長良川の清流にそって北上する長良川鉄道。郡上八幡のまちにいくには支流の吉田川(よしだがわ)ぞいのほうにはいっていかにゃいかんだけど、さらに長良川上流の美濃白鳥(みのしろとり)や北濃(ほくのう)のほうにいかにゃいかんくて、ほうもいかん。やむなく、まちからおおきくにしにはずれたとこに郡上八幡のえきはできた。おれもいっかいこのえきでおりただけど、まちまであるいて20分もかかったよ。
ただ、まちからおおきくはずれとるっていっても、えきほのもんはかなりりっぱなもんだ。ほのときのようすをこんなふうに記述しとる。
「おりた さがり しましき ホームから こせんきょうを わたって、かいさつの ある あがり かためん ホームに いく。なんと、ゆかめんまで きで できた こせんきょうだ。なんじゅうねん まえから 時間が とまっとるのか」
「かいさつ よこの きの ベンチも じーんと くる。かいさつを でた 駅舎内も 開業した ときの まんまだ。かいさつの うえには、おおきな 時計と おおきな 時刻表が かかげて あり、きっぷを うる まどぐちが あり、にあつかいを する まどぐちが あり、きの ベンチが おいて ある まちあいしつが ある」
うん、1929年の開業時のままのふぜいをたもっとっただ。おとずれたのは2014年のことで、ほの1年あとの2015年に有形文化財に登録されただけど、なるほどってうなずける。
ほいで、こんかいの開業時のすがたへの復元だ。郡上市の工事としておこなわれ、この2017年4月にじゅうよっかに完了する。ちゅうにちがつぎのようにつたえる。
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なるほど、駅舎を復元するだけじゃなくて観光案内所やみやげもんの販売所をおいたり、軽食がたべれるようにしたりもするだね。やっぱりおれもほのときのさびれぶりをこんなふうに記述しとる。
「ただ、むかしと ちがうのは、さわがしさが きえた ことだ。駅員さんが ひとり おるのが 確認できただけど、かいさつを とおるのに、検札も ない。きっぷを かう ひとも ない。てにもつを たのむ ひとも ない。列車に のりに くるのは、ごく わずかの 人数。まちあいしつにも ほとんど ひとは おらん。たまに えきまえに はいって くる バスも、のりおり なしに ほの まま とまりも せずに ひきかえして いく」
駅舎復元開業によって郡上八幡のみどころがまたひとつふえるわけだけど、観光案内所の設置などのてこいれによって、むかしのようなにぎわいがもどるといいね。
(さんこう)
- 長良川鉄道の 記録 - あきひこゆめてつどう|2014/01/17
- のりも のったり - 郡上八幡まで 往復 244.8キロ、6時間 41分 - あきひこゆめてつどう|2014/01/13
- 成人式の ひの きょう 2014年 1月 13日、郡上八幡 (ぐじょうはちまん)まで いって きた。
- 成人式の ひの きょう 2014年 1月 13日、郡上八幡 (ぐじょうはちまん)まで いって きた。