井川線ってひがえりできるのか

静岡県のやまんなかに大井川鉄道井川線(いかわせん)っていう線がある。おんなじ大井川鉄道大井川本線の終点、千頭(せんず)を起点に井川っていうとこまでいく25.5キロの線だ。いや、おんなじ鉄道会社なのになんで線がわかれるだっておもうだらあけど、じつは、大井川本線がふつうの線なのにたいして、井川線のほうはアプト式区間がある線なだ。アプト式ってのは、あまりに急勾配のためりょうがわの車輪だけじゃすべっちゃうで、まんなかにつけたはぐるまも加勢してのぼっていかあっていうしくみだ。もちろん、線路のほうにもレールのまんなかにはがたレールをひいとく。ほかに、井川線はもともとが軌間2フィート6インチの特殊狭軌の線だって、大井川本線とおんなじ軌間3フィート6インチの狭軌の線に改軌されたいまも、ホームとかトンネルとかおおきな列車がはいっていけんらしい。うん、おれもまえに千頭まではいったことがあるだけど、ほんときにみかけた井川線の列車もほんとにかわいらしかったよ。ちょっと、おとぎのくにの列車ってかんじかな。かたみち2時間ちかくもかかるけどね。

大井川鉄道の井川線の位置図(あきひこ)
△ 大井川鉄道の井川線の位置図(あきひこ)

ところで、このやまんなかにある井川線まで、わが古井からひがえりできるのか、みてみた。

いき
古井 7:00 → (西尾線・しんあんじょういきふつう) → 7:10 しんあんじょう
しんあんじょう 7:18 → (名古屋本線豊橋いき特急) → 7:48 豊橋
豊橋 8:02 → (東海道新幹線・こだま632号) → 8:32 掛川
掛川 8:36 → (東海道線・熱海いきふつう) → 8:50 金谷
金谷 9:01 → (大井川本線千頭いきふつう) → 10:14 千頭
千頭 10:19 → (井川線・井川いきふつう) → 12:06 井川
かえり
井川 12:33 → (井川線千頭いきふつう) → 14:21 千頭
千頭 14:35 → (大井川本線・金谷いきふつう) → 15:47 千頭
金谷 15:53 → (東海道線・浜松いきふつう) → 16:07 掛川
掛川 16:11 → (東海道新幹線・こだま663号) → 16:40 豊橋
豊橋 16:53 → (名古屋本線・岐阜いき急行) → 17:24 しんあんじょう
しんあんじょう 17:37 → (西尾線・西尾いきふつう) → 17:45 古井

いや、意外にもひるまのあいだだけでひがえりできるだ。あとはいつ決行するかか。


(さんこう)