西尾さんぽ2回め - 2017年7月21日

てきとうなめしやさんがなかったことに不満ののこった1回めの西尾さんぽ。ところがこれをブログにけいさいしたところ、フェースブックともだちから「あっこにあんなめしやさんがありますよ。ここにもこんなめしやさんがありますよ」っていうご教示をいただき、あらためていってきた。

2017.7.21 西尾 (7) おこのみやきの高知屋さん 1860-960 2017.7.21 西尾 (1) 西尾いきふつう - 西尾 1280-720

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2017年7月21日きんようび平日の11時30分、古井からのった西尾線電車で西尾のえきにとうちゃく。

西尾のまちは、南北にのびる西尾線のにしがわ一帯にひろがるだけど、東西にはしる2本のとおりがほの骨格をなす。きたがわのとおりが「中央どおり」なだけど、みなみがわのとおりのなまえを筆者はしらず、これをにしのほうまでいくとおしろのきたがわにでるで、便宜的に「おしろどおり」ってなづける。西尾のえきをおりて、みぎにいくと中央どおりにでれて、ひだりにいくとおしろどおりにでれるっていう位置関係にある。

フェースブックともだちがおしえてくれためしやさんはぜんぶ中央どおりにあるだけど、西尾のえきからひだりにいっておしろどおりをにしにすすむ。こちら湯口めいしゃさんっていう看板をみつけたでだ。筆者が保育園のとき、っていうとまあはい50年以上もまえのはなしになるだけど、わがおじいさんの電車通院につきあって、なんかい湯口めいしゃさんにいったことか。どんな電車にのったか、西尾のえきがどんなふうだったかってことはまったくおぼえとらんだけど、西尾のまちがどえらいにぎやかだったことと、湯口めいしゃさんのまちあいしつでちょうどほの時間に放送しとったスーパージェッターをくいいるようにみとったことだけはおぼえとるよ。「流星号、応答せよ! 流星号!」って、いまでもほのばめんがめにうかぶわ。

おしろどおりをちょこっとにしにすすんだとこで、あっけなく湯口めいしゃさんを発見。当時のままのたてもんであるはずもない、近代的なたてもんのめいしゃさんが湯口めいしゃさんだった。おもいでのままにしといてもよかったか。

2017.7.21 西尾 (2) 四条橋 1880-1050
(2) 四条橋

ほのすぐむこうに四条橋っていう由緒ありげなはしがある。むこうがわにわたって、かわぞいにみぎにはいってきたにすすむ。かわぞいは遊歩道になっとって一定間隔に「おきもの」がおいてある。ほのうちのひとつ、台座に銘板がはめこまれとるのがあって、「だれだれの事績をたたえてここに銅像をおく」とかかいてあるだけど、台座のうえにはなんにもないぞ。ほかの「おきもの」もようみると、台座だけでうえのほうがなくなっとるようにもみえる。こころないもんのしわざか、筆者のかんちがいか。

中央どおりにでた。ひだりにまがってこれをにしにすすむ。いや、りっぱなとおりだ。電柱がない。歩道もひろくて、きれいなブロックで舗装されとる。車道もひろい。むかしは、この中央どおりがひがしむきの一方通行、さっきのおしろどおりがにしむきの一方通行だって、こんなにひろくなかったって記憶しとる。市がまちなかの整備におかねをかけとるだ。

さて、すぐにおこのみやきのことぶきさんを発見。とおりに面した古本の中央さんのよこを、きたにちょこっとはいったとこにある。みせのまえにクルマがとまとって、写真がとれんじゃんかっておもったら、おこのみやきおもちかえりのクルマだった。こんどこそっておもったら、また、おこのみやきおもちかえりのクルマがみせによこづけする。あじにまちがいなさそうだ。

2017.7.21 西尾 (3) おこのみやきのことぶきさん 1770-1050
(3) おこのみやきのことぶきさん

また、にしにすすんだとこで、とおりのきたがわにうなぎの平井さんを発見。はいる。

2017.7.21 西尾 (4) うなぎの平井さん 1900-1050
(4) うなぎの平井さん

うなぎどんぶりを注文。なんの奇をてらうこともない、ふつうのうなぎどんぶりだけど、たれのあじがしっかりしみとって、うなぎがしっかりやけとって、うまい。おきゃくさんはほとんどじもとのひとたちかなっておもったけど、みなさんえがおだ。ちょっとぜいたくをしたいときにはいるみせってかんじかな。勘定のときに、みせのかべに斎藤吾朗画伯の西尾祇園祭のえがかざってあるのにきづく。画伯はこの西尾のまちにすんどって、「あかえ」っていう独特の画風で三河の風土をえがいてみえるだけど、こんなうなぎやさんにまでかざってあるとこをみると、まちのひとたちのほこりにもなっとるだ。おかみさんにきいたら、西尾祇園祭はつい先日おわっちゃっとっただけど、中央どおりからさかなまちにかけてねりあるきがあるだげな。さかなまちにもいってみるか。

2017.7.21 西尾 (5) うなぎの平井さん - うなどん 1250-720
(5) うなぎの平井さん - うなどん

うなぎの平井さんをでたとこで、となりにふるめかしいクリーニングやさんがあるのにきづく。いや、ふるめかしいにもほどがある。もともとの商家だったのか、住宅を改造したのかわからんけど、木造2階だてのたてもんの1階がみせになっとって、いりぐちのともかざりまどのとも、木製のわくにいたガラスをはめこんだとになっとる。2017年っていう現代に、まんだこんなみせが現役でやっとるっていうことにおどろく。いや、ほれにしても、たばこのほうの六角形のかざりまどって、なんねんぶり、なんじゅうねんぶりにみたことか。

2017.7.21 西尾 (6) クリーニングのはやしさん 1020-920
(6) クリーニングのはやしさん

また、にしにすすんだとこで、T字交差点のきたがわにおこのみやきの高知屋さんを発見。近代的なビルの1階にある。

2017.7.21 西尾 (7) おこのみやきの高知屋さん 1860-960
(7) おこのみやきの高知屋さん

とおりのみなみがわをちょっとはいって、みそのはと屋さんにいってみる。むこうにみそぐらが見学できるとこなんかもあって、なかまづれでくるひとがおおいみたいだ。

2017.7.21 西尾 (8) みそのはと屋さん 1720-980
(8) みそのはと屋さん

いまのT字交差点をひだりにまがると、みなみにのびる本町どおりだ。このとおりもきれいに整備されとって、つきいっかいだったかもよおしもあるってきく。

2017.7.21 西尾 (9) 本町どおり 1060-1920
(9) 本町どおり

T字交差点にもどって、また、中央どおりをにしにすすむ。ちょっといって、きたにのびるとおりがある。これがさかなまちか。さっき、うなぎの平井さんのおかみさんにばしょをきいてきただ。

2017.7.21 西尾 (10) さかなまちのいりぐち 1900-1050
(10) 本町どおり - さかなまちのいりぐち

さかなまちをきたにすすむ。みせがたちならぶとおりに、ふるい商家もなんげんかある。さっき、ふるめかしいクリーニングやさんにおどろいたとこだけど、西尾にこんなにふるい商家がいっぱいあるとはしらんかった。

2017.7.21 西尾 (11) さかなまち 1900-1070
(11) さかなまち

ふぜいのあるとおりだ。まえに、おばあさんとまごむすめのふたりがあるいていく。おいついて写真をとらせてもらいたいって、どいだけおもったことか。ところどころに案内の看板がでとって、こっちにいくとなになにでらにいけますよっておしえてくれる。このさかなまちのとおりと、わきにはいったとこにあるいくつかのおてらが小京都、西尾の中核か。

2017.7.21 西尾 (12) さかなまち 1920-1080
(12) さかなまち

おおきな十字路まできた。西南のかどにおもむきのある六角形のたてもんがある。ひがしに天王町(てんのうまち)のとおりものびる。吉岡屋本店っていうみせだったか、ながらくのご愛顧ありがとうございましたっていう趣旨のはりがみがはってあった。くるしいみせ、やめちゃったみせもおおいだらあな。小京都のなまえがせけんにしれわたって、ひとがいっぱいくるようになるにはまんだ時間がかかる。

2017.7.21 西尾 (14) さかなまち 1920-1080
2017.7.21 西尾 (13) 天王町(てんのうまち) 1920-1080
(14) さかなまち(13) 天王町(てんのうまち)

おおきな十字路をまたちょっときたにすすんだとこで、まちのなまえが瓦町にかわって、じきに左右は住宅街にかわる。ほのまますすんで、ファッションセンターしまむらのとこで東西にはしるクルマどおりにでる。にしにいくと鶴城映劇や斎藤吾朗画伯のアトリエがあるだけど、これをひがしに西尾口のえきまであるいて、かえりの電車にのった。

2017.7.21 西尾 (15) 瓦町(かわらまち) 1750-930
(15) 瓦町(かわらまち)

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(さんこう)