天空のちゃばたけまでの道中のうち、こんかいがさいごの区間だ。名鉄、東海道線、養老鉄道と電車をのりついだあと、揖斐川町コミュニティーバスで揖斐駅から旧春日村までいったようすをしるす。
◇ ◇
いき
揖斐駅は養老鉄道の終点だ。大垣からのった電車をここでおりてかいさつをでると、まあはいえきまえロータリーにになんだいかのバスがまっとる。バスだとあんまり天空のちゃばたけのちかくまでいけんことがわかっとって、ちょっと待機しとったタクシーの運転士さんにいくらぐらいかかるかきいてみたところ、やっぱり数千円はかかるだらあってことで、やめにする。バスのりばのほうにあるきだしたとこで、なんとタクシーの運転士さんがついてきてくれて、どのバスにのやあいいかおしえてくれる。なんと親切な。揖斐川町コミュニティーバスはここ揖斐駅を中心に路線網をはりめぐらしとるだけど、わがのる春日線のバスがやってきたのはさいご。
△ 20160507_095810 揖斐駅 - 揖斐川町コミュニティーバス
のってきた電車がおりかえししゅっぱつするのとあわせるように、わが揖斐川町コミュニティーバスも揖斐駅をしゅっぱつ。電車がついたのが9時52分で、バスがでたのと電車のおりかえししゅっぱつが10時ちょうど。
△ 20160507 揖斐川町コミュニティーバス - 揖斐駅(うえ=095932)(した=100111)
揖斐駅をでたバスは、まるで養老線を延長するようなかたちできたにすすむ。すぐに脛永橋(はぎながばし)っていうはしになって、粕川(かすがわ)っていう揖斐川の支流をわたる。じつは揖斐駅は揖斐川町のみなみのはずれにあり、まちの中心はこのままきたにすすんで揖斐川をもわたったむこうがわにひろがる。むかしは名鉄岐阜市内線からつながる揖斐線がまちの中心のちょこっとひがしよりにある本揖斐駅(ほんいびえき)っていうえきまできとっただ。養老線もあとふたつかわをこえて、まちの中心までのばしてほしいもんだ。
△ 20160507_100241 揖斐川町コミュニティーバス - 脛永橋(はぎながばし)をわたる
バスは揖斐川をわたらず、岡島でひだりにまがる。進行方向はきたむきからにしむきにかわって、粕川がさかのぼる方向と平行する。揖斐和田(いびわだ)、岡(おか)と平野をすすむ。
△ 20160507_100503 揖斐川町コミュニティーバス - つぎは揖斐和田(いびわだ)
黒田(くろだ)で右折。このあと左折してまた右折して、ずいぶんややこしい経路だな~っておもっただけど、あとで地図でたしかめると、黒田で右折せんでまっすぐいきゃあ、ほのまま旧春日村のほうにいけとる。きたまわりにおおまわりしたのは、人家のおおいとこをとおるためのものとおもわれる。
△ 20160507_100725 揖斐川町コミュニティーバス - つぎは黒田(くろだ)
新宮(しんぐう)、小島小前(おじましょうまえ)と平野をすすんで、上野(うえの)までいったとこで左折。
△ 20160507_101057 揖斐川町コミュニティーバス - つぎは上野(うえの)
上野からは瀬口(せぐち)、白樫(しらかし)とやますそをすすんで、白樫口(しらかしぐち)までいったとこで右折。バスは粕川と平行するみちにもどって、また、にしむきにすすむ。白樫のつぎが白樫口っていうのも妙だけど、バスがうらみちにまわったために、こうなった。
△ 20160507_101350 揖斐川町コミュニティーバス - つぎは白樫(しらかし)
市場宮前(いちばみやまえ)をすぎると、まわりのふうけいが平野のふうけいからたにぞいのふうけいにいっぺんにかわる。みちのすぐひだりしたを粕川がながれ、新緑もこいやまの斜面が左右にせまる。
△ 20160507 揖斐川町コミュニティーバス(うえ=101653 つぎは新丁(しんちょう))
(なか=102039 つぎは樫村(かしむら))(した=102211 つぎは宮ノ下(みやのした))
新丁(しんちょう)、滝(たき)、樫村(かしむら)とすすんで、バスは宮ノ下(みやのした)にとうちゃく。定刻の10時22分からほとんどおくれてない。ここまでおれとまあひとりのふたりがのってきただけど、おれだけここでおりる。このバス停が天空のちゃばたけのもよりバス停であることをあらかじめ揖斐川町やくばにたしかめてあり、春日郵便局のよこあたりからうらのやまにはいり、絶景をたのしみに斜面をのぼっていった。
△ 20160507 宮ノ下(みやのした) - 揖斐川町コミュニティーバス
(うえ=102302)(した=102308)
かえり
天空のちゃばたけのかえりはかすがもりもりむらから。やまをあるいてくだって宮ノ下バス停までいったあと、たにぞいの六合のまちをぶらつくとちゅう、じもとのひとの好意でかすがもりもりむらまでクルマでつれてってもらえることになって、ほこで豪華なひるめしにありつくことができただ。
薬膳料理もりもり膳におおいに満足しバス停にいくと、上ヶ流(かみがれ)いきのバス停標識がある。上ヶ流ってのは天空のちゃばたけのある集落のことだ。これまでバス路線からはずれとったものを、いま試験的にかすがもりもりむらと上ヶ流をむすぶバスが運行されとるだ。
いまからのる揖斐駅いきのバス停標識もとなりにある。
定刻の13時59分にやってきたバスにのり、揖斐駅をめざす。乗客はおれひとり。
△ 20160507_135932 かすがもりもりむら - 揖斐川町コミュニティーバス
さっきぶらついた六合(ろくごう)をとおる。
△ 20160507_140307 揖斐川町コミュニティーバス - 六合(ろくごう)
つぎの下ヶ流(しもがれ)つぎが宮ノ下(みやのした)。
△ 20160507_140458 揖斐川町コミュニティーバス - 宮ノ下(みやのした)
新丁(しんちょう)までたにぞいにくだっていく。
△ 20160507_140946 揖斐川町コミュニティーバス - つぎは新丁(しんちょう)
新丁をすぎ、平野にでたとこから運転士さんにいろいろとはなしをきく。揖斐川町コミュニティーバスは実用路線で、高校生がつかうほか中学生もつかうとのこと。旧春日村にあった中学校が廃校になったためだった。ぎゅうづめになることもあるっていう。なるほど、コミュニティーバスにありがちな、ただてきとうにぐるぐるとはしらせとるだけのバスじゃないだ。あさ6時台からゆうがた19時台まで運行しとるってことが、実用路線であることの証明だ。ひるまの時間帯に運行間隔が2時間ちかくになっちゃうのは、まあ沿線の人口密度からしてしょうがないとこか。電車とバスの接続がきっちりできとることにも感心。
平野をずーっとすすんで脛永橋(はぎながばし)をわたると、揖斐駅はすぐほこだ。まちの中心じゃないっていっても、鉄道とバスの結節点だけあって、とおりにはほれなりにみせがならぶ。
△ うえ=20160507_142417 揖斐川町コミュニティーバス - 脛永橋(はぎながばし)をわたる
△ した20160507_142500 揖斐川町コミュニティーバス - まあじき揖斐駅
定刻の14時26分よりちょこっとだけはやかったか、揖斐駅にとうちゃく。けっきょくここまでおひとりさまのままだった。14時35分の電車にのり、揖斐川町をあとにした。
△ 20160507_142515 揖斐川町コミュニティーバス - 揖斐駅
揖斐駅からかすがもりもりむらまでの運行路線図
△ 揖斐駅からかすがもりもりむらまでの運行路線図 - 揖斐川町コミュニティーバス春日線(あきひこ) 〔かくだい〕
揖斐川町コミュニティーバス春日線乗車記録 - 2016.5.7 どようび
- いき
揖斐駅 10:00 → 脛永橋 10:01 → 岡島 10:02 → 揖斐和田 10:04 → 岡 10:06 → 黒田 10:08 → 新宮 10:09 → 小島小 10:10 → 上野 10:12 → 瀬口 10:13 → 白樫 10:14 → 白樫口 10:15 → 市場宮前 10:16 → 新丁 10:17 → 滝 10:18 → 樫村 10:20 → 宮ノ下 10:22 〔22分、200円〕 - かえり
かすがもりもりむら 13:59 → 六合 14:01 → 下ヶ流 14:03 → 宮ノ下 14:04 → 樫村 14:06 → 滝 14:08 → 新丁 14:09 → 市場宮前 14:10 → 白樫口 14:11 → 白樫 14:12 → 瀬口 14:13 → 上野 14:14 → 小島小 14:16 → 新宮 14:17 → 黒田 14:18 → 岡 14:20 → 揖斐和田 14:22 → 岡島 14:23 → 14:26 揖斐駅 〔27分、200円〕
(さんこう)