東海道新幹線批判 - プレーボーイの記事から

ちょっとまえだけど、プレーボーイに東海道新幹線批判の記事がのっとった。堀江貴文氏と西村博之氏が対談したもんで、ごくごくかいつまんでいうと、こんな内容になる。

1) 300キロちかくではしる列車が10分間隔で毎日運行しとるとか、おかしなレベルですよ。

2) でも、フリーWi-Fiとかちゃんとつかいやすく整備されてないじゃん。東京-大阪間って、出張や観光でものすごい需要があるのに、利用者の快適さとかどうでもいいだらあね。

3) 新幹線はJR東海だけだし、飛行機も羽田-伊丹はANAJALでほぼ寡占しとる。寡占しとるで料金もたかどまりしとるだよね。海外にくらべるとにほんの鉄道の料金ってたかいですよ。パリからベルギーのブリュッセルまでは、まえもって予約すると高速鉄道で3,500円ぐらいでいける。東京-大阪間ってやすくても1万3,000円とかかかるですよ。JR東海の新幹線利用者や伊丹空港の飛行機利用者はビジネス客が主だで、領収書はきれる。どちらもねだんがたかどまりしとる。

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これにたいして、筆者はつぎのようにかんがえる。

1番は批判じゃなくて賞賛であり、これはこのとおりだっておもう。

2番は利用者の快適さがほったらかしってことだけど、これはJR東海においていちじるしいじゃないかな。東京-大阪間のビジネス需要は旺盛で、快適さはにのつぎにしてものってくれるだ。

3番は料金のたかさを指摘しとる。東京-大阪間が1万3,000円もするのに、パリ-ブリュッセル間は3,500円だぞって。ちなみにいま、パリ-ブリュッセル間のきょりをグーグル地図でみてみると300キロちょいで、東京-名古屋間よりちょっとみじかいぐらいだで、この比較はちょっと不公平だ。ほいでも東京-名古屋間も1万円ぐらいだで、大差があることにかわりはない。会社がおかねをだしてくれるビジネスマンはのれるけど、料金がたかくて家族旅行じゃあのれんってのは、公共交通機関としておかしい。対談ではほの原因を寡占にもとめとるけど、これは公共交通に公費を投入してないことに原因があるじゃないかっておもう。高速道路をみてみん。まるで巨大なビルが連続しとるようなもんで、どいだけ巨額の公費が投入されとることか。かたや鉄道の設備投資は鉄道事業者の自己資金にまかされとる。諸外国じゃあ、鉄道の設備投資に公費が投入されとるだよ。にほん国民のみなさんにもここんとこをかんがえてほしい。

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プレーボーイの記事
堀江貴文氏と西村博之氏の東海道新幹線批判(プレーボーイ2017.12.25号) (1)
堀江貴文氏と西村博之氏の東海道新幹線批判(プレーボーイ2017.12.25号
△ 堀江貴文氏と西村博之氏の東海道新幹線批判(プレーボーイ2017.12.25号) (1)(2)