2018年7月なのか。出雲と松江のたびもふつかめになる。当初の予定じゃあ、松江城をみたあと山陰線で安来(やすぎ)に移動して足立美術館をみにいくだった。ほれがあいにくの歴史的おおあめで山陰線が運休になっちゃっとって、足立美術館はあきらめて松江市内観光をすることにした。連載の5回めになるこんかいは、ふつかめの観光のさいしょの「ぐるっと松江堀川めぐり」のようすを紹介する。
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一泊したホテル一畑であさごはんをたべてしゅっぱつ。ホテル一畑のとなりの松江しんじ湖温泉駅から市バスにのって国宝松江城県庁前バス停までいく。いや、松江に市バスがあるとはおもいもよらんかった。愛知県じゃあ名古屋にしか市バスはないだけど、さすが島根県の県都松江だ。
おほりばたをあるいて松江城の大手門にむかう。さいしょに松江城にのぼるつもりだっただけど、大手門のとこまでいったとこでとなりに「ぐるっと松江堀川めぐり」の乗船場があって、さきにこれにのることにする。乗船場はぜんぶで3か所あって、ここは大手前ひろば乗船場になる。
(6) ぐるっと松江堀川めぐりぶね - 大手前ひろば乗船場しゅっぱつ
あめんなか大手前ひろば乗船場をしゅっぱつ。おしろのひがしがわのおほりをきたにすすむ。
北惣門橋をくぐる。
T字にあたってひだりにおれると、おほりは北田川っていうなまえにかわって、ふねはおしろのきたがわをにしにすすむ。ひだりがおしろになるだけど、とおくしろやまのうえにあってみることはできん。あるべきいしがきもなくて、のんびりしたかんじだ。みぎに小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの旧居もある、むかしのまちなみ地区をみてすすむ。
新橋をくぐる。おしろのまわりをまわっていくには、このはしをくぐるてまえでひだりにまがっていかにゃいかんだけど、ふねはまっすぐすすんでいく。
(10) ぐるっと松江堀川めぐりぶね - 新橋-ふれあいひろば乗船場間
ふねがすすむ水路が南北にはしる四十間堀川にあたるとこにふれあいひろば乗船場があるだけど、ふねは新橋からふれあいひろば乗船場までのあいだを往復する。ここものんびりしたとこだ。水面にたっとるくいのうえにうがくつろいどる。
(11) ぐるっと松江堀川めぐりぶね - 新橋-ふれあいひろば乗船場間
ほかのふねの船頭さんがてをふってくれる。乗客はおらんだけど、ほいでも時間がきたらしゅっぱつするだげな。さいしょの乗船場でのるひとがおらんくても、あとの乗船場でのるひとがおるかもしれんでだ。
新橋をくぐってもとのとこにもどる。こっからはおしろのにしがわのおほりをみなみにすすむだけど、さいしょに稲荷橋をわたる。北田川のなまえはなくなって、ふつうにおほりだ。
おほりの左右はこだちで、えだが水面のうえにまでのびてきとる。さながらジャングルだ。
おしろのみなみまでいったとこで、またおしろのまわりのおほりからはずれて、みなみにつながる水路を緑樹橋、花園橋ってすすんでいく。左右は島根県庁や県立武道館がある官庁街だ。
(16)、(17) ぐるっと松江堀川めぐりぶね - うべや橋
さて、つぎのうべや橋。はしのしたは四角いせばいトンネルになっとる。ふねのはばにたいして4センチしか余地がないってとこを、はつはつでとおっていく。たかさもなく、ふねはやねをしたにさげて、のっとるもんはみをかがめていく。
東西にはしる京橋川にあたると、ふねはひだりにおれてひがしにすすむ。左右は大都市のふぜいだ。
(19)、(20) ぐるっと松江堀川めぐりぶね - 幸橋(21) 幸橋(京橋)
幸橋っていうりっぱなはしをくぐる。
(22)、(23) ぐるっと松江堀川めぐりぶね - カラコロ工房
ひだりにいしづくりのりっぱなたてもんがあらわれる。旧日本銀行松江支店だったカラコロ工房だ。
(24) ぐるっと松江堀川めぐりぶね - カラコロひろば乗船場
京橋をくぐったとこで、みぎにカラコロひろば乗船場。のるひとなく通過。いや、さっきも乗客のおらんふねがあったとおり、こんなあめのひにふねにのるひとなんかそうそうおおくない。
京橋川からT字をひだりにおれて、米子川をきたにすすむ。おれたすぐのとこで甲部橋をくぐる。また、みをかがめてだ。
左右は住宅街。新米子橋もまたみをかがめてくぐる。
(27)、(28) ぐるっと松江堀川めぐりぶね - 普門院橋
ずーっときたにすすんで、米子川がひだりにまがってむきがにしむきにかわったとこで、普門院橋をみをかがめてくぐる。
北田川と合流したへんでひだり45度に国宝松江城がみえる。
むこうからもいくつかふねがやってくるとこで、宇賀橋をくぐる。
(33) ぐるっと松江堀川めぐりぶね - 松江ぐるっとレイクラインバス
くぐってすぐにひだりのおほりばたをいろあざやかなバスがはしっていく。観光用の周遊バスだ。
(34) ぐるっと松江堀川めぐりぶね - 大手前ひろば乗船場にもどる
ひだりにおれて、さいしょのおほりをみなみにすすむ。大手前ひろば乗船場にもどってぐるっと松江堀川めぐりをおえる。さて、つぎは松江城だ。
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(さんこう)