新潟空港まで鉄道のびるか

まえに「新潟空港をおりてから」っていうブログ記事をかいた。ほんなかで「さて、新潟空港からまちまでの交通手段だ。のりいれとる鉄道もちかくをはしる鉄道もなく、もっぱらバス連絡になる」ってかいただけど、じつは新潟県では新潟空港への鉄道のりいれについて検討をつづけてきとるらしいだ。2016年6月ふつかのよみうりの記事でしっただけど、要約するとつぎのようになる。

新潟空港へ鉄道延伸 - 422億円…新潟県が調査結果(よみうり)
  • 新潟県2016年6月ついたち新潟空港への鉄道延伸にむけておこなった事業費や採算などの調査結果を公表した。
  • 新潟県コンサルティング会社に調査を委託したもので、建設費はつぎのとおりみこまれる。
  • 新潟空港の2014年度の年間利用者は100万人だけど、いろんなばあいを想定して、どのていど新規需要が必要になるかの試算はつぎのとおり。
    1. 上越新幹線延伸案で建設費にたいする公的負担がないばあい
      • 利用者957万人増と便数週995便増が必要
    2. 上越新幹線延伸案で建設費全額公的負担としたばあい
      • 利用者299万人増と便数週311便増が必要
    3. 白新線延伸案で建設費全額公的負担としたばあい
      • 利用者179万人増と便数週186便増が必要
    4. 上越新幹線延伸案で建設費にたいする公的負担がないばあい
      (※ ただし既存区間の増益をこうりょ
      • 利用者56万人増と便数週58便増が必要
    5. 上越新幹線延伸案で建設費全額公的負担としたばあい
      (※ ただし既存区間の増益をこうりょ
      • 利用者19万人増と便数週20便増が必要
        新潟空港
  • 泉田裕彦(いずみだひろひこ)知事は、あくまで参考って強調しながらも「1日数便とばすことで持続可能な部分があり、実施可能なわくぐみを構築する努力をする余地がかんじられる」ってまえむきな姿勢をしめした。

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うーん、上越新幹線延伸案で建設費にたいする公的負担がないばあいだと、あらたな利用者957万人と週995便の増便が必要になるのか。ただ、建設費を全額公的負担として、なおかつ、既存区間の増益までこうりょすると、あらたな必要になる利用者は19万人で必要な増便は週20便。うん、これならいけそうじゃんか。いや、空港連絡鉄道みたいな公共性のたかいもんにたいして公的負担をするのはあたりまえだっておれはおもうだよ。あと、延伸する鉄道を新幹線か在来線かっていっとるけど、これは三線軌条にしてりょうほうとものりいれれるやつにしちゃあどうかな。


(さんこう)

