デキ3

おとこがくちにするにはきはずかしいことばだけど、かわいい。

デキ3(恵知仁さんさつえい)
デキ3(恵知仁さんさつえい)

銚子電鉄がつかっとったデキ3っていう電気機関車だけど、いま市川市の千葉県立現代産業科学館ってとこで展示されとるげな。期間は2016年12月よっかまで。いや~、みにいきたいわ~。

千葉県内鉄道がまるわかり - 市川で特別展「デキ3」公開
  • 千葉県内を走る鉄道の歴史や各鉄道会社の車両構造、走行の仕組みを紹介する特別展「出発進行~もっと・ずっと・ちばの鉄道~」が、市川市の千葉県立現代産業科学館で開かれている。模型や鉄道部品など約70点が並び、千葉の鉄道を幅広く理解でき、運転シミュレーターやNゲージ運転の体験も楽しめる。2016年12月4日まで。
  • 目玉は屋外広場に展示されている小型電気機関車「デキ3」。1922年にドイツで製造され、千葉県内では1941年から引退する1984年まで、銚子市でしょうゆなどを運んでいた銚子電鉄仲ノ町駅車両基地で保管されていた電気機関車を今回、特別に移設し、公開している。
  • 横から見ると凸形で、架線から電気を取り込む装置がパンタグラフではなく、旧式の集電装置「トロリーポール」が取り付けられている。さびが所々に付いているが、引退後もイベントなどで動かされていた。
  • 千葉県立現代産業科学館上席研究員の石井俊正さんは「かわいらしいスタイルが鉄道ファンから人気で、今でも自走できる“94才”は世界的にみても珍しい」と話す。
  • 特別展では、明治時代の終わりごろ、県内4路線で走っていた「人車(じんしゃ)」の木造車両も紹介している。定員8人の客車を2人で手押しする。現在の茂原市付近で営業していた車両で、現存する車両は全国でも少なく、茂原市立美術館・郷土資料館から提供を受けた。
  • 現代産業科学館によると、千葉県内での鉄道開業は市川-佐倉間の1894年で、日本で最初に開業した新橋-横浜間の1872年から22年后。三方を海に囲まれるなど水運が発達していたため、鉄道路線の開発が遅れた。その后、京葉臨海工業地帯の物流網のほか、東京のベッドタウン化や成田空港の開港などで急速に鉄道網が広がった。
  • 期間中は工作教室や乗車体験会、講演などのイベントがある。特別展中の入館料は大人800円、高校生・大学生400円、中学生以下は無料。問い合わせは同館=電047-379-2000=へ。
    東京新聞:千葉県内鉄道がまるわかり - 市川で特別展「デキ3」公開(村上豊さん)|2016年10月23日

(さんこう)