名鉄広見(ひろみ)線 ピンチ!

どうにも ぴんと こん なまえだ。沿線に 広見などと いう 市や 町は みあたらんし、おんなの ひとの なまえ みたいでも あるし。

広見(ひろみ)線とは 犬山から 新可児(しんかに)を へて 御嵩(みたけ)に いたる 延長 22.3キロの 路線だ。新可児では JR太多(たいた)線の 可児駅に 連絡する。蛇足ながら 太多線ってのも ひどい ネーミングだ。りょうはしの 美濃太田と 多治見の かしらもじを くみあわせた なまえなのだろうが、だいたい 「たいた」って よめんし、きいた ところで なんの 連想も できん。広見線の ほうは よく しらべると、可児の ことを むかしは 広見と いった ことも ある ようだ。

名鉄 路線図 名鉄名古屋−御嵩 (みたけ)間
名鉄 路線図 名鉄名古屋−御嵩 (みたけ)間
名鉄 広見線 路線図 犬山−御嵩 (みたけ)間
名鉄 広見線 路線図 犬山−御嵩 (みたけ)間

名鉄広見線 データ】

路線 区間 距離 運行頻度
名鉄犬山線 名鉄名古屋−犬山間 28.2キロ
名鉄広見線 全線=犬山−御嵩(みたけ)間 22.3キロ
名鉄広見線 犬山−新可児(しんかに)間 14.9キロ 1時間に ふつう電車が 4本
名鉄広見線 新可児(しんかに)−御嵩(みたけ)間 7.4キロ 1時間に ふつう電車が 2本
区間 距離 (さんこう)
名鉄名古屋新可児 43.1キロ 名鉄名古屋−美合駅=42.4キロ)
名鉄名古屋御嵩(みたけ)間 50.5キロ 名鉄名古屋−本宿間=49.3キロ)

広見線を 直通する 電車は なく、新可児御嵩間は この あいだだけで 往復運行を おこなう。また、犬山線から 犬山−新可児間に のりいれて くる 電車も あさゆうを のぞき ない。と いう ことで、名鉄名古屋から 終点の 御嵩までは 2回の のりかえが 必要に なる。

名鉄名古屋から 御嵩までの のりかえ例】

  • 所要時間: 1時間 3分
  • 料金: 960円
名鉄名古屋本線 快速特急新鵜沼いき
10:22 名鉄名古屋
10:48 犬山 着
名鉄広見線(3分で のりかえ)
10:51 犬山 発
11:10 新可児
名鉄広見線(4分で のりかえ)
11:14 新可児
11:25 御嵩

のりかえは それぞれ 3分まち、4分まちと 短時間で あり、接続は いい。

いま、この 名鉄広見線が ピンチだと いう。


80点以上の答案持参ならコロッケをサービス

御嵩町に ある、高校生らの 行列が できる コロッケの 「ユタカ店」。店頭に 「高校生諸君…一生懸命頑張ってネ」の げき文。店主の 森島豊さん(79才)が 数年 まえ、高校教師の 「生徒が 勉強せん」との なげきに 発奮、80点 以上の 答案 1枚を 持参すれば コロッケ 2個を 進呈する “檄的な サービス”を つづけとる。

先週、じもとの 東濃高校の 女子生徒が 過去最多の 7科目で 14個をゲット。40年 ちかい みせの 定番は、くろコショウの きいた あまからの コロッケ(1個 40円)だが、約 10かに 1回 つくる 「カレーコロッケ」は 常連の うらメニュー。

胃腸を 切除する 大病を わずらった いまは 「つくりおきや 保存は せん。うりきる 分のみ つくる」と、1日 約 600個に 限定、午後 5時までには 完売すると いう。ファンから 「あかじの 名鉄広見線の 存続の ため、駅うり しては」の こえも かかる。

(2008年01月02日 岐阜新聞 Web)


広見線存続など考える会設置へ 〜可児、市民から委員募集〜

新可児御嵩間の 存廃問題が 浮上しとる 名鉄広見線など 地域の 公共交通機関の 利用活性化を はなしあう 協議会を 可児市が 2008年 3月末に 設置する。委員の 一部を 市民から 募集しとる。

協議会は 市民や 識者、岐阜県、くにの 担当者ら 20人で 構成し 2009年 3月までに 4回 程度 ひらく。コミュニティーバス 「さつきバス」と 名鉄広見線の ふたつが 協議項目に なる。

広見線 新可児御嵩間は 名鉄が 両市町に、これ 以上の 維持は 困難」と し、年末までに 自治体と して かんがえかたを まとめる よう うながしとるが、可児市御嵩町と 歩調を あわせ 存続を もとめて いく 方針。協議会では 御嵩町の 鉄道問題懇談会と 連携しながら 利用促進策などを さぐる。

(CHUNICHI Web 2008年2月20日


存続へ 対策費計上 〜御嵩町が 一般会計予算案〜

御嵩町は 2008年 2月 25日、名古屋鉄道廃線を 検討しとる 名鉄広見線新可児御嵩間」 (7.4キロ)の 存続に むけた 利用促進策などを もりこんだ 2008年度の 一般会計当初予算案を 発表した。

名鉄は 2007年 11月、広見線の あかじを 理由に 御嵩町と 可児市に 財政支援策などを もとめとる。御嵩町では 沿線住民や 岐阜県立 東濃高校の 利用者への 影響が おおきいと して、存続に むけた 利用促進策の 検討や 町民を まじえた 懇談会の 実施費用と して 190万円を 計上した。

この 区間は、平日 83本 運行し、2006年度の 輸送人員は 1日あたり 2,257人で、10年 まえに くらべて 半減しとる。名鉄に よると、年間 約 2億 400万円の あかじを かかえ、100円の 収入を えるのに 必要な 費用を しめす 営業係数は 356円。この 区間に 接続しとった 八百津線(明智-八百津間)は、2001年に 廃線に なっとる。

(2008年2月26日 読売新聞)

じつは 広見線には むかし のった ことが ある。名鉄岐阜市内線や 揖斐線美濃町線などが 廃止される 直前だから、2005年の ことだ。犬山で のりかえたか のりかえんかったか わすれちゃったが、新可児までは 急行で いった ような 気が する。これも、いまは あさゆうを のぞき ふつう電車しか ない。名古屋方面から 新可児方面へは 犬山で スイッチバックするのだが、新可児では また スイッチバックする。ここでは どこかへ えだわかれする わけでも ないのに スイッチバックするだ。ただ、改札を でて、JR可児駅に 連絡する。ぜんぜん はなれとる わけじゃ ないので、駅を 統合して もらいたいとも おもうが。

この さきは 1時間に 2本の ふつう電車に のりかえる。直通電車は その ときも なかった。新可児までの なにげない 景色とは 一変する。そう、いわゆる ノスタルジーって やつだ。こぢんまりと して ノスタルジックな やまざとの 景色の なかを レトロな 電車が はしる、って いう ふうに 大正ロマンを 感じさせて くれる。終点の 御嵩駅も 期待に たがわず むかしの あたたかみを たたえた 駅だ。

がんばれ 名鉄広見線



(さんこう)