愛知県内有数の行楽地、香嵐渓(こうらんけい)のある足助(あすけ)までの路盤ができておりながら、けっきょくほのかんにレールがひかれることがなく、西中金(にしなかがね)どまりのまんまだった三河線(みかわせん)。さらに時代がくだって、西中金からてまえ猿投(さなげ)までのかんも2004年3月31日に廃止になっちゃった。ほんな三河線の、晩年に電車からレールバスにかわっちゃってからの写真だけど、秋元隆良さんっていう鉄道愛好家のかたがとられたものをつぎにけいさいしとく。
さなげ - 0.0キロ
みかわみふね - 1.5キロ
しだれ - 4.5キロ
みかわひろせ - 5.8キロ
にしなかがね - 8.6キロ
- (廃止区間の年表)
- 1985年3月じゅうよっか、西中金-猿投間の電気運転を廃止し、レールバスを投入。あわせてワンマン運転開始。
- 2004年3月31日、碧南(へきなん)-吉良吉田(きらよしだ)間とあわせて、西中金-猿投間を廃止。
◇ ◇
いや~、写真みると、まったくかなしくて、むねがつぶれそうだ。
さいしょにかいたとおり、足助までのばしゃじゅうぶんな観光利用がみこめるだし、さらにはむかしの飯田街道(いいだかいどう)にそって飯田まで路線をのばすこともかんがえれる。いまの豊橋からでとる飯田線がひとけのないとこをとおっとるのにくらべやあ、ず~っと利用がみこめるだよ。また、足助からひだりにわかれて明知鉄道(あけちてつどう)の終点、明智(あけち)にのばすのもいいし、みぎにわかれて設楽町(したらちょう)方面にのばすのもいい。要はクルマのまち豊田(とよた)から奥三河(おくみかわ)、伊那谷(いなだに)、東濃(とうのう)とつながることができるのが、この三河線なだよ。2027年には名古屋本線の特急が豊田市までのりいれるようになるっていう。大反抗はほのあとだ。
(さんこう)