がんばれ!岐阜市の立地適正化計画!

岐阜市が、公共交通が利用しやすい地域に住宅や商業施設などの都市機能をあつめる「立地適正化計画」をつくっとるっていう。人口減少がすすんでも、バスを中心とした交通網周辺の人口密度をたもち、快適な住環境を維持するのがねらいで、クルマにたよらんまちづくりをめざすとのこと。まったくすばらしいことだ。京都市はあるいてくらせるまちづくりをめざし、仙台市は地下鉄沿線に都市機能を集積させる計画をもち、富山市路面電車を中心としたコンパクトシティーをおしすすめる。岐阜市のこんかいの計画もこの線にそったもんで、これはすべての都市がこのようにすべきもんだっていってもいい。

ところで、一部の住民や中日新聞はこれにはんたいらしい。市中心部が中心の計画じゃないかって。また、中心地の便のいいとこへよりひとが流出してしまうじゃんかって。

いや、まってよ。中心部が中心じゃなくてどこが中心になるっていうだん。中心地の便のいいとこへひとがうつっていくってのは、流出じゃなくて集積っていうだよ。抵抗勢力の主張って矛盾しとるよ。

この計画にそってのことだっておもうけど、岐阜市当局は柳ヶ瀬でトランジットモールの実験もやっとる。トランジットモールってのは、みちをひとのためのものにとりもどすもんで、マイカーおことわりにして、歩行者以外にとおっていいのをバスや路面電車っていう公共交通機関に限定するもんだ。

理不尽な主張をする抵抗勢力にまけんで、岐阜市の立地適正化計画が正常にすすむことをいのる。

岐阜市の立地適正化計画(ちゅうにち)
△ 岐阜市の立地適正化計画(ちゅうにち)

岐阜市のトランジットモール実験区間 岐阜市のトランジットモール実験のようす
△ トランジットモール実験区間(ちゅうにち) △ 実験のようす(ちゅうにち)

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(さんこう)

  • 郊外おきざりけねん - 岐阜市の立地適正化計画:岐阜:中日新聞(北村希さん)|2016年11月17日 〔ねたもと〕
    • 岐阜市は、公共交通が利用しやすい地域に住宅や商業施設などの都市機能を集める「立地適正化計画」の策定を本年度2016年度中に目指している。今月2016年11月からは地域ごとに住民説明会が始まったが、郊外の住民からは「市中心部が中心の計画ではないか」「郊外が切り捨てられるのでは」といった不安の声も上がっている。
    • 計画は、人口減が進んでも、バスを中心とした交通網周辺の人口密度を保ち、快適な住環境を維持するのが狙い。高齢化に合わせ、車に頼らなくても出掛けられるまちづくりを目指している。
    • 市の計画案では、現在岐阜バスが運行する幹線バスの路線から半径500メートルなどの範囲を「居住誘導区域」に設定。その中に病院やスーパーなどの施設を集める「都市機能誘導区域」を設ける。それぞれ区域外で一定規模以上の住宅を建設したり、新たに出店したりする場合には市への届け出を義務付けるほか、区域内への移住移転の補助制度などを使い20年ほどかけて誘導を進めていく。
    • ただ、郊外には鉄道も幹線バスもないために誘導区域が設定されていない地域も。市は「誘導区域がないと言って切り捨てることはない。郊外でも市民が生活拠点を保ち、安心して暮らせる環境の維持が大前提だ」と説明している。
    • 誘導区域がない市東北部の三輪地域であった住民説明会では、「中心地の便の良いところへより人が流出してしまう」とし、郊外の交通網の拡充などを求める意見が相次いだ。
    • 三輪南自治会連合会の吉村直会長(65)は「都市機能を一定の区域に集めることに異論はないが、同時に、郊外の交通の確保や行政サービスの拡充にスピード感を持って手を打ってほしい」と切実に願っていた。
    • 市都市計画課は「今後右肩上がりが期待できない時代へ向かうための策。住民の皆さんに納得してもらえるよう説明していきたい」としている。
    • 立地適正化計画は、国の法改正に基づき全国289の自治体(2016年7月末現在)が作成に取り組んでいる。岐阜市が策定すれば岐阜県内初となる見込み。
  • 県都にぎわい創出 - 「トランジットモール」実験初日:岐阜:中日新聞|2016年11月20日 〔ねたもと〕
    • 岐阜市中心部の道路をバスと歩行者のみに開放する「トランジットモール」の社会実験が2016年11月19日、2日間の日程で始まった。初日はあいにくの雨で客足がまばらな時間もあったが、来場者はゆったりした“異空間”で飲食やイベントを満喫していた。
    • 区間長良橋通りの約500メートルで、片側2車線のうち中央寄りの車線をシャトルバスのみがゆっくりと走り、外側の車線が歩行者天国に。歩行者天国には地元産野菜やグルメなどの露店が並んだ。
    • シャトルバスはクリスマス仕様の連節バスで、JR岐阜駅とぎふメディアコスモス間を、20分間隔で特別運行。連節バスは普段は頻繁に運行していないため、乗車を目当てに訪れる人もいた。
    • トランジットモールの社会実験は2003年以来2回目。今回はまちなかににぎわいを創出したいという地元商店街の提案で実現した。2日間で歩行者や周辺車両の通行量を調査し、にぎわいや渋滞への影響を検証。来年度以降の定期的な開催を目指していく。
    • 岐阜市商店街振興組合連合会の古川洋冶理事長は「普段の雨の日と比べると倍以上の人通り。晴れ予報の2日目はもっと来てほしい」と呼び掛けていた。