長野電鉄 屋代線 (やしろせん)の 廃止が 決定 〜39.4km/h〜

にほんで いちばん ながい かわが 信濃川 (しなのがわ)だ。厳密に いうと 下流の 新潟県だけが 信濃川で、より ながさの ながい 上流の 長野県は 千曲川 (ちくまがわ)だ。


で、その 千曲川の ひがしがわを 屋代から 須坂 (すざか)まで はしるのが 長野電鉄 屋代線だ。屋代は 千曲市の 中心駅で、しなの鉄道と 接続する。須坂は 須坂市の 中心駅で、おなじ 長野電鉄長野線との のりかえ駅だ。中間 部分は ほとんどが 長野市に なる。千曲川の にしがわに ある 長野市の 中心 市街地に いく こと なく、とおまきに しながら はしるって わけだ。


ちなみに、長野線は 長野市の 中心市街地に あって JR東日本と 接続する 長野から 千曲川を ひがしに わたって 須坂に いたり、さらに きたに むきを かえて 終点 湯田中 (ゆだなか)まで いく 路線だ。


長野電鉄 屋代線 路線図
長野電鉄 屋代線 路線図

中学校の 地図帳を ひらくと、長野の へんに 国鉄とは べつの 路線が ある。それが 長野電鉄だった。大都市圏じゃ ない、こんな とこでも 私鉄が やっとるって ことが うれしかった。


それが こんかい、長野電鉄の 一部が 廃止に なるって きいて かなしく なった。




〔ここから 引用〕



活性化 協議会に よる 廃止の 決定

  • 2月 ふつか、活性化 協議会を 開催。
  • 3案を 提示し 委員 多数決で 方針 決定する ことを 事務局が 提案。
  • これに たいし、「やるべき ことを やっとらんのに、行政 がわが 多数決で きめて いいのか」 (識者 代表の 古平浩 委員)、「住民も 行政に たよらず、努力しとる。結論を ださんで ほしい」 (長野市の 若穂 地区 住民 自治 協議会 会長の 星沢重幸 委員)など、採決に 反対する 意見も でた。
  • しかし、酒井登 会長は 「多数決で きめる ことは 去年の 12月の 活性化 協議会で きめた こと」と し、無記名に よる 投票を 実施。

事務局の 提示した 3案
  1. 鉄道 存続の ための 実験 継続
  2. 鉄道を 休止、バス 代替の 実験 開始
  3. 鉄道を 廃止し、バスに 転換

投票 結果
  • 3.「鉄道を 廃止し、バスに 転換」が 14票
  • 1.「鉄道 存続の ための 実験 継続」が 11票
  • 白票が 1票


活性化 協議会は 今後、バスの 運行 ルートなどの 検討に はいるけど、沿線 住民や 長野市 議会、千曲市 議会からは 「実験 継続」の 要望も でとる。「(投票に よる 決定は) 前例が ない」 (国土交通省) ことも あって、さきゆきに 不透明な 部分も のこる。



  • 活性化 協議会は 今後、地域 住民の 意見を ききながら、代替 バスの ルートなどを 決定。

  • その うえで、長野電鉄は、くにに 屋代線の 廃止 とどけを だす。

  • バス 運行の あかじ分は、くにの 交付金と 3市が 補てんする。



〔これまでの 経緯〕

  • 屋代線の 利用者数は 1965年の 330万人を ピークに 2007年度は 48万 5千人にまで 減少、1億 8千万円の あかじと なった。
  • 累積 あかじも 50億円を こえ、長野電鉄の 経営を 圧迫しとった。
  • この ため 2009年 はるに 3市は 活性化 協議会を 設置、存続の みちを さぐって きた。

    長野電鉄 屋代線 活性化 協議会】
    (会長=長野市 副市長 酒井登)
    (事務局=長野市、須坂市千曲市

  • しかし 長野電鉄の 路線 廃止の 意向は かわらず、3市も 廃止 容認に かたむいとった。


活性化 協議会の あとの 記者 会見
  • 酒井登 会長
    「早急に バス 路線の 検討を おこない、住民の 移動の 手段の 確保を はかりたい」
  • 長野電鉄の 笠原甲一 社長
    「今度 どの ような 代替 バスを はしらせるかは 協議会で 議論して もらい、責任を もって あたりたい」

〔これまでで 引用 おわり〕




地図を みても 沿線 人口は とてもは おおそうには みえん。そのうえ 長野に ちかづく こと なく、かわの 反対 がわを はしる だけの 屋代線に いきる みちは ないのか。




(ねたもと)

(さんこう)

長野電鉄 屋代線 周辺 地図 (まぴおん)
長野電鉄 屋代線 周辺 地図 (まぴおん)

しなの鉄道 路線図
しなの鉄道 路線図