東北新幹線運行再開状況　〜はよつながれ、2,000キロ！〜

3月 12日の九州新幹線全線開業で、鹿児島中央から新青森まで 2,000.8キロがつながるはずだっただけど、直前の 3月 11日 14時 46分、ひがしにほん地震が発生して東北新幹線 674.9キロがストップした。

以下、東北新幹線を中心に運行再開状況をみてみる。

3月 15日、東北新幹線東京−那須塩原間運行再開
〔152.4キロ〕

栃木県さくら市の自宅にかえる長島敦子さん 45才は、むすめの綾美さん 22才の大学の卒業演奏会に出席するためにいっしょに上京したけど、地震でもどれずにおった。レンタカーでかえろうとしたけど、「クルマはあるけど燃料がない」といわれた。長島敦子さんは「停電のはなしもあるし、今後も心配。それでもわたしたちは人的被害がないで」と被災地をきづかった。（あさひ）

横浜市の男性会社員 47才は、別荘であしどめになっとるつまをむかえにいくために、那須塩原にむかった。つまは福島第一原発の現状に不安をかかえとるといい、男性は「かおをみたら、だいじょうぶだよといってやりたい」とはなした。（あさひ）

並行する東北本線東京−黒磯*1間は 3月はつか現在運行中。

3月 15日、津軽海峡線青森−函館間の全線で運行再開

青森−函館をむすぶ津軽海峡線は運行を再開したけど、15日は特急スーパー白鳥の 2往復にとどまっとる。つなみで冠水した函館駅の完全復旧に時間がかかっとるためで、以前の 10往復運転のめどはたっとらん。（3月 16日よみうり）

3月 16日、青い森鉄道青森−八戸間運行再開

3月 17日、青い森鉄道八戸−目時（めとき）間運行再開

これで青い森鉄道は青森−目時間の全線で運行再開。

3月 18日、ＩＧＲいわて銀河鉄道盛岡−目時間の全線で運行再開

3月 18日、秋田新幹線盛岡−秋田間の全線で運行再開

ひがしにほん地震で運転みあわせがつづいとった秋田新幹線は、18日から盛岡−秋田間で運転を再開する。18日は 6両編成のこまちが 4往復する。（あさひ）

在来線の田沢湖線（盛岡−大曲間）が 18日に全線で運転を再開。奥羽線の秋田−大曲間はすでに運転再開しており、盛岡−秋田でこまちの運行が可能になった。（あさひ）

仙台市青葉区の会社員小松美智子さん 48才は、長女 13才を青森の実家にあずけるために仙台発盛岡いきのバスに 3時間ならんでやってきた。小松美智子さんは「仙台はみずもでんし、たべものもうっとらんのに盛岡は別世界。原発が心配でむすめだけでもたすけたい。あずけたあと物資を調達し、しょくばのひとにとどけます」とはなした。（あさひ）

福島県郡山市の主婦高橋真理子さん 60才も盛岡を経由して青森にむかった。「原発でがんになりたくない。政府が避難勧告をださんでむすこがまんだ郡山ではたらいとる。政府ののんびりした対応はどうにかならんか」（あさひ）

岩手県山田町の会社員昆達雄さん 34才は震災ですまいをうしない、知人がおる秋田にむかった。「山田では津波以降、毎日緊張しとったけど、盛岡にたどりついたとき、ほっとした」（あさひ）

こまちにのって盛岡におりた会社員男性 54才は大船渡で被災した親類にあうため、神奈川から秋田を経由して岩手にはいり。「おばはあしがわるいのでせわをしてあげたい」とかたった。（あさひ）

3月 23日東北新幹線盛岡−新青森間運行再開みこみ
〔178.4キロ〕