道は2009年11月に着工。全長279キロで、中国の高速鉄道としては現在もっとも緯度のたかい地域を走行する。ハルビン、ターチン(大慶)、チチハルっていう東北地域の重要な3都市をむすんどる。ことし2015年5月に各種設備の点検をおこない、2015年7月に旅客をのせん試験運転をおこなっとった。
- ハルピン鉄路局の徐峰・客運処副処長によると、ハルピン-チチハル間高速鉄道の開通で、ハルピン-チチハル間の最短移動時間はほれまでの3時間から1時間25分となり、半分以上短縮された。開業当初は時速250キロで20往復を運行予定で、年間利用者800万人をみこんどる。
△ ハルピン-チチハル間高速鉄道CRH5Aがた車両(中新網) - ハルピン-チチハル間高速鉄道の電気回路工事をになった中国中鉄電気化局集団の杜書臣・中国共産党ハルピン-チチハル事業部工作委員会書記によると、黒竜江省は冬季の気温が非常にひくくなるため、高速鉄道の線路、高速鉄道車両ともにこれがおおきな課題となり、ハルピン-チチハル間高速鉄道の建設と調整は6年間の時間を要した。ハルピン-チチハル間高速鉄道では寒冷地むけに仕様を変更したCRH5Aがた車両と強度をたかめた電気回路を導入し、氷点下40度の極寒かんきょうでも運行可能だっていう。
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う~ん、ハルピンからチチハルまで279kmのきょりを1時間25分ではしるか。表定速度は196.9km/h。いま、こころみに名古屋12時12分発13時53分東京着ののぞみ124号で計算してみたら、342.0km、1時間41分、203.2km/hとなった。いや両者ほとんどかわりないじゃん。おそるべし中国。
(さんこう)
- 中国最北端の高速鉄道、試験運行を開始|japanese.china.org.cn|2015-07-15
- ターリエン−ハルピン間 高速 鉄道 開業! −2012.12.1− - あきひこゆめてつどう|2012/12/24
- この 鉄道は ターリエンと ハルピンの あいだ 921キロを 最速 3時間 半で むすび、最高 時速は 300キロ。
- ふゆの 気温が マイナス 40度にまで さがる 寒冷地を はしる ため、12月から 3月は 最高 時速を 200キロに おさえる。
- RIETI - 形成されつつある高速鉄道網 - 経済成長の原動力に|2010年11月26日けいさい
- 「中長期鉄道網計画」(2008年に改訂)にしたがい、中国における高速鉄道網の建設は、国土を縦横にむすぶやっつの路線「四縦四横」を中心にすすめられてきた。
- 「中長期鉄道網計画」(2008年に改訂)にしたがい、中国における高速鉄道網の建設は、国土を縦横にむすぶやっつの路線「四縦四横」を中心にすすめられてきた。