西三河の鉄道のうつりかわり20回め=愛知環状鉄道の延伸

20回めのこんかいは1988年。愛知環状鉄道の延伸。

1988年1月31日、新豊田(しんとよだ)から尾張(おわり)の区域内、JR中央線と接続する高蔵寺(こうぞうじ)までのびて、岡崎を起点にのびてきた愛知環状鉄道が全通となる。当初開業区間である岡崎-新豊田間は1976年に国鉄岡多線(おかたせん)として開業しとっただけど、全通の1年まえにJR東海に移管され、全通のときに三セクの愛知環状鉄道に移管されたもの。

豊田は西三河の交通軸である東海道からきたにおおきくはなれた位置にあって、ながらくいきどまりの地だっただけど、1979年の名鉄豊田線の開業と、こんかい1988年の愛知環状鉄道の全通によって、にしは名古屋に直接つながり、きたは尾張東部をとおって瀬戸、高蔵寺にぬけれる鉄道交通の要地になった。

西三河の鉄道のうつりかわり(あきひこ) - 20.愛知環状鉄道の延伸
△ 西三河の鉄道のうつりかわり(あきひこ) - 20.愛知環状鉄道の延伸

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(さんこう)