函館線貨物列車脱線事故でJR北海道を書類送検 - 2015.12.22

一連の事故、不祥事つづきで減速減便をしいられとるJR北海道。さらに、らいねん2016年3月26日のダイヤ改正では減「駅」の予定もある。再生推進会議を設置してうまれかわりをめざしとるところではあるけど、おとつい2015年12月22日、2013年9月におきた函館線貨物列車脱線事故について、鉄道事業法違反と運輸安全委員会設置法違反のとがでJR北海道書類送検された。みちはけわしい。

JR北海道を書類送検 - よみうり 2015.12.23
△ JR北海道を書類送検 - よみうり 2015.12.23

JR函館線大沼駅で2013年9月におきた貨物列車脱線事故をめぐり、レール計測データが改ざんされるなどした事件で、北海道警察は2015年12月22日、法人としてのJR北海道、保線業務を担当する本社工務部幹部をふくむ社員ら19人を、検査忌避などの鉄道事業法違反と虚偽報告の運輸安全委員会設置法違反のふたつの容疑で札幌地検書類送検した。鉄道事業者がこうした容疑で書類送検されるのはきわめて異例。

2013年9月の函館線貨物列車脱線事故(東洋経済) 2013年9月の函館線貨物列車脱線事故(東洋経済)

発表などによると、大沼保線管理室の担当者らは、げんば付近のレールはばのひろがりなど複数の計測データを改ざんして、国土交通省運輸安全委員会に報告するなどしたほか、函館保線管理室の担当者も、国土交通省が特別保安監査にはいる直前、複数の保線記録を改ざん、ねつ造し、監査をまぬがれえとしたうたがいがもたれとる。北海道警察は、本社工務部の幹部らがげんばからとどいたレール計測データが改ざんされとることにきづきながら、黙認したって判断した。北海道警察はまた、レール異常を放置して事故をまねいたとして、JR北海道大沼保線管理室の当時の助役を業務上過失往来危険容疑で函館地検書類送検した。

(さんこう)