京成に押上線っていう線がある。京成は東京と千葉をむすぶ鉄道だけど、東京がわが双頭になっとって、京成上野を起点とする京成本線と押上を起点とする押上線のふたつにわけれとるだ。両線は青砥で合流して、つぎの京成高砂でまた金町線、北総線、京成本線のみっつにわかれて、ひろく千葉県内を網羅していく。
なんだあ、押上とか青砥とかしらんがや!っていうなかれ。なんだか盲腸線みたいな押上線だけど、ほじゃなくて、じつは押上から都営地下鉄浅草線につながって日本橋ほかの都心にいけて、さらに泉岳寺からは京急本線につながっとるっていう、一大幹線の一部なだ。また、押上のえきのすぐとなりは、あの東京スカイツリーだ。
で、きょうの話題がこの押上線の高架化についてだ。起点の押上から荒川のてまえの八広までの区間が、ことし2015年8月22日に高架化された。住民や関係のかたたちのよろこびはひとしおだらあ。のこるは荒川のむこうの四ツ木から青砥まででらいねん2016年度に高架化に着手して、2023年度の完成をめざすっていう。高架化でまちの分断が解消されるほか、ふみきり事故がなくなるっていう利点もあるだけど、ちょこっとづつしか事業がすすんでいかんのがもどかしいね。
(さんこう)
- 京成電鉄、押上線京成曳舟駅付近の上下線とも高架化完了 - ふみきり6か所廃止に|マイナビニュース(佐々木康弘さん)|2015/08/26
- 京成は押上線押上-八広間の連続立体交差事業に関して、予定どおり2015年8月21日終電后にくだり線の高架きりかえ工事をおこない、この区間の上下線高架化を完了したって発表した。
- この事業は336億円を投じ、京成曳舟をふくむ押上線押上-八広間を高架化し、ふみきり8か所を廃止する計画。東京都、墨田区、京成の3者による事業として2008年8月に着工し、2013年8月にはのぼり線の高架化きりかえを完了した。くだり線きりかえ工事は2015年8月21日終電后の24時30分ごろから4時間にわたっておこなわれ、営業開始まえに試運転列車を運行して安全性を確認。計画どおり2015年8月22日始発より高架線での営業運転をはじめた。
- これにより、除去ずみのふみきり2か所にくわえ、押上-八広間の6か所のふみきりが廃止され、京成によると保安度の向上および道路渋滞の解消が実現されたとのこと。
- 京成押上線 - Wikipedia