  • 新潟空港への鉄道延伸費用試算 - 新幹線422億円、在来線308億円 - 産経ニュース|2016.6.7 07:08 〔※ よみうりの記事とはじゃっかん数字がちがう〕
    • 新潟空港とJR新潟駅を鉄道で結ぶ場合の建設費は上越新幹線の延伸だと422億円、在来線(JR白新線)の延伸だと308億円かかるとの試算を新潟県がまとめた。建設費の負担割合などで異なるものの、鉄道事業者が延伸区間の採算を確保するには、航空利用者を現状の2.8倍から約10倍に増やす必要がある。ただ、上越新幹線の増収分を考慮すればハードルの高さが下がることもあり、新潟県は専門家や鉄道事業者らの意見を踏まえた上で、実現の可能性を探る構えだ。
    • 建設費の試算はコンサルティング会社を通じて2015年度に実施。2010年度時点の調査と比べ新幹線延伸案で17億円増、白新線延伸案では13億円増となった。地価の変動などが主な要因。新潟空港では週20便の国際線定期便が現在運航され、新潟県によると2015年度の航空利用者数は約98万人だった。
    • 新幹線案は、新潟駅から新潟新幹線車両センターを経て延伸するもので、新潟駅-空港間(約7.4キロ)の運賃は特急料金を含め440円と設定した。
    • 採算性の試算では、線路やホームなどのインフラ整備と運営主体を一体化するか分離するかに加え、公的負担の度合いを組み合わせ、4パターンを示した。
    • 最もハードルが高いのは公的な支援がなく鉄道事業者が一体で行う場合で、新たに航空利用者が年957万人、週995便の航空便が必要になるとした。国・自治体などがインフラを整備し、運営主体の鉄道事業者の負担が最も低い場合でも新たに年235万人、週244便が必要となる。
    • 一方、白新線の延伸案では大形駅-空港間(約5.4キロ)の運賃を410円と設定。整備と運営の分離を前提に試算し、新たに年179万人、週186便が必要とした。
    • ただ、延伸に伴って上越新幹線(新潟-東京間)の利用者が伸び、収入増となる効果を考慮した場合、新幹線の延伸案だと年56万~15万人・週58~16便白新線の延伸案だと年12万人・週12便の増加で採算を確保できるとした。このため、新潟県は「実現可能なスキームを構築する努力の余地はある」(泉田裕彦知事)と受け止めている。
  • 新潟空港へ鉄道延伸 - 422億円…新潟県が調査結果:地域:読売新聞|2016年06月02日 〔※ まあはいリンクぎれ〕
    • 年間利用900万人増必要
      新潟県は2016年6月1日、新潟空港への鉄道延伸に向けて行った事業費や採算などの調査結果を公表した。上越新幹線を延伸させると建設費は422億円となる見込みで、公的負担などがなければ、空港利用者が現在より年間900万人以上増えないと採算が取れないとした。財源確保や、羽田・成田空港からの需要の取り込みなどの課題が浮き彫りになった。
    • 新潟県コンサルティング会社に調査を委託し、上越新幹線白新線の延伸案について、建設費と採算可能性をそれぞれ検討した。建設費は、新幹線案で2010年度調査比17億円増の422億円。白新線案で同13億円増の308億円となった。
    • 採算可能性は、成田、羽田空港が2022年度から2027年度に発着枠を超過すると見込み、新潟空港が国際線機能の補完先として現在の利用者(2014年度実績年間約100万人)に加え、どの程度新規需要が必要になるかを試算した。新幹線案は、国や県の公的負担などを0%とする条件で空港利用者年間957万人、航空便週995便、同100%の場合は同299万人、同311便それぞれ増加となれば鉄道事業者の採算可能性があるとした。白新線案は同100%で空港利用者179万人と航空便186便が必要となった。
    • 一方、新幹線延伸に伴い、東京からの利用者があると想定して東京-新潟駅間の利益を含めた試算も公表。公的負担など0%で空港利用者年間56万人、航空便週58便、同100%で同19万人、同20便それぞれ増えれば、採算可能性があるとした。泉田知事は、あくまで参考と強調しながらも「1日数便飛ばすことで持続可能な部分があり、実施可能な枠組みを構築する努力をする余地が感じられる」と前向きな姿勢を示した。
  • 新潟空港をおりてから - あきひこゆめてつどう|2015/01/28
    • さて、新潟空港からまちまでの交通手段だ。のりいれとる鉄道もちかくをはしる鉄道もなく、もっぱらバス連絡になる。バス連絡は空港から新潟駅までの8.7キロをむすぶもので、リムジンバスと路線バスのふたつある。ただ、いちばんの繁華街である古町(ふるまち)をとおらんとこがちょっとよわいとこか。
    • リムジンバスは新潟駅いきが1日32本、新潟空港いきが1日33本とじゅうぶんな本数がある。所要時間は25分で料金は410円。新潟駅の発着はえきうらになるみなみぐちからの発着となる。路線バスはかたみち1日十数本で、リムジンバスの半分ほどだ。こちらの新潟駅発着はえきのおもてになるきたがわの万代ぐち(ばんだいぐち)からの発着となる。こちらも料金は410円。
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