名鉄6800系電車

電車ずきでありながら電車のことをようしらん。いちばん名鉄らしいっていえるあかい電車も、「貫通がたのあかい電車」、「鉄仮面」、「ほれ以外のふつうのあかい電車」のみっつぐらいにしか区別してなかった。電車にのったらかぶりつきにじんどって、ひたすら前面展望をたのしむだけだったでだ。

ところで、フェースブックやなんかでほんものの電車ずきのひととはなしをする機会もだんだんふえて、車両形式ぐらいしっとったほうがよりくわしいはなしができるじゃんかってことで、さいきんになってあかい電車の車両形式をきにとめるようにした。こないだ関までいってきたときも3500系3100系についてまなんだとこだ。

で、きょうの話題が6800系。つきにいっかい碧海古井のえきのまわりのそうじをしとるだけど、ほのついでにみてきただ。15時55分のしんあんじょういきふつうが碧海古井のホームにはいってくる。車両番号は6914と6814。しらべて6800系だってことをたしかめる。製造次数までふくめていうと、6800系3次車ってことになる。6000系っていうもとになる形式があって、ほいつが6500系、6800系って進化してきたもんらしいだけど、みためは3500系3100系とあんまりちがいはない。よこながのひろい前面まどとほのしたのほうにあるしかくいヘッドライトは共通だ。ちがいは座席。3500系3100系がベンチシートなのにたいして、この6800系は固定式セミクロスシートを採用しとる。ひとつの車両で、まえのほうの座席はまえむきに、うしろのほうの座席はうしろむきに固定されとるやつだけど、座席のはばがせばくてふたりがけなんかするきのおこらんっていうしろもんだ。ただ、6次車まであるなかで、5次車以降はベンチシートにかえちゃっとるっていうで、この区別も絶対じゃないだけどね。

20160604_155624 碧海古井 - しんあんじょういきふつう(6914と6814)
20160604_155630 碧海古井 - しんあんじょういきふつう(6914と6814)
△ 20160604 碧海古井 - しんあんじょういきふつう(6914と6814)
(うえ=155624)(した=155630)

と、ここで決定的なちがいを発見。3500系3100系にはひだりのヘッドライトのうえに「ECB」ってかいたプレートがあるだけど、6800系にはない。ECBってのは「Electric Command Brake」の略だ。電気指令式ブレーキの意味で、3500系3100系のほうが上等らしい。ほれとスカートのあるなしね。3500系3100系についとったスカートが6800系にはない。これからはECBとスカートのあるなしに注目だ。

あと、6800系に貫通とびらのうえのLED式案内表示器があるかどうかは、きょうはのってないでたしかめれてないけど、たぶんないとおもう。

さて、えきのまわりのそうじをつづけるうちに、こんどは16時16分の西尾いきふつうがはいってくる。車両番号は6814と6914。おおっ、さっきのしんあんじょういきふつうとおんなじじゃんか。おりかえしてもどってきただ。うん、6800系だで、ECBもないし、スカートもない。

20160604_161607 碧海古井 - 西尾いき(6814と6914)
△ 20160604_161607 碧海古井 - 西尾いき(6814と6914)

いよいよえきのまわりのそうじもおわるかってとこで、こんどは16時25分のしんあんじょういきふつうがはいってくる。車両番号は6909と6809。これも6800系3次車。やっぱりECBもスカートもない。きょうは、ひとつ知識をふかめた1日になった。

20160604_162430 碧海古井 - しんあんじょういきふつう(6909と6809、固定セミクロス)
△ 20160604_162430 碧海古井 - しんあんじょういきふつう(6909と6809、固定セミクロス)


(さんこう)