竹鼻線(たけはなせん)のたびは前編につづく后編になる。竹鼻線、羽島線(はしません)で羽島市役所前から新羽島までいく。新幹線駅、岐阜羽島のようすをみたあと、羽島線で新羽島から江吉良(えぎら)までもどる。江吉良からさきの竹鼻線廃線区間の一端をみたあと、竹鼻線で江吉良から笠松までもどる。笠松で名古屋本線にのりかえて、たびのしゅっぱつ地点、岐阜にもどる。
【羽島市役所前から新羽島まで(竹鼻線と羽島線)】、【新羽島から江吉良まで(羽島線)】
【江吉良から笠松まで(竹鼻線)】、【笠松から岐阜まで(名古屋本線旧笠松線区間)】
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羽島市役所前から新羽島まで(竹鼻線と羽島線)
(79) 羽島市役所前 - 駅舎、(78)、(80) かいさつ
竹鼻のまちあるきをおえていきついたのが羽島市役所前のえき。ふみきりをにしにわたったすぐきたにえきはあった。いや、竹鼻のえきがむかしながらのふぜいをもつえきだったのとくらべて、こっちはぴっかぴかのあたらしいえきだ。いやいや、駅員さんまでおる。いまやこっちの羽島市役所前のえきのほうが竹鼻のまちの代表駅になっとるだ。
(81)、(82) 羽島市役所前 - 笠松いきふつう(6818編成2両きんぎょばち)
ホームはしましきホーム。新羽島いきふつうをまっとったとこで、さきにやってきたのは笠松いきふつう。ここでいきちがいもするだ。
(83) 羽島市役所前 - 新羽島いきふつう(6820編成2両きんぎょばち)
(84) 新羽島いきふつう - 羽島市役所前しゅっぱつ
ちょっとしてやってきた羽島市役所前11時57分の新羽島いきふつうにのる。進行方向はみなみ。
すぐに道路をこえる高架をあがっていく。
地平におりてすぐに江吉良(えぎら)に停車。笠松からここ江吉良までが竹鼻線だ。
江吉良をしゅっぱつ。みなみにまっすぐのびるのが竹鼻線の廃線あとで、みぎにまがっていくのが羽島線。そもそも竹鼻線から分岐するのが羽島線だっただけど、江吉良からみなみの竹鼻線が廃止になって、1本につながる線路なのにとちゅうで路線名がかわるっていう事態になった。
(88)、(89)、(90) 新羽島いきふつう - 江吉良-新羽島間
進行方向がにしにかわったとこで電車は高架をあがっていく。高架をくねくねすすんで、東横インやアパホテルがみえてくる。むかしながらの竹鼻のまちのふうけいと対照的なふうけいだ。
12時2分、みぎかためんホームの新羽島にとうちゃく。線路はいきどまり。
(93) 新羽島 - 笠松いきふつう(新羽島いきふつうのおりかえし)、(94) 新羽島 - ひがしいき新幹線電車
電車をおりたとこで、となりの岐阜羽島のえきをひがしいきののぞみだかひかりだかがえらい速度でかけぬけていくのがみえる。この、ほかの線との接続のないまま、たんぼんなかにできた岐阜羽島のえきに接続するためにできたのが羽島線なだ。
のってきた電車がおりかえし笠松いきふつうとしてでていくのをみとどけて、かいさつをでる。ホームをみなみあるいていって、ほのままの方向にながい階段をおりたとこにかいさつはある。おどろいたことに駅員さんはおらん。無人駅だ。
(96) 新羽島 - 「公共交通のご案内」、(96-1) (かくだい)
ちっちゃな駅舎からロータリーにでるとこに「公共交通のご案内」ってのがある。岐阜羽島にのりいれるバスとして、名阪近鉄バス、羽島市コミュニティーバス、海津市コミュニティーバス、輪之内町自主運行バスのよっつがあることがわかった。
ロータリーのよこをとおって岐阜羽島のきたぐちにむかう。
みぎてにロータリーのむこうをみると、ばかでっかい道路がぶちあたってきとるのがわかる。クルマでこのえきにくることしかかんがえてないのか。えきまえをこんなでっかいロータリーとばかでっかい道路に占領されとったじゃ、えきまえのにぎわいなんかうまれようがない。
岐阜羽島のえきにはいったとこで、時刻表をみてみる。1時間に2本なのはわがみかわあんじょうとおんなじだけど、2本ともこだまじゃなくて、1本はひかりなのがすごい。東京にいくのにこだまなんかつかえたもんじゃないだ。いや、岐阜羽島、つかえるえきだわ。接続する竹鼻線も1時間に4本の運行があるし、これなら竹鼻線沿線のひとたちにとってもつかえるえきだ。
ところでひるごはん。竹鼻のまちでもめしやさんをさがすことができんかっただけど、岐阜羽島のえきのまわりにもめしやさんはすぐにみあたらんくて、けっきょく、コンコース内にあった食券機のみせでてんどんとそばの定食を注文。
新羽島から江吉良まで(羽島線)
(102) 岐阜羽島から新羽島をみる
(103) 新羽島 - 笠松いきふつう(新羽島いきふつうのおりかえし)(6820編成2両きんぎょばち)
岐阜羽島の見学をおえて新羽島にもどる。あとはかえりみち。おりかえし新羽島13時6分の笠松いきふつうになる電車がはいってきて、これにのる。ついた電車からは高校生もなんにんかおりてきた。新幹線との接続駅でもあるだけど、周辺には住宅もあって高校生がつかうえきでもあるだ。
(104) 笠松いきふつう - 新羽島しゅっぱつ、(105)、(106) 新羽島-江吉良間
新羽島をしゅっぱつ。高架をくねくねひがしにすすむ。
(107) 笠松いきふつう - 新羽島-江吉良間、(108) 江吉良、(109) 江吉良 - 笠松いきふつう
13時8分、地平におりてひだりにまがったとこで、江吉良(えぎら)にとうちゃく。
江吉良から笠松まで(竹鼻線)
江吉良(えぎら)はいったんかいさつをでて、こっからみなみにのびる廃線あとをみにいく。
(111) 江吉良みなみふみきりから江吉良をみる、(112) 江吉良みなみふみきりからみなみをみる
いや~、こっからみなみに大須までの6.7キロ、線路がのびとっただ。バラストがまいてあるだけの廃線あとがかなしい。一部に太陽光発電のパネルもおいてある。
えきはただ郷(ごう)のなかにあるっていうだけで、えきのまわりにどこにいくっていうとこもなくて、すぐにえきにもどる。駅舎だけやけにりっぱだ。江吉良はながらく休止状態にあったもんを、羽島線が分岐するときに復活させたもんで、ほのときにあたらしく駅舎もつくっただ。まわりには自転車がいっぱいおいてあって、そこそこの利用があることがわかる。
(114) 江吉良 - 笠松いきふつう(3102編成2両きんぎょばち)、(115) 笠松いきふつう - 江吉良しゅっぱつ
かいさつをはいって、江吉良13時24分の笠松いきふつうにのる。進行方向はきたで、すぐに道路をこえる。
地平におりてすぐに、しましきホームの羽島市役所前に停車。
(118) 羽島市役所前 - 新羽島いきふつう(6823編成2両きんぎょばち)
新羽島いきふつうのとうちゃくをまって、しゅっぱつ。こっからつぎの竹鼻までのあいだは、ゆいつ、いきにのらんかった区間だ。
(119)、(120) 笠松いきふつう - 羽島市役所前-竹鼻間
竹鼻の市街地のなか、電車はおおきくみぎにまがって進行方向をひがしにかえて、ほのあとちょこっとひだりにまがる。
(121) 笠松いきふつう - 逆川をわたる、(122) 竹鼻
逆川(ぎゃくがわ)をわたって、みぎかためんホームの竹鼻に停車。東西の大河、木曽川と長良川がみなみにながれるのに、この逆川だけ逆のきたにながれるっていう、あの逆川だ。
進行方向がきたにかわって、ひだりかためんホームの不破一色(ふわいしき)に停車。
ひだりかためんホームの須賀(すか)に停車。
(125)、(126) 笠松いきふつう - 南宿(新羽島いきふつう(6818編成2両きんぎょばち))
相対ホームの南宿(みなみじゅく)に停車。さきにまっとった新羽島いきふつうといきちがい。つぎの柳津(やないづ)とのあいだでやけにはよはしっとるなっておもって速度計をみると時速90キロ。たぶんこのときが最高速だった。線形もわるく、まくらぎもきのまくらぎのまま。てこいれして高速化をはかりたいとこだ。
進行方向がひがしにかわって、みぎかためんホームの柳津(やないづ)に停車。
道路ごえをしながらひだりにまがって、進行方向をきたにかえる。
(129) 笠松いきふつう - 西笠松、(130) (新羽島いきふつう(6820編成2両きんぎょばち))
相対ホームの西笠松に停車。新羽島いきふつうのとうちゃくをまって、しゅっぱつ。
(131)、(132) 笠松いきふつう - 笠松、(133) 笠松 - 笠松いきふつう(3102編成2両きんぎょばち)
13時43分、笠松は1番のりばにとうちゃく。竹鼻線から名古屋本線岐阜方面にのりかえ。
笠松から岐阜まで(名古屋本線旧笠松線区間)
(134) 笠松 - かいさつ、(135) 須ヶ口いきふつう
竹鼻線から名古屋本線岐阜方面へののりかえはかんたんだ。おりた1番のりばとおんなじホームはんたいがわの2番のりばにくる電車をまつだけでいい。まつうちに、名古屋本線名古屋方面ホームである3番のりばに須ヶ口(すかぐち)いきふつうがはいってくる。
(136) 笠松 - 須ヶ口いきふつう、岐阜いき特急、新羽島いきふつう
すぐに2番のりばに笠松13時49分の岐阜いき特急がはいってきて、ぜんぶののりばが電車でうまる。みごと。
(137) 笠松 - 岐阜いき特急、(138) 岐阜いき特急 - 笠松しゅっぱつ
さて、岐阜いき特急にのりこんで、しゅっぱつ。進行方向はきた。
(139) 岐阜いき特急 - 岐南、(140) (豊橋いき快速特急)
岐南(ぎなん)を110キロで通過。はやい。豊橋いき快速特急とすれちがい。
茶所(ちゃじょ)はゆっくり通過。
進行方向がにしにかわって加納(かのう)もゆっくり通過。
(143) 岐阜いき特急 - 岐阜てまえ、(144) 岐阜、(145) 岐阜 - 岐阜いき特急
進行方向がきたにかわって、13時54分、岐阜は1番のりばにとうちゃく。竹鼻線のたびをおえる。
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- 乗車記録 - 2018年7月18日、すいようび、平日〔后編分〕
(さんこう)
- 竹鼻線のたび〔前編〕 - 2018年7月18日 - あきひこゆめてつどう|2018/08/02
- 2018年7月18日、竹鼻線(たけはなせん)のたびをした。岐阜をしゅっぱつして名古屋本線で笠松までいって、笠松で竹鼻線にのりかえて竹鼻までいって、竹鼻のまちあるきをして、竹鼻のつぎの羽島市役所前からまた竹鼻線と羽島線で新羽島までいって、新幹線の岐阜羽島のえきをみて、おりかえし江吉良(えぎら)でとちゅう下車しながら岐阜にもどるっていうたびだ。
- 1921年、竹鼻線は竹鼻鉄道のてによって笠松から竹鼻までのあいだで開業した。この7年まえに岐阜から笠松までのあいだは美濃電気軌道の笠松線として開業しとって、こいで竹鼻のまちが岐阜につながっただ。笠松線が名古屋本線の一部となって名古屋方面とつながるのはまんだあとのことになる。この時点で岐阜からみなみ方向にのびる鉄道は、この笠松線、竹鼻線だけだった。ほの竹鼻のまちがどんなまちか、いっかいあるいてたしかめてみたかった。
- 竹鼻線は竹鼻からさらにみなみにのびた。1929年に大須まで延伸開業。大須って名古屋だけじゃなくて岐阜県にもあるだ。ほいから1982年には延伸区間のふたつめのえき江吉良から分岐して新羽島につながる羽島線ができた。ところが2001年に江吉良から大須までのあいだが廃止になる。竹鼻線の終着駅が大須から新羽島にかわったようなかたちだ。こんかい、江吉良でおりて廃線あとの一端もみてきた。路線名は竹鼻線から羽島線にかわるけど、電車の終点、新羽島までもいってきた。
- こんかいのたびをぜんぶいっぺんにけいさいするとながくなるため、前編、后編にわけた。まずは前編として、岐阜をしゅっぱつしてから竹鼻のまちあるきをするまでのようすを紹介する。
- 新羽島の「公共交通のご案内」 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2018/07/31