3月 はつか、ぶらっと 西尾駅に おりると、名鉄バスとは ちがう バスが なんだいか とまっとった。ちかづくと 六万石くるりんバスって かいて ある。
いまや どこの 自治体にも ある コミュニティー バスって やつだ。わが 安城 (あんじょう)には あんくるバスが あり、ここ 西尾は 六万石くるりんバスって わけだ。たんに くるりんバスじゃ なくて、わざわざ 六万石ってのを つけたのは、五万石の 岡崎より 西尾のが おおきいだぞって いう 自慢だ。ちなみに 岡崎の コミュニティー バスは 単純に まちバスって いう なまえだ。
バス停には 標識が 3本 たっとって、ここを 起点に みっつの 路線が でとる ことが わかる。どれも 循環線では あるけど、みぎまわり ひだりまわりの 双方向 あるのは このましい。ただし 便数は コミュニティー バスの つねで すくなく、どの 路線も 1日に みぎ ひだり 5便ずつしか ない。
どの 路線も みぎまわりが 14時 ちょうどに 出発するって いう なかで、米津駅に いける 市街地線の バスに のる。米津駅は 西尾駅から あがり 方面に 3駅 いった とこに あって、わがやに ちょっと ちかづく。
バスは 市街地線が あか、西廻り線が みずいろ、東廻り線が きみどりと いろわけされとる。
14時、あかいろの 市街地線 バスが 西尾駅を 出発。
バス停が あるのは 駅の おもてがわに あたる にしがわで、こっから ひだりまわりに まわって、駅 みなみの 高架を くぐって ひがしの 方向に いく。米津へ いくのに はんたい 方向に きちゃったじゃんかって おもう うちに 市役所に 到着。ここまで みずいろの 西廻り線 バスの あとを つく。
コミュニティー バスだで とにかく 市役所に いってから きたの ほうに いくだなって 理解。
市役所を でた あとは、まえを いく 西廻り線とも つぎの 信号で おわかれと おもいきや、おんなじ ように みぎに まがって みなみに いくのに おどろく。けっきょく、市街地線の バスは この あと おおきく みぎに まわって、また 線路の にしに でてから きたに むかう。西廻り線の バスとは 線路の ひがしに おる うちに わかれた。
ぱらぱらと のりおりが ありながら、数人の 乗客を のせて 市街地線の バスは すすむ。車内の 天井の 段が ついた とこに バス停 いちらんが おおきく はって あって、つぎは どこ、つぎは どこってのが とってもわかりやすい。
きたに むきを かえて さいしょの バス停が 文化会館。文化センターじゃ なくて 文化会館って いう とこが 西尾らしく 格調が たかいと 感心。ここは バス停が しきち内に あって、なかを くるんと まわって みちに もどる。
この あと、歴史公園西だとか 図書館・岩瀬文庫西だとか いう バス停を とおって、まちの なかの にしの ほうの 部分を きたに すすむ。だいぶ 矢作川 (やはぎがわ)に ちかづき 西尾高東って いう バス停が ある。なんだか 西尾東高校と まぎらわしいで、この バス停は 単純に 西尾高校で いいじゃんか。
これまで ずーっと まちなかを はしって きとって、この あと 矢作川を こえて 米津駅に いたるまでも まちなかじゃ ない とこは なく、市街地線って いう 路線名に いつわりは ない。西尾に くると いつも おもうだけど、たんぼだとかが はさがらんで、まちが ひとかたまりに なっとるのが すばらしい。
米津駅に 到着し、みじかい みじかい バスの たびを おえる。
(さんこう)