南阿蘇鉄道、一部区間で運行再開 - 2016.7.31

2016年4月じゅうよっかと16日の熊本地震以来運行休止がつづいとった南阿蘇鉄道だけど、被害の比較的かるい先端区間の中松(なかまつ)から高森(たかもり)まで7.2キロで、2016年7月31日から限定的ながらも運行を再開することがきまったげな。

南阿蘇鉄道の運行再開図(あきひこ)
南阿蘇鉄道の運行再開図(あきひこ)

南阿蘇鉄道31日に一部再開へ - 生活のあし、1日4往復|西日本新聞|2016年07月19日21時12分
  • 熊本地震で被災し、全線運休がつづく熊本県第三セクター南阿蘇鉄道(本社・高森町、草村大成社長)は2016年7月19日、被害が比較的軽度だった一部区間について2016年7月31日から、減便して運行を再開するって発表した。沿線の大部分は被害が集中した南阿蘇村。住民には復興への希望をむすぶ生活路線の再開になる。
  • 再開するのは高森-立野間17.7キロのうち、高森-中松間の7.2キロ。2016年4月じゅうよっかの地震をうけ、点検のため翌15日に運休。2016年4月16日から平常運転にもどる予定だったけど、ほのひの未明の地震で線路やトンネルが大規模被災し、ほのまま全線運休した。再開せやあ108日ぶりの運行になる。
  • 広大な阿蘇カルデラに線路がのびる南阿蘇鉄道は、通勤や通学、おとしよりの通院などのあしであると同時に、トロッコ列車をめあてに観光客がおとずれる南阿蘇観光のめだまでもある。
  • 地震まえは14往復しとったけど、再開后のなつやすみ期間中、運行する4往復のうち3往復はトロッコ列車をはしらせる。
  • 草村大成社長(高森町長)は「立野-中松間は被害が甚大で、こんご、くに直轄で復旧にむけた調査がおこなわれる。全線開通のみとおしはたたんけど、こんかいの一部運行再開は復旧、復興にむけた記念すべき第一歩になる」ってのべた。

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うーん、もともと14往復あったものがたったの4往復で、しかも孤立区間の運行で、どいだけ公共交通のやくめをはたせるかのかともおもうけど、高森町長でもある南阿蘇鉄道の社長のいうとおり、まずは第一歩だ。おおきな損傷のある立野橋梁と白川第一橋梁の復旧、大量の土砂をかぶった線路の復旧っていうおおしごとも、これからある。これがはずみになって復旧がすすむことをいのる。がんばれ、南阿蘇鉄道! がんばれ、熊本!


(さんこう)