川崎市縦貫鉄道計画

川崎と いえば かつては 公害の まちとも いわれた ほどで、京浜工業地帯の イメージが つよいが、実際の 市域は 工業地帯の 海岸部から 西北方向、多摩川右岸に そって 内陸部に ほそながく のびて いく。いわば、京都の まちや(町家)の ように、まぐちは せまいが おくゆきが ふかいと いう 形状だ。

川崎市 鉄道路線図
川崎市 鉄道路線図

この ほそながい 川崎市域を どの ように 鉄道路線が はしっとるか。

ほとんどの 路線が ここを よこぎるのだが、海岸に ちかい ほうから、京急 本線、JR 東海道線、JR 横須賀線、東急 東横線(とうよこせん)、東急 田園都市線小田急 小田原線、京王 相模原線の 7本で、いずれも 東京方面に いたる 各社の 基幹路線だ。えだ線と して、京急 本線 京急川崎駅から 海岸方面に 小島新田駅まで 大師線が のび、小田急 小田原線新百合ヶ丘駅から 内陸部に むかって 小田急 多摩線が のびる。

一方、ここを 縦断する 路線は JR 南武線の 1本だ。川崎駅から 尻手駅武蔵小杉駅溝の口駅登戸駅稲田堤駅と 市域を すすむ ものだ。なお、尻手駅からは 海岸方向に 浜川崎駅までの 支線が ある。

川崎市は この 状況を うれえてか、市域を 縦断する 鉄道を まあ 1本 計画しとる。うえの 路線図の なかに フリーハンドで かいて あるのが それだが、川崎駅から 武蔵小杉駅宮前平駅新百合ヶ丘駅に いたる 地下鉄だ。さらには 京急 大師線小田急 多摩線への のりいれも 視野に いれとるらしい。

川崎市の 地下鉄計画 (FujiSankei Business i.)
川崎市の 地下鉄計画
(FujiSankei Business i.)

この 計画で きに なるのは、ふつうに 地上を はしる 鉄道では なく 地下鉄で ある ことと、当初の 標準軌から 狭軌に かえて しまった ことだ。ともに 高速性や 安定性を 犠牲に する ものだ。新規に 敷設する 路線が なんたる ことか。



(ねたもと、さんこう)