豊岡と城崎温泉 - 鉄道のふうけい

豊岡にやどをとった2017年6月みっかは、ばんごはんのあと、ひとりキハ40で豊岡-城崎温泉間を往復した。

◇            ◇

豊岡

ふれあい公設市場のなかの紀ノ川っていうみせでばんごはんをたべたあと、豊岡グリーンホテルモーリスにつまをのこして、ひとり豊岡のえきにむかう。生田どおりをちょっとにしにいくだけでえきにとうちゃく。かいさつをはいってホームにおりると、異国情緒あふれるだいだいいろの気動車がとまっとる。これがこれからのる浜坂いきふつう列車か。まんだしゅっぱつ時刻の20時00分まで20分ぐらいあるだけど、ここ豊岡始発のため、まあはいとまっとるだ。山陰線はここ豊岡をさかいに、はっきりと様相をかえる。京都からここまでは電車のはしる区間なだけど、こっからむこうは基本的に非電化で気動車のはしる区間なだ。基本的にっていうのは、京都発の電車特急きのさきと新大阪発の電車特急こうのとりだけは、豊岡からさらにふたえきさきの城崎温泉までのりいれとるっていう例外があるでだ。

2017.6.3 豊岡 (117) 豊岡 - 浜坂いきふつう 1890-1060
(117) 豊岡 - 浜坂いきふつう

だいだいいろの気動車にのりこんでみる。いや、外観のだいだいいろとはふぞろいな、はいいろっぽい車内だ。固定式のボックスシートがなつかしい。むかしは国鉄っていうとこんなシートばっかりだっただよ。

2017.6.3 豊岡 (118) 浜坂いきふつう - 豊岡 1920-1080
(118) 浜坂いきふつう - 豊岡

ここで京都方面から、こいみどりいろの列車がはいってくる。クモハの表記で電車だってことがわかるだけど、これも異国情緒あふれる車両だ。時刻表でたしかめると、福知山発豊岡どまりのふつう電車だ。

2017.6.3 豊岡 (119) 豊岡 - 福知山発豊岡いきふつう 760-450
2017.6.3 豊岡 (123) 豊岡 - 福知山発豊岡いきふつう(クモハ112-5309) 1880-1060
(119) (123) 豊岡 - 福知山発豊岡いきふつう

だいだいいろの気動車とこいみどりいろの電車がならぶ。山陰線のふうけいだ。

2017.6.3 豊岡 (120) 豊岡 - 浜坂いきふつうと福知山発豊岡いきふつう 1160-720
(120) 浜坂いきふつうと福知山発豊岡いきふつう

ここでまた、しろい電車特急がホームにはいってくる。京都発豊岡どまりのきのさき13号だ。これも山陰線のふうけいだ。

2017.6.3 豊岡 (124) 豊岡 - 京都発豊岡いき特急きのさき13号 1820-1080
(124) 豊岡 - 京都発豊岡いき特急きのさき13号

さて、あらためて豊岡発浜坂いきのだいだいいろの気動車にのりこむ。ワンマン運行のため、運転室のうしろに運賃ばこがおかれとる。また、前方視界は、ひらかれたまんなかのとびらのむこうのちいさなまどからかろうじてみえるていどだけど、どこをみるためのものか運転士さんがみる用のでっかいかがみがこれをふさいどって、最悪の視界だ。

2017.6.3 豊岡 (121) 豊岡 - 浜坂いきふつう(キハ47-15) 1260-720
2017.6.3 豊岡 (122) 浜坂いきふつう - 豊岡 1880-1060
(121) 豊岡 - 浜坂いきふつう(キハ47-15)(122) 浜坂いきふつう - 豊岡

定刻の20時00分、豊岡をしゅっぱつ。くらやみのなかをわがだいだいいろの気動車はいく。は~な~よめは~よぎしゃ~にのって~♪ まんだみたことのない地にいく不安感と期待感に、こんなはなうたをうたう。

城崎温泉

玄武洞のつぎ、城崎温泉にとうちゃく。20時11分。ここは国鉄がた配線のえきで、ついたのはかいさつ直結のほうのホーム。列車をおりたすぐよこがかいさつってのは、じつに便利なもんだ。

2017.6.3 豊岡 (125) 城崎温泉 - 浜坂いきふつう 1900-1080
2017.6.3 豊岡 (126) 城崎温泉 - 浜坂いきふつう 1880-1080
(125)(126) 城崎温泉 - 浜坂いきふつう

かいさつをでて発車案内板をみてみると、まあはいかえりの21時31分発豊岡いきふつうが表示されとる。いまから1時間以上も列車がないことにもおどろくけど、こんなはやい時刻の列車が豊岡方面への終電であることにもおどろく。

2017.6.3 豊岡 (127) 城崎温泉=自動券売機 1080-1920 2017.6.3 豊岡 (128) 城崎温泉=かいさつ 1280-710
(127) 城崎温泉=自動券売機(128) かいさつ

えきは温泉街の玄関であり、駅舎もえきまえもじつにきれいに整備されとる。ぽかっとあいた時間をつかって、えきまえからいっぽんみちにのびる温泉街をちょこっとあるいてみる。こんなよるなのに、いっぱいひとがあるいとる。みせもぜんぶひらいとる。みんなゆかたにぞうりばきで、たのしそうにあるいとる。あー、温泉街だ。

かわまでいって、えきにひきかえす。瑞風たちより決定!のたれまくがかかっとる。このひのあさ、京都のえきでぐうぜんにもでっくわした瑞風だけど、こっちのほうにはしってくるだっただ。いや、おめでとう!

2017.6.3 豊岡 (129) 城崎温泉=駅舎 1870-920
(129) 城崎温泉=駅舎

ほれまでさびしかったえきに、きゅうにひとがふえてくる。

2017.6.3 豊岡 (130) 城崎温泉=コンコース 1280-720
(130) 城崎温泉=コンコース

じきに、かいさつ直結の4番ホームに、ステンレス車体にあかい線のはいった列車がはいってくる。おー、特急はまかぜだ! 豊岡、城崎にやってくる特急は、京都からくるきのさきと、新大阪から福知山線をとおってくるこうのとりだけじゃない。新大阪始発はこうのとりといっしょだけど、三宮、姫路まわりで播但線(ばんたんせん)をとおってくる気動車特急はまかぜもあるだった。いや、電車特急きのさきとこうのとり城崎温泉どまりなのにたいして、はまかぜはさらに鳥取方面までいく。

2017.6.3 豊岡 (132) 城崎温泉 - はまかぜ 1860-1070
2017.6.3 豊岡 (133) 城崎温泉 - はまかぜ(キハ189-7) 1920-1020
(132)(133) 城崎温泉 - はまかぜ(キハ189-7)

さて、こせんきょうをわたって、3番ホームに移動。21時31分の豊岡いきふつうにのる。また、だいだいいろの気動車だ。

2017.6.3 豊岡 (134) 城崎温泉 - 浜坂発豊岡いきふつう 800-450
(134) 城崎温泉 - 浜坂発豊岡いきふつう

ふたたび豊岡

はやい時間の終電っていっても、終電は終電。車内にはけだるさがただよう。きょうのわざをなしおえたひとたちは、みんな列車のゆれにみをまかせる。いや、ほれにしてもゆれがひどいぞ。シートにこしかけてスマホいじっとるのに、「あるきスマホはやめよまい」の警告をうけちゃったよ。玄武洞のつぎ、終点豊岡にとうちゃく。21時43分。

2017.6.3 豊岡 (135) 豊岡 - 浜坂発豊岡いきふつう 1920-1080
(135) 豊岡 - 浜坂発豊岡いきふつう

となりにしろい電車特急を発見。つぎのひのあさの豊岡始発きのさき8号だったか。橋上かいさつをでて、つまのまつ豊岡グリーンホテルモーリスにもどる。

2017.6.3 豊岡 (136) 豊岡 - 特急と浜坂発豊岡いきふつう 1850-1000
(136) 豊岡 - 特急と浜坂発豊岡いきふつう

◇            ◇

  • 乗車記録 - 2017年6月みっか、どようび
    • 豊岡 20:00 → (豊岡発浜坂いきふつう) → 20:11 城崎温泉
      〔9.6km、11分、52.4km/h、200円〕
    • 城崎温泉 21:31 → (浜坂発豊岡いきふつう) → 21:43 豊岡
      〔9.6km、12分、48.0km/h、200円〕

(さんこう)