たまご - 名鉄初代5000系

名鉄にこんな電車があった。ほのまるっこいかたちから、たまごってよばれとったらしい。

  • 名鉄5000系電車 (初代) - Wikipedia
    • 名鉄5000系電車は、1955年から1986年まで運用した電車である。
      初代5000系(名鉄)
      △ 初代5000系(名鉄)
    • 名鉄でははじめてカルダン駆動方式を本格採用した車両で、2次にわけて4両編成が5編成、合計20両が製造された。1957年には中間車10両を増備して6両編成で運用された。ほのあと改良がたとして増備された5200系とともに4両編成にまとめられ、名古屋本線優等列車にも使用されたけど、非冷房車であったことから1986年に全廃され、一部の機器が5300系に流用された。
    • 1955年12月から、5000系2編成が名古屋本線の特急運用に投入された。当時の名古屋本線の特急の認可営業速度は100km/hだったけど、これはつりかけ駆動の3850系や3900系を使用する設定であったため、運転士は早着にならんようにきをつかったっていう。5000系は自重がかるく、支線区への入線も可能だったため、犬山線常滑線豊川線への直通列車にも使用された。1956年7月にはさらに3編成が増備され、名古屋本線特急の大半で5000系が使用されるようになった。なお、1956年10月には、モ5057において日本車両の試作台車ND-101がたの試験がおこなわれた。
    • 5000系の投入后、名古屋本線の特急は日中でもたちきゃくがでる盛況となったことから、5000系特急の6両編成化が計画されることになり、1957年6月には中間車のモ5150がたが増備された。モ5150がたは全長がすこし延長されて19メートルをこえたほか、台車が軸ばね式軸ばこ支持方式のFS315がたに変更された。これは、リンク部分のいたみがはげしいなどの理由で保守部門からのアルストムリンク式台車の評価がたかくなかったっていう事情があったためだ。
    • なお、1957年に長野電鉄が発注した2000系特急電車の車体において、長野電鉄の意向により使用条件が類似しとる5000系をとうしゅうすることになった事例を筆頭に、この時期に日本車両製造東京支店が製造した「日車タイプ」って称される地方私鉄むけ高性能電車は、5000系が原型となっとる。

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登場が1955年っていうと、おれのうまれる2年まえだ。ほんなむかしにこんなかっこいい電車が投入されただ。パノラマカーの投入は1961年だけど、初代5000系は1986年まではしっとったっていうで、ながいあいだパノラマカーといっしょに特急電車としてかつやくしとっただ。初代5000系、たまご、わすれちゃあいかん電車だ。


(さんこう)