笠間市なのに 友部駅?

茨城県に 笠間 (かさま)って とこが ある ことは おぼろげに しっとった。ところで かさま観光大使の かつやくを しって、ばしょを 再確認して みたら 友部 (ともべ)って いう 駅が 代表駅に なっとった。東京から 104.6キロの きょりに ある 常磐線 (じょうばんせん)の 駅で、水戸線が 分岐する 駅でも ある。ちなみに、水戸線は 東北線の 小山 (おやま)と 友部を むすぶ 全長 50.2キロの 線だけど、この かんに 水戸は なく、友部から 常磐線で ひがしに 16.5キロ いった とこに あるって いう おかしさだ。ほじゃ 笠間って どこ いっただ?って おもって しらべたら、あった。友部から 水戸線で にしに 6.9キロ いった とこに、笠間って いう 駅が ちゃんと あるだ。なのに なんで 笠間市の 代表駅が 友部なのか しらべて みた。

笠間市の 地図 (あきひこ)
笠間市の 地図 (あきひこ)

まず、いまの 笠間市は 2006年 3月 19日に 合併して できた 市だって ことだ。旧 笠間市、旧 友部町 (ともべまち)、旧 岩間町 (いわままち)の みっつが いっしょに なって、人口 7万 8千人の 新 笠間市が できた。

笠間市の 人口=78,181人 (2012年 12月 ついたち 現在)
笠間市=29,617人 (合併した とき)
旧 友部町=35,425人 (合併した とき)
旧 岩間町=16,298人 (合併した とき)
(※ 合併した ときよりも いまの ほうが 人口が へっとる)

ここで 問題が。みっつの なかで なまえが いちばん とおっとるのは 旧 笠間市だけど、人口が いちばん おおいのは 友部町だ。ほじゃ どう するかって かんがえた すえに、「あたらしい 市の なまえは 笠間に するけど、市役所は 友部に おく」って ことで 決着しただと おもう。

また、これに 関連して 常磐線水戸線の 歴史を みても おもしろい ことが わかる。さきに 開通したのは 水戸線の ほうなだ。

笠間市 付近の 鉄道の 歴史
1889年 1月 16日、水戸鉄道の てで 小山-水戸間 66.7キロが 開業。
(同時に 笠間駅も 開業)
1892年 3月 ついたち、水戸鉄道を 日本鉄道に 譲渡。水戸線と なる。
1895年 7月 ついたち、友部駅が 開業。
1895年 11月 よっか、日本鉄道の てで 友部-土浦間 35.0キロが 開業。
1896年 12月 25日、日本鉄道の てで 土浦-田端 (たばた)間が 開業。
(こいで 東京から 水戸までの 常磐線の 原形が 完成)

なるほど、水戸線が 開業した ときには 友部駅も ない 状態だっただけど、ほの あとに こっから 分岐して 東京 方面への 短絡線と なる 常磐線が できた ことで、笠間駅が うらに ひっこんで、友部駅が おもてに でたって わけだ。この ことは、この ふたつの 駅の いまの 列車 運行 本数を みても わかる。

笠間駅の 1日の 列車 運行 本数 【水戸線
水戸 方面=26本 (ぜんぶ ふつう)
小山 方面=26本 (ぜんぶ ふつう)
友部駅の 1日の 列車 運行 本数 【常磐線
水戸 方面=80本 (特急 22本、ふつう 58本)
上野 方面=65本 (特急 21本、ふつう 65本)

人口も おおい、列車 運行 本数も 圧倒的に おおいって ことで、友部駅の ほうに 市役所も できたって わけだ。笠間城も ある、笠間稲荷も ある、笠間高校も ある 笠間駅に とっては ちょっと くやしい 現実だらあね。

第12代 (2012-2013) かさま観光大使 横山加奈美さん 01
第12代 (2012-2013) かさま観光大使 横山加奈美さん

(さんこう)