JR 金沢駅の 列車本数

米原の しらさぎ 5号
米原の しらさぎ 5号

こないだの どにち、2月 むいかと なのか、特急 しらさぎで 金沢に いって きた。現地では 北陸鉄道浅野川線石川線に のった 以外、JR 北陸本線 金沢から 西金沢までの ひとえき間 3.7キロ、ふつう電車に のった。わずか 3分間の 乗車で 表定速度は 時速 74.0キロにも なるのだが、おもった ほど ふつう電車の 本数が ないのに とまどった。人口 45万もの 都市で あれば、近郊区間は ひんぱんに 電車が いききしとると いう あたまが あったのだ。

そこで、いったい 金沢 発の 列車が 1日に なんぼん あるのかを しらべて みた。

JR西日本 金沢駅 いきさきべつ列車本数表 (土休ダイヤ)
JR西日本 金沢駅 いきさきべつ列車本数表 (土休ダイヤ)

まずは 優等列車の 充実ぶりが めに つく。

福井方面は、大阪いきが サンダーバード雷鳥が あわせて 25本、名古屋いきと 米原どまりの しらさぎが あわせて 16本 あり、大阪系統と 名古屋系統の 列車が ほとんどだ。

富山方面・七尾線方面は、まず にしから きた サンダーバードしらさぎが 金沢を こえて 富山や 和倉温泉などに いく ものが 28本 あるが、これは それぞれ 大阪系統と 名古屋系統に 属する ものだ。つぎに 越後湯沢いきの はくたかが 13本 あるが、これは 越後湯沢で 上越新幹線に 接続して 東京に でる もので、金沢から 東京に でる 最速経路に なって おり、東京系統と いえる。ちなみに、はくたかは 越後湯沢の すこし てまえで 三セクほくほく線を とおるのだが、ここで 狭軌鉄道 最速の 時速 160キロ 運行を する ことでも 有名だ。ほかに 東京系統と して、寝台特急 北陸と 夜行急行 能登が 上野に いくが、この 3月の ダイヤ改正では 消滅して しまう。

大阪、名古屋、東京の みっつの 系統 以外には、大阪−札幌間の 寝台特急 トワイライトエクスプレスや 大阪−青森間の 寝台特急 日本海などの はなやかな 列車も ある。

ここで 疑問を いだいた。これまで みた ように、金沢は 東京よりも 大阪や 名古屋と より 密接に むすびついとる。それなのに 新幹線は さきに 東京方面が 完成する。

米原駅に 停車中の しらさぎ 5号 あ 米原駅に 停車中の しらさぎ 5号 い 金沢駅に 到着した しらさぎ 5号
米原駅に 停車中の しらさぎ 5号
金沢駅に 到着

つぎに ふつう列車を みて みる。

いちばん おおい 富山方面でさえ 45本しか ない。1時間に 2本ていどと いった ところだが、パターンダイヤでも なく、9時台などは 1本しか ない。また、富山方面は 29本、七尾線方面は 26本と、いちじるしく 実用性の ない 本数だ。

もう いちど 新幹線に 関連して いうと、はくたかは 新幹線に おきかわるので、三セクに 移管される 並行在来線を はしるのは 1日に 29本の ふつう電車だけに なるのだ。優等列車と ふつう列車を あわせても そんなに ボリュームが ないのに、優等列車だけの ために べつ線で 新幹線を つくるのは 過大投資だと おもう。在来線を 改軌して 新幹線を はしらせる ように した ほうが いい。

JR 金沢駅 正面 JR 金沢駅 正面の 門 JR 金沢駅 ホームの 列車案内 JR 金沢駅の 小松いき ふつう電車
金沢駅 正面 (2枚)
ホームの 列車案内
小松いき ふつう電車
(乗車 データ)
(2月 むいか)
特急 しらさぎ 5号=名古屋 9:57 → 12:50 金沢 〔256.5キロ〕
(2月 なのか)
北陸本線 ふつう電車=金沢 13:29 → 13:32 西金沢 〔3.7キロ〕
特急 しらさぎ 14号=金沢 16:49 → 19:46 名古屋 〔256.5キロ〕

列車本数の はなしを きりあげ、こんかい 乗車した しらさぎの 印象を しるして おわる。

表定速度は いきが 89.0km/hで かえりが 86.9km/hと、そこそこの はやさだが、東海道線北陸本線ともに 線形は よく、まあ ちょっと はやく はしって はしれん ことも ない ような きも した。のりごこちは 硬質で ここちよく、かたみち 3時間も 苦に ならん。とくに かえりは となりの 席も あいて おり、よけいに 快適に かんじた。しらさぎは 米原 発と 名古屋 発が 半々に あるが、名古屋から いく ばあい 新幹線から のりかえた ほうが はやいと おもわれ、すべて 米原 発に しても よさそうな ものだが、やはり 「のりかえなし」を このむ ひとも おおいと みえる。「のりかえなし」でも 米原で 方向転換を する てまは あるのだが、のりかえで 階段を のぼりおりせにゃ いかん ことと くらべれば なんでも ない。

車両の スタイルは、かたほうが スラントノーズで かたほうが のっぺらぼうだ。もちろん スラントノーズの ほうが かっこいい。のっぺらぼうの ほうは 高運転台で その したは 鉄板で おおわれとるので 前面展望は のぞむべくも ないのだが、スラントノーズの ほうは えられる はずの 前面展望が 運転席 うしろの 非透明の かべで さえぎられとる ことが くやしかった。



(さんこう)