西三河の鉄道のうつりかわり14回め=あんじょう支線の開業と福岡線の開業

14回めのこんかいは太平洋戦争もおわった1951年。はなしはふたつ。

ひとつはあんじょう支線(安城支線)の開業。1951年3月21日、名鉄によりみなみあんじょう-あんじょう間があんじょう支線として開業。いや、正確には旅客営業を開始したっていうべきで、こんな経緯をへとる。1926年に西尾線を開業させた碧海電気鉄道が1939年になって、みなみあんじょう-あんじょう間を貨物支線として開業させる。1944年、名鉄が碧海電気鉄道を合併、あんじょう支線のなまえがあたえられる。1950年愛知国体の臨時観客輸送をへて、翌1951年に旅客輸送を開始。あんじょう市内で交差しながら接点のなかった東海道線名鉄西尾線が、はじめてつながっただ。

まあひとつは福岡線の開業。1951年12月ついたち、名鉄により岡崎-福岡町(ふくおかちょう)間が福岡線として開業。この区間は1943年に廃止になった西尾鉄道岡崎-西尾間の一部区間でもあり復活でもあるだけど、こんどは岡崎市内線との一体運行のために路面電車をはしらせることにしたもんだ。岡崎市内線の延伸っていってもいい。岡崎市内線が1927年に三河鉄道に吸収合併されたことはまえにいったけど、ほの三河鉄道も1941年に名鉄に合併しとった。

西三河の鉄道のうつりかわり(あきひこ) - 14.あんじょう支線の開業と福岡線の開業
△ 西三河の鉄道のうつりかわり(あきひこ) - 14.あんじょう支線の開業と福岡線の開業

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(さんこう